masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 414
masasi9991☆quiet followDONE一緒に暮らし始めたばっかりのジクイア ##ジクイア 鼓動、ひとつ、ふたつ「そうだ、今日はデザートを買ってあるんです。取ってきますね」 と、少し早口で言って席を立った。声が少し浮ついていたかもしれない。ジークさんに変に思われたかも、焦ってしまって目をそらした。 それでもやっぱり視界の端にジークさんの顔を見てしまう。少し首を傾げていたような気もする。でも微笑んでいた。 なんとなくタイミングを図って言い出したけど、別にやましく思うことでも、緊張するようなことでもない。夕食後のデザートはいつものこと――というほどでもないけど、珍しくはない。ジークさんがプリンが好きだから、なにかあれば食後に用意があることもある。 とはいえおれはそんなに甘いものが得意じゃない。嫌いでもないけど、ジークさんほどのこだわりがないから、いつもの食後に用意するとしたら、ジークさんが選んだものということが多い。 今日みたいにおれが準備しておくとしたら時々のことで、そのたびにちょっとだけ緊張する。 よろこんでもらえるかな。完全に下心だ。 台所に置いている冷凍庫を開いて中を覗き込むと、そこから溢れ出たほんのり白い冷気に頬と耳がほんのりと撫でられた。 顔が赤くなっている。この冷たい空気が気持ちいい。 いくらなんでも緊張しすぎじゃないか。下心も持ちすぎ。夕食の間だって、考えてみれば全然平常心じゃなかった。いい加減慣れないと。 こうして一緒に暮らし始めていったい何日経ったのか、って話だ。 朝起きたら隣にジークさんがいて、顔を洗って歯を磨いて着替えて、朝食を食べて、……それからの時間はそれぞれ別の仕事に向かって、それでやっとおれの心が休まる。 というのも、朝からジークさんとずっと一緒じゃ心臓がまったく休まらない。おれにはどうしても不思議なんだけど、あの人はどんな時でも輝いて見える。寝起きだったり歯を磨いていたり、寝癖を付けたままいつものあの美しい氷細工を思わせる鎧を身に着けてしまっている時でさえ、それぞれ違う眩しさがある。 なんてことを毎日傍で感じていると、頻繁に心臓がドキドキしてたまらない。正直なところ困っている。 でも、だからと言って昼間の会えない時間帯は、もっとジークさんのことばかり考えてしまうようになってしまった。一緒に暮らし始める前よりも深刻に。仕事に集中できる時間はいいけど、その後なんかが問題だ。家に帰ったらジークさんがいる。それか、ジークさんが家に帰ってくる。おれが「ただいま」を言うのかもしれない。ジークさんに「ただいま」って言われるのかもしれない。まだ何回繰り返しても胸が震える気がする。 そしてそのあと、一緒に夕食を食べて。まだ家に帰らない間からそれを考え、夕食の買い出しに向かっていたりなんかすると、マーケットに並ぶ商品を見ながら、これはもしかしてジークさんがよろこぶかも、と思うものを探したりする。 それで、今日は少し珍しいデザートを買ってきたんだ。 ……あまりそればっかりじゃ引かれるかもしれないと思って、毎日は買ってこないようにしている。その分、こうしてたまに買ってくると、出すタイミングに迷う……。考えすぎる。「イアン?」「わ!」 リビングの方から呼ばれて、我に返った。 開けっ放しの冷凍庫から漂う冷気で頭も冷えてれば、いいんだけど。まだドキドキしている。 急に名前を呼ばれた。あんまり戻らないから、ジークさんに不審に思われたんだ。しまった、焦る……けど、冷凍庫を開けっ放しにしてたこと以外にやましいことはない。どのくらいの間、考え事をしていたのかわからないけど。 冷凍庫から目的のデザートを取り出して、慌ててリビングに戻る。手の上がひんやりと冷たい。 やっぱり緊張する。大したことじゃないけど、おれにとっては一大イベントだ。よろこんでもらえるだろうか? それと、こんなに緊張していることがバレていないかどうか。変に思われてしまったらどうしよう。 やっとリベビングに戻って、テーブルの上に今日のデザートを置いて席につく。それから視線をテーブルからそっと上げて、ジークさんの顔を見る。 鼓動がひとつふたつ。一瞬の間だけでも、自分自身の心臓の音が数えられるほどだ。「今日の夕方にマーケットでおいしそうなアイスクリームを見つけたんです。家に持って帰るまでに融けてないといいんですが」 ――と、早口になった。「そうか」 ――と、ジークさんは穏やかに相槌を打つ。少し目を細めて微笑んでいるジークさんに、無条件に胸がほんわりと暖かくなる。……ほんとに、こんなに何でもない表情一つでドキドキさせる人だから大変だ。「急かしてしまってすまない」「え? そんなことはぜんぜん」「こうして同じ建物の中にいるというのに、ほんの少しの時間でもあなたの顔を見ることができないことに寂しさを覚えてしまった。私はもともと自分で思っていたよりもわがままな男だったらしい」 どくん、とひとつ心臓が鳴った。あまりにも大きすぎて身体中隅々まで響いた気がした。体温も上がってる。さっきまで手に持っていたアイスの冷たさももう吹っ飛んだ。「イアン」 そう、また、名前を呼んで、ジークさんはおれの返事を待っている、らしい。そうだ、会話のキャッチボールが必要だ。 