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    yuno_tofu

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    yuno_tofu

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    侑李君(プラム君)とアヤ(ゆの)とハフズ(ハウル)を取り巻いた色々と、「そうして彼女は、決意した」の補足纏め。小説書く用に書いたメモなので変わるかもだし、分かりやすさというものは無い。知ってる人向け。

    アヤ中心の補足アヤの罪悪感
    ・親友を救えなかったこと
    ・プラム君を救えなかったこと
    ・両親を恨んでいること
    ・ハフズを殺してしまったこと

    侑李君に対しては (和解するまで)
    ・親友と両親のことはもう言わない。
    ・プラム君を救えなかったことについても言わない。
    侑李君が帰って来てプラム君がどういう存在だったか聞いて、多分ハフズも説得してるだろうから同一人物視は一応出来てるかもしれない。ただそれでも「私を最初に救ってくれたプラム君(の記憶)はもう存在しない」て気持ちはあるし、プラム君を失った(守れなかった)経験は紛れもない本物で、侑李君に対しては「またプラム君のように失いたくない」という気持ちが強そう。それ故に距離を取ってる。(アヤは親友を亡くしたのは自分のせいだと思い、ずっと結望を親友と呼ばなかった(親友になったら結望も居なくなるかもしれないと恐れていた)。それと同じ。自分と居たらまた…と考えて傍に居れなかった)
    あとシェイムさんとの約束を未だ守ってる。
    ・ハフズのことは本当に生きることを許されないレベルで恨まれて然るべきだと思ってる。だからこそ覚えていない侑李君に心配されるのが苦痛だったり。ずっとハフズと侑李君への贖罪で生きていたと言っても過言じゃないかもしれない()

    アヤの願望
    ・弟の件を許さないで欲しい→(弟も侑李君もまず怒ってない)
    ・弟を思い出して欲しい→(これは侑李君頑張ってる)
    ・弟に帰ってきて欲しい→(会いたいと言うよりは幸せになって欲しい)
    ・贖罪の為に生きることを許して欲しい(本気で大切にしてたことは否定しないで欲しい)→(そもそも2人共贖罪願ってない)

    アヤの本音
    ・また3人で仲良く楽しく話したい
    →ほんとはただのか弱い女の子。なのにどうしようもなく優しくて不器用なお姉ちゃんだったから、弱い自分を殺す覚悟を決めてしまった。

    アヤの2人への想い
    アヤは世界の狭間に迷い込む前に、死ぬ程辛かったのは覚えている。リーシュのせいでそのまま本当に自殺しているのは覚えてないけど。
    その後に出会ったのがハフズ。唯一の心の支えで家族と言える存在だった愛犬を亡くしたアヤと、家族になってくれた人。
    そして、プラム君に出会った時もアヤは飛び降り自殺した親友を真似るように屋上に居た。当時はまだハフズと不仲だったし、死ねない体と分かってはいたけれど屋上を見てつい登ってしまった。そこに侑李君が駆け付けて、止めてくれた。
    そうやって2人は死を考えていたアヤを救ってくれた。生きる意味をずっと昔から無くしていたアヤにとって、本当に救いだった。……なのに、自分は2人を救えなかった。
    幼い頃に親友を亡くしてからずっとずっとずっと自分を許せないまま人を救うことに執着していたのに、1番救いたかった人達を、また救えなかった。それがどうしようも無く、アヤには耐え難いことだった。(結果の激重感情)

    ハフズと侑李君の作戦
    侑李君はハフズの生きたいという願いも、アヤを消えさせたくないという本音も聞いていたはず。その為にこうするしか無かったが、侑李君はアヤを食い止めてハフズを見つけなければいけないし、ハフズはアヤが限界になる前にあるかも分からない転生をして帰ってこなきゃいけないしで、完全に奇跡の積み重ねを願うしかない無謀とも言える作戦。
    けれどそれが唯一の3人がちゃんと救われる最善だった。

