masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 414
masasi9991☆quiet followDONE学院時代レオクリ ##レオクリ 息を止めた 珍しいものを見た。見なかったことにして場所を変えようと思った頭に反して、足はそっちの方へ向かっていた。 昼休みの学院は、騒がしい。嫌いじゃないが、今日はそんな気分にならない。喧騒から逃れられる場所を探して彷徨く。校舎裏まで来れば、騒がしさは遠く微かに聞こえるだけになった。 そこに一つだけ置かれたベンチが、並木の日陰に入っていた。その涼しげな薄暗さがいかにも丁度いい。見つけた、と思った。それと同時に、珍しいものを見た。 先客だ。せっかく一人になれそうな場所を見つけたのに、そこに先に座ってるやつが居たんじゃしょうがない。それも思いがけないような相手だ。およそこんなところで居眠りしてるような奴だとは知らなかった。いささか驚いて足を止め、見なかったことにして場所を変えようと思った、つもりだったが……気がつくと、足はそっちの方へ向かっていた。 遠くに聞こえる昼休みの喧騒と、時々吹く風の音、そのくらいのものしかここにはなかった。砂利を踏んで近づく自分の足音さえ場違いに騒がしい気がした。その足音だって、ほんの二、三歩分だってのに。 風が吹けば並木が揺れて、木漏れ日がそいつの鼻先でちらついた。 オレの、抱いている印象としては……こいつはいつもあくせくと動き回っていて、何かにつけ口うるさい。常に口をへの字に曲げて不機嫌そうな顔をしている。ま、それはオレにだけやたらと向ける顔かもしれないが、常に固っ苦しい肩肘の張った顔をしてるのは事実だ。術士として内側に抱えている冷気がそのまま顔に現れているような奴。 そう思っていた。だから驚いた。こいつの鼻先やまぶたに落ちる木漏れ日の陰影が、こんなにもあえかな光を思わせるとは、思いもよらなかった。 つまり、こんな繊細な風景が似合う奴だとは思っていなかった、と。 ベンチで居眠りをしてるような奴に、そんなことを思うか? そうだ、まずこいつがこんなところで一人居眠りをしてるってのも、もちろん意外なハズだ。いくら昼休みだからってそんなダラけた奴はこの学院にはオレか、それか教師に一人……そのくらいだ。名門校ってのはそんなモンらしい。その名門の元学院長の孫で良い子ちゃんのこいつが、こんなところで居眠りなんかしてんのかよ。 だが、そんな驚きは一瞬も一瞬、顔見た瞬間にちょっと浮かんだ程度で後は飛んでっちまって、残ったのがそれだった。繰り返すが、こんな繊細な――こんな――繊細な顔をするなんて――オレの知らない顔の男が、そこに居た。 知らないはずがない。なんだかんだで見慣れた顔だ。目を閉じてるってのは、珍しいかもな。だがそのくらいでどうした、オレは? 気付けば胸の詰まるような苦しさを覚えて、自分が息を止めてたのに気がついた。そのまま何の考えもなしに息を吐くと、それもここの静かさに似つかわしくなく騒がしい。起こしちまうか。いや、待て。オレはこいつを起こしたくなくて、息を止めてたのか。 何でだよ。別に起こしたって、どうだっていいだろ。別に盗み見してたワケでもねえし、オレが気まずく思う必要はないはずだ。 何も知らずにスヤスヤ寝てるこいつの顔を、その場に突っ立って見下ろしている。埒が明かねえ――何が? とにかく突っ立って見とれてるのにも足が疲れた。 幸いベンチは二人掛け以上の広さはある。オレはやっとそいつから目を逸らし、大股に歩いてベンチに座った。 多少は遠慮して音を立てずに座ったつもりだ。それでも昼寝から目を覚ますには充分騒がしかったんじゃないか。だが横向いて顔を見ると、まだ寝てる。目を閉じているだけの可能性もある。片手を伸ばして確かめようとしたのは気の迷いだ。実行に移す前に押し留めて腕を組む。そしてまた自分が息を止めていたのに気付く。 変に意地になってここに居座ろうとしていることは自分でもわかってる。今こいつが珍しく静かだからって、どうせ起きればオレに突っかかってくるんだろう。そうであってくれなきゃ調子が狂う。そうであってくれよ、と思いながらまた息を止め……いや、静かに息を吐いた。(了)Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow masasi9991DOODLE道タケ漣 らくがき2コマまんが 2 masasi9991DONE道タケ漣のキスの話二人ですること 今日のコイツは見るからに機嫌がいい。一体何があったんだ? ……どうせ、些細なことだろう。昼に食った円城寺さんの弁当が、ウマかったからとか。いや、円城寺さんの弁当は大抵ウマいけど、今日は俺とコイツの好きなおかずがたくさん入っていた。 そういうのだけで、あんだけ上機嫌になる単純なヤツ……は普段よりも文句は少な目、騒がしさは上で、円城寺さんの買い物にも付き合って荷物持ちをさせられ、円城寺さんのアパートに着いてからも食材や日用品の収納の手伝いのためにそう広くないアパート内をあちこち行き来していた。円城寺さんの後ろにくつついて。まるで飼い主の背後をちょこちょこと着いて回る犬みたいだ……と見てて思った。 「タケル、漣。午後からずっと家のこと手伝ってくれてありがとうな」 1704 masasi9991DONE膝枕したい道タケ漣デカくてやわらかい「いつも、してもらうばっかだろ」 「あん?」 「お返しにこっちからできねぇかって話だ。……オマエはそんなこと考えねーか」 「らーめん屋がやりてーっつーからやらせてやってるだけだ。オレ様はカンダイだからなァ……その、ヒザマクラっつーやつも」 「そうか」 畳に胡座かいて座ってるチビがオレ様を見下ろしてフッと鼻で笑った。意味わかんねーからムカついてその喧嘩を買ってやろうかと思ったが、メンドクセえ。寝転がったままチビの言ってたことを考える。 ヒザマクラ? ヒザっつーか、太ももをマクラにするやつ。よくらーめん屋がやってる。 らーめん屋の太ももは枕としてはそれなりに悪くない。らーめん屋の暑苦しい体温も寝るのにはちょうどいいし、頭や背中を撫でてくる手がそこにあるのもいい。つまりらーめん屋が勝手にやってりゃいいんだ、そういうのは。 2159 masasi9991DONEおやすみの前の道タケ漣一番いい場所「しまった。あれを忘れてた」 さあ電気を消して寝ようか、という瞬間に急に思い出して布団を出た。タケルが「え」と呟いた。漣は、「ハァ?」だって。二人ほとんど同時に。 あれ、っていうのはあれだ。大した用事じゃない。しかし寝る前に片付けておかないと、明日朝起きてからだと……。ともかく大したことじゃない。布団を出て、台所に立ってやり残したことをすべて片付けた。ものの十分ぐらいだ。それでも罪悪感をたっぷり抱えて、再び寝室に戻った。 だってさっきの二人の一言、寂しそうだったじゃないか。まあ、一言というか一声、たったそれだけだったし、寂しいったって別にドアを挟んですぐそこにいるんだし、そもそも自分の自惚れが大げさに感じさせているというのは大いに否めないが、あの反応がかわいくてたまらなくて。 1347 masasi9991DONEお昼寝する道タケ漣うたたね とん、と寄りかかってきた円城寺さんの重みと熱と、すぐ近くに聞こえる規則正しい寝息。それから心臓の音……は、俺のか、円城寺さんのものか、どっちかわかんねぇ。ドキドキする。それと向こう側で不貞腐れてるヤツの、横顔。 優越感――思わず口