でもどう考えたっておれの頭の中と心臓が、それどころじゃない。顔も赤くなってるだろうし、ドキドキ言ってる心臓の音がどんどん大きくなってる。もうジークさんにも聞こえてしまうんじゃないかってぐらいで、返事どころじゃない。(了)Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow masasi9991DOODLE道タケ漣 らくがき2コマまんが 2 masasi9991DONE道タケ漣のキスの話二人ですること 今日のコイツは見るからに機嫌がいい。一体何があったんだ? ……どうせ、些細なことだろう。昼に食った円城寺さんの弁当が、ウマかったからとか。いや、円城寺さんの弁当は大抵ウマいけど、今日は俺とコイツの好きなおかずがたくさん入っていた。 そういうのだけで、あんだけ上機嫌になる単純なヤツ……は普段よりも文句は少な目、騒がしさは上で、円城寺さんの買い物にも付き合って荷物持ちをさせられ、円城寺さんのアパートに着いてからも食材や日用品の収納の手伝いのためにそう広くないアパート内をあちこち行き来していた。円城寺さんの後ろにくつついて。まるで飼い主の背後をちょこちょこと着いて回る犬みたいだ……と見てて思った。 「タケル、漣。午後からずっと家のこと手伝ってくれてありがとうな」 1704 masasi9991DONE膝枕したい道タケ漣デカくてやわらかい「いつも、してもらうばっかだろ」 「あん?」 「お返しにこっちからできねぇかって話だ。……オマエはそんなこと考えねーか」 「らーめん屋がやりてーっつーからやらせてやってるだけだ。オレ様はカンダイだからなァ……その、ヒザマクラっつーやつも」 「そうか」 畳に胡座かいて座ってるチビがオレ様を見下ろしてフッと鼻で笑った。意味わかんねーからムカついてその喧嘩を買ってやろうかと思ったが、メンドクセえ。寝転がったままチビの言ってたことを考える。 ヒザマクラ? ヒザっつーか、太ももをマクラにするやつ。よくらーめん屋がやってる。 らーめん屋の太ももは枕としてはそれなりに悪くない。らーめん屋の暑苦しい体温も寝るのにはちょうどいいし、頭や背中を撫でてくる手がそこにあるのもいい。つまりらーめん屋が勝手にやってりゃいいんだ、そういうのは。 2159 masasi9991DONEおやすみの前の道タケ漣一番いい場所「しまった。あれを忘れてた」 さあ電気を消して寝ようか、という瞬間に急に思い出して布団を出た。タケルが「え」と呟いた。漣は、「ハァ?」だって。二人ほとんど同時に。 あれ、っていうのはあれだ。大した用事じゃない。しかし寝る前に片付けておかないと、明日朝起きてからだと……。ともかく大したことじゃない。布団を出て、台所に立ってやり残したことをすべて片付けた。ものの十分ぐらいだ。それでも罪悪感をたっぷり抱えて、再び寝室に戻った。 だってさっきの二人の一言、寂しそうだったじゃないか。まあ、一言というか一声、たったそれだけだったし、寂しいったって別にドアを挟んですぐそこにいるんだし、そもそも自分の自惚れが大げさに感じさせているというのは大いに否めないが、あの反応がかわいくてたまらなくて。 1347 masasi9991DONEお昼寝する道タケ漣うたたね とん、と寄りかかってきた円城寺さんの重みと熱と、すぐ近くに聞こえる規則正しい寝息。それから心臓の音……は、俺のか、円城寺さんのものか、どっちかわかんねぇ。ドキドキする。それと向こう側で不貞腐れてるヤツの、横顔。 優越感――思わず口元が緩んだ。とはいえ、横目で円城寺さんとソイツを眺めながら、胸ん中に浮かんできたのはそれだけじゃないって気もしてる。 ソイツが子供っぽく尖らせた唇の、薄いピンク色に少しだけ見とれた。 「静かにしてろよ」 小声で呟く。が、思ったより自分の声が部屋ん中響いた気がして、慌てて円城寺さんの顔を覗き込んだ。……大丈夫だ、起こしちゃいねぇ。俺の肩を枕にして、円城寺さんはすっかり眠ったままだ。 1366 masasi9991DONE寒い朝の道タケ漣冬の朝のいたずら 小柄な二人の背中が、ちゃぶ台の前で小さく丸まって座っている。喧嘩は一時中止らしく、寒い寒いと口を揃えて不満を漏らしつつ顔を洗って部屋に戻ってきていた。 二人とも、この間自分が買ってきた青と赤の半纏をそれぞれ羽織ってくれている。分厚くて温かいそれで着ぶくれした後ろ姿はまるでハムスターや兎のような小動物が寄り添っているかに見えて、思わず口元が緩んだ。買ってきたときは二人とも微妙そうな顔をしていたけど、やっぱりよく似合っているし、こんな寒い朝にはぴったりだ。 「洗面所、そんなに寒かったか? まあ飯を食ったら温まるさ」 「洗面所も、この部屋も寒い……」 「らーめん屋、自分の家なのに寒いかどうかもわかんねーのかよ」 1540 recommended works 加藤 怪鬼PASTオロジバ漫画再録プラスα(捏造有)#妖怪ウォッチ 12 momomoDOODLE grass1jackPAST mdtnPAST2015.05 妖ともアフターで描いたスケブ。フレさんの創作キャラしもべケータ君 mtk_hmilPASTアイコンにしてたやつ mirokanCAN’T MAKEしんどい 加藤 怪鬼MOURNING過去の途中影百鬼漫画(低画質) 4 たがの落書き倉庫PROGRESSモチベ維持 たがの落書き倉庫PROGRESS