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    aimai_tarou4

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    aimai_tarou4

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    ※SFみたいな要素あり
    ※何に注意したらいいか分からないんですが、とりあえずずっとラブラブです
    ※不穏な気配はきっと気のせいです
    ※成人向け表現が出てきます
    長いので圧倒的に支部の方が読みやすいです
    (途中でブラウザを読み込むと初めからになります)
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22815752

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    aimai_tarou4

    PROGRESS発行予定新刊:『さよならプリズム』
    B6/価格未定/R18/25000字~30000字くらい
    ―――――――――――――――――――――
    沢北から告白されて付き合ったはいいものの、何か沢北の様子がおかしくない??な王道すれ違い沢深です。深津二年の終わりぐらい〜三年初めくらいまで。
    青春してる沢深の予定です!!
    さよならプリズム 部屋にけたたましいアラームの音が響く。音に共鳴するようにバイブレーションがその身を震わせ、音の正体――目覚まし時計がカカカカカと木の机に当たって細かな音を立てた。
    「あ」
     重なった声は僅かな差ではあったけれど沢北の方が早かった。二人の視線は自然と目覚まし時計に集まっている。
     ――時刻は二十一時五十五分。
    「もう時間ベシ?」
     深津が問うと沢北はこの世の終わりのような絶望感を纏わせ「はい」と頷いた。深津は立ち上がって目覚まし時計を手に取り、振動を止める。振り向くと、いつもなら釣り上がってみえる沢北の眉がぺしゃんとひしゃげた顔をつくっていた。
     沢北は悲しいと訴えるとき、怒られて泣きそうなとき、いつもそういう顔をする。顔の表情筋を器用に使い、百人が沢北の顔を見たら全員が悲しんでいるのだと納得できる顔をつくるのだ。深津の表情筋は悲しかろうが楽しかろうが、誰かに頬を固定されているのかと思うくらい動かないので、沢北の内面が素直に顔面へ照らされる様子を好ましく思っていた。深津みたいな人間は世の中では僅少であることは知っていたけれど、沢北のように考えていることが全て表情に出る人間もまた珍しいと深津は思う。ただでさえ、人の心なんて分かりにくいのだから、沢北のように内心何を考えているのか分かりやすい人間ばかりだったらいいのにと考えることも少なくはなかった。
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    recommended works

    桃本まゆこ

    MAIKINGこの本(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20595666)を出した時にイベントの無配にしようと思って当日までに終わりませんでした。今年中に書き終わったらこことpixivに載せます。同じ設定の短編(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21176506)も再録したのでよかったらぜひ読んでみてください~
    カズピョンの浮気(仮題) 自分の恋人が見知らぬ男と親しげに寄り添いあって歩いていた。しかもその相手が信じられないくらいのイケメンだった—―と言って、うちの常連客は大げさに泣き崩れた。
    「浮気ってこと? カズピョンに限ってそんなことないと思うけど」
    「俺だって疑ってるわけじゃないんですよイチノさん。でも実際に見たんです。すっげぇカッコイイ人と一成さんが、めちゃくちゃ仲良さそうに笑いながら歩いてるところ……!」
     そう叫んでぐすぐすと鼻を啜る沢北を見て、俺はひとつため息をついた。

     数年前からうちの店に通うようになった沢北栄治というこの男は、まさに彗星のように夜の街に現れた。
     背が高く、顔が良く、声も身体も良く、初めて来た時からその存在感は周囲を圧倒していた。モデルか芸能人かと噂されていたが、ただの新卒サラリーマンだったというのだから驚きだ。外見の良さだけでなく、性格も愛嬌があって明るくコミュ力もあるとくれば、モテない理由などなかった。誰もが沢北の恋人になりたがったが、意外なことにその想いを遂げられた人間は一人もいなかった。
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