    (ハフズが居なくなってからのアヤ)
    ハフズと侑李君への罪悪感で生きるのを完全に諦めてた

    侑李君の言葉でハフズが帰ってくる可能性を見出し、今度こそ助けたい想いで生きる決意をし妖に。

    しかし元凶である自分は存在していいのか(このまま全てを隠したまま傍にいるなんて許されるのか)悩む

    何故か消え掛けていたことを知っていた侑李君に安心された事で、実は二人がそれを知っていたことを知る

    少なくとも、(読心術のお陰で)今の侑李君は自分を心配してくれていたことを理解。(ハフズがどういう意図で知っていたのか、そして何故侑李君に教えたのかは分かってない。本当は少し考えれば、アヤが存在ごと消えると知っていて「また会おうぜ」と遺すのはおかしいので、アヤに生きて欲しかった、そしてアヤを心配していたと推察出来る状況なのだが、受け入れられておらず見て見ぬふりしてる)

    以降アヤはハフズの名前を組み込んで「ノア」と名乗り始め、自分の存在を認めてくれた侑李君と結望を強く守ろうとするように。
    泣くことも無くなり、(面越しでも)侑李君の目を見て会話をちゃんとするようにはなるが、弱音も一切吐かなくなる。(頼ってないのではなくダメな吹っ切れ方をし自分の異常に気づいてない。パッと見は立ち直って元気になったように見えるが、食事は1回で食べれる量が非常に少ないし、毎晩のように悪夢に魘されまともに眠れてないし、その上で自分を色々追い込んでる状況。それを結望にずっと心配されていたのもあり、心配させないように…そして早く2人を守れるようになろうと、弥琴宅に泊まる回数も増えていき侑李君と会う頻度も減っていく)

    大儺の修行中何度か死にかけるも、死にたかった(のもあるにはあるが)それより恐怖と痛みがなかった。ただその状態で結望の元にも帰れないので治療の為、尚更弥琴宅に泊まるように。

    しかし弥琴と話す中で幾つか罪悪感を打ち明け、特に親友のことについて少し立ち直る(恨まれてたらとっくに死んでると言われた)。両親の事も弥琴が代わりに怒ってくれて弥琴が特別良い人なんだなと思い心を開く。
    ハフズのことについては既にダメな方に吹っ切れており、弟達の為ならなんでもする覚悟決めてたので修正できず。その事に対しては弥琴は「もっと方法はなかったのか」と少しハフズに(仕方なかったのだろうけどと思いつつも)呆れ気味。

    修行を終え(終わらされ)、ちゃんと結望宅で過ごすように。大儺としての仕事はほぼ無かったので平和に茶屋の手伝い。不眠症は相変わらずだが食事はある程度まともに摂れるように。

    ハウルと出会い、すぐにハフズの生まれ変わりだと気づくも記憶が無いらしいことを知り無理に思い出させない方が良いのではと自分を徹底的に偽りながら支えることに。(覚えていてもいなくても、ハフズの生まれ変わりなら幸せの為に全力を尽くすと決めていた)

    侑李君をリアから庇ったことは、アヤは守れてとても満足してたし安心してた。けど後で怒られた時は自分の存在理由を否定された気になって久々に泣いたし怒った。その後ちょっと気まずい。

    ハウルと侑李君がとりあえずお互いのことを思い出す。
    (アヤは二人がまだ自分とハフズの関係に気づいてないようなので静観。せめてハウルの恋が叶うまでは見守りたいなと思ってた)

    (侑李君は覚えていなかったので偶然だったものの)柴犬のぬいぐるみを貰ったことで、もしかしたらどこかで何か覚えているのかもしれないと淡い期待を抱きつつ不眠症が少しマシになる。
    それでも覚悟(ハウルの為に動く)を変える気は無かったが、リアに「アヤ」と名付けられたことでようやく「自分」を少しだけ出せるように。

    その後ハウルはアヤのことを思い出し、暫く避けられたり色々するが、紆余曲折の末に前世の自分は全く恨んでいない所か心の底から心配していたことを告げ、ハフズしか知らないはずの、そして心配していたことを表す記憶と証拠を突きつけたことで、ようやくアヤはそれを認める。

    ハウル要望?のアヤ主催の答え合わせ回により、3人で過去のすり合わせ。
    アヤはようやくこれまでの行動の理由や心情を打ち明け、2人に対しての「ハフズを殺してしまった」という罪悪感から開放される。

    しかし侑李君とプラム君への罪悪感はまだ残っており、微妙な距離感。(過去話してて侑李君がプラム君時の記憶が幾つか無いままなのを目の当たりにして罪悪感再燃?)

    シェイムさんの助言で侑李君はその事に気づき、アヤとお互い許し合うことで、ようやく昔の仲に戻る。
    以降アヤは恐れることをやめ、侑李君を親友と呼ぶように。



    ifの話
    →もしもアヤが「自分が消えたらハフズも消えてしまう」という理由で生きることを選んでいた場合。
    アヤなら高確率でやりかねないことだし、ハフズもそうなることを予想して消え、いつか誰かに救われるか未来の自分が頑張るかを期待してた、というルート。
    しかしそうなるとアヤがリアから侑李君庇ったのは、ハフズが帰ってきたからもう自分は要らないと思った結果ということになるし、そもそも記録者として生きてる道を選んでたら多分アヤは何にも興味示さなかったし、何も自分に許さなかったかもしれない。記録者というより記録(物)感覚。物なのだからと自由意志を自分に許さない。ただ心を殺して帰り待ってそう。
    なんならハフズのことを鮮明に忘れないようにと自分の現在の記憶が殆ど保持出来なくなりそう。
    ……というのは流石になぁと思い、せめて今生きることくらい誰かに望まれたことであって欲しかったので没にした。
    ちなみにもし万が一にでもシェイムさんに記憶を預けられる(ずっと覚えていてくれる)ことを知った場合は、躊躇わず預けて自殺してたと思う。自分の存在価値を失って、でもやっと決してハフズは消えないんだと安心して。


    「そうして彼女は、覚悟を決めた」の補足。

    余談①
    アヤがもう何から何まで恨まれる要因になると思っているのは、それだけ罪の意識があるということでもあるが、それ以上に「アヤがそれだけ人を恨んでいるから」。だから自分も同じくらい恨まれて当然。
    弥琴もリアもアヤの抱く殺意が強すぎてアヤをまだよく知らない時に1度「人を殺したことがあるのか?」と聞いてしまっているくらい、自身の親、親友を死に追い込んだ者達、そして親友も友達も弟も救えなかった自分を恨んでるし、否定してる。

    余談②
    アヤが月様と結んだ契約の儀式というのはそんな例外的な物ではなく、妖は元はただの生き物か物か霊とかなのでそういう存在が妖になる時にする物。
    結望の父方の実家である東雲家も、ただの狐だった初代が千様と契約して妖になった一家。アヤも霊みたいな物(霊)だから行けるだろうと弥琴が提案した。
    そしてそこに結望ではなく弥琴が立ち会ったのは、力が不安定+初の事で上手く出来るか分からなかった月様からのお願いと、妖になることを勧めた張本人である弥琴なりの責任。つまりこの時アヤは月様とだけ契約を交わしたと思っているが、ちゃっかり弥琴も交わしている。弥琴も契約したのはアヤが初めて。勿論結望もこの事は知らない。

    余談③
    契約でなんの妖になるかは神様の独断という訳ではなく、本人の素質や願いとか神様の想いや加護の影響とか諸々が合わさって決まる。
    アヤが戦闘向きな種族にならなかったのは月様と弥琴の想いによる物とかではなく、アヤが具体的なこと何も考えれてなかったから()
    覚になったのは、アヤのハフズへの感情と月様のアヤに対する印象と弥琴のそうなれば前を向けるんじゃないかという優しさとかが混ざった結果のはず。でもアヤはずっと「特技に似てるからかな」と思っていた。
    ちなみに今のメンタルだったら「覚も良いけど…雪女とかになりたかった…」と言うので、多分雪女やってた。戦えるし日常生活や怪我の手当でも便利だし暑がりには助かるし!とか言いそう()

    余談④
    弥琴がアヤに付けた面は、儀式に挑む当事者以外が直接氏神様のお姿を見るのは恐れ多いとかそういう理由の物。建前上付けていた。
    薄いというか半分くらい透けてるただの布(オーガンジーという生地みたいなやつ?)の面なので、侑李君からはちゃんとアヤの顔が面越しに見えてるはず。
    んで弥琴がアヤに付けた理由は言わずもがな。アヤが強制共有持ちの覚だと気づいたので、結望が被害に遭わないように。
    それをアヤに説明しなかったのはアヤが傷つくだろうなと。なので少しは落ち着いてるだろう後日、あの白布の面を用意してから話そうと思った。実際今聞いてたら酷いことになってたとは思う。アヤはリアに諭されるまでずっと強制共有を「私は人の不幸を願っているのか」と認識して自己嫌悪してたし…。
    後日弥琴から説明を受けた時には既に変な吹っ切れ方をした後だったので、内心では結構動揺してたんだけどそれに気づくこともできず「とりあえずこの布面を付けていたら二人を傷つける心配はない。なら大丈夫」で押し切ってた。
    (それが精神が安定していくにつれ、強制共有を疎む気持ちと自分への失望も膨れていってた)

    余談⑤
    アヤに「消える運命にあること」を教えた少女というのは、世界の狭間に迷い込んだアヤが出会い、狭間や異世界のことを教えくれたとある世界の守護者こと「nou」のこと。
    nouの守る世界にいた人物がハフズの元となった人なので、ハフズからすれば母親に近い存在でもある。
    アヤはnouから消える運命を教えて貰った時に「別に良いですよ。ハフズが笑っていられるなら、それでいいんです。あ、でもハフズには言わないで下さいね」と返していたが、後日違和感に気づいたハフズが聞きに行きnouは直接は言わなかったがハフズの問いに否定をしない事でアヤの状況を伝えた。
    生き物では無いので感情が無いnouでも、知り合った子達には幸せになって欲しかった。




    アヤが侑李君と和解後、昔にした話をもう一度する話。(妄想)
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    それから少しずつ、昔の話をした。
    あの時と同じ場所、同じ時間で、まるで時が戻ったかのように。

    ──両親のこと。親友のこと。そして唯一の家族のこと。

    それらを聞いて、侑李君はあの時と何も変わらない反応をする。理不尽を怒って、やるせなさに辛そうな顔をして、良かった思い出には表情を緩めて。

    ただ一つ変わったのは、少し声が震える私の手をそっと握っていてくれたこと。あの時は触れられなかった温もりが、その優しさが、ずっとずっと何も変わらなかったことを、そしてこれからも変わらないことを、教えてくれる。

    「話してくれて、ありがとうな。辛い話2回もさせて…ごめん」

    「んーん、大丈夫。だいぶ立ち直りました。まぁ時間は掛かっちゃったけど」

    そう言うと侑李君は少し目を伏せて、どこか苦い表情を浮かべる。けれど私は、もう虚勢ではない笑顔を返した。

    「ラギさんとかね、結望ちゃんとか、リアが助けてくれたの。侑李君が私の存在繋いでくれたから、助けられに行けたよ。もう全部が全部全く気にしてないなんてことは無いけど……でも、今をちゃんと笑ってられるくらいには私も成長したよ」

    隣を向いて、クスッと笑う。
    今はもう大丈夫なんだって、1人で抱え込んでも苦しんでもないんだって、そう言うように。
    ──そしたらきっと、ずっと傍に居てくれた貴方は分かるでしょう?

    「……そっか、なら良かった」

    数度瞬きをして、それから気が抜けたようにふにゃりと笑って安心したようにそう呟く。それがなんだか嬉しくて、釣られて私も表情を緩めた。
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    とか、そんな話をしていそうというメモ。
    流石に過去についての細かい返答というか反応を妄想は出来なかったのでこうなっちゃった…!!無念()

    ちなみにアヤの話は
    「まずは…両親の事だね。んと…言うなれば虐待家庭育ち。私はずっと彼奴あいつらの人形で、道具だった。でもそれがずっと普通だと思ってたから……とにかく良い子にならなきゃって必死で…」
    昔話した内容は多分ここまで。今なら追加で侑李君の返答次第だけど
    「……私いつも上着脱がないでしょう?この体は妖になってからの物だからそれ以前の傷は無いはず……なんだけど、私が自分には傷があるって意識が強すぎて残っちゃったの。今は…ラギさんとリアが親に怒ってくれて、私が間違ってたんじゃないんだなって思えるようになったけど」
    て話もしそう。侑李君が怒ってくれたら嬉しそうにします。
    「実は最近少しだけ傷が薄くなってね。ラギさんが、このまま過去と決別出来たらそのうち消えるはずだって。だから…ありがとう」
    親の話するのはあんまり辛くなさそう。昔は辛そうだっただろうけど。

    「次は……親友のことだね。ん……これはまだ少し、辛い時もあるかな」
    言いながら少し苦笑いしてたら無理しなくてもいいんだぞ?て心配してくれそう。でもそれは多分昔もだろうから、クスッと笑って前もそう言ってくれたって言いそう。そこから変わるとしたら、手を握っていてくれることですかね。
    「親友とはね、小学生の時に出会って……本当に毎日遊んでたの。ずっと大好きだった。けど……ちょっとした事で、私が知らない間に…虐められててね。助けてあげられなかった。ずっと傍で怪我から守っても、心までは守りきれなかった。それで………飛び降り、ちゃってね。私、追い付けなかった。走って、あと少しで掴めそうだったのに……目の前で、届かなかった」
    流石にトラウマなので声震えてそう。でも手ギュッてしてくれたら少し落ち着く。
    「……ずっと恨まれてると思ってて。けどラギさんに、恨まれてるならもうとっくに祟られて死んでるって言われてね。今でも不安はあるんだよ?でも、ラギさんの言う通り恨まれてないといいなって……今はそう思って、死んでから謝りに行こうって決めてる。……だいぶ待たせちゃうだろうけどね」
    こればっかりはもう真意が聞けないからどうしようも無いけど、アヤなりに頑張ろうとは思ってる。侑李君の返答次第ではハフズと一緒に作ったお墓(気持ち整理の場所。当然空っぽ)があるけど行く?て聞く。

    「最後は…私の唯一の家族のこと。と言っても人間じゃなくて、ただの犬。…家でね、柴犬飼ってたの。勿論本物の犬ね?獣人とかじゃなくて。けど私にとっては、家の中で唯一私を傷つけないどころか、泣いてる時に傍に寄り添ってくれた子だから……犬だとかペットだとかそんなんじゃなくて、もうね、お姉ちゃんって思ってたの。言葉は通じなかったけど、大好きだった」
    柴犬好きだったのか…言われたら
    「…やっぱり覚えてなかったんだ?ぬいぐるみが柴犬だからもしかしてって思ってたけど……でもうん。大好きだよ。だから、ぬいぐるみすっごく嬉しかった」
    すごい嬉しそう。結望からいつもぬいぐるみ抱きしめて寝てるよって聞いたと言われると一気に恥ずかしそうにするけど。
    最後に、
    「実は……世界の狭間に落ちる前に、(愛犬)死んじゃってね。随分長生きな方ではあったんだけど…。それが凄く辛くて、だから突然世界の狭間に来てもなんかもう全てがどうでも良かったの。…自分の本名が思い出せなくても、何も感じなかったくらい。
    侑李君と初めて出会った時も、侑李君私が飛び降りようとしてるんだと思って止めに来てくれて、でも私は欄干に座ってただ下を見てただけだよって言ったでしょう?あれ、本当は嘘。飛び降りたかったの。あの体では死ねないって分かってても、その頃はハフズとの仲も悪かったし……私は家族がもう居ないんだ、誰にも見つけて貰えない1人ぼっちなんだって思うとどうしようもなく辛くて。……そんな時に助けてくれたのが、侑李君だったんだよ」
    優しい表情で言ってそう。ぬぁん返答わかんないッ!

    後は何話したり聞かれるかなぁ。
    少なくとも侑李君が謝ったりすると
    「えー?じゃぁ私も色々謝りたいことあるんですけどー?」
    許し合うって約束でしょ〜?みたいな感じで言いそう。凄い成長。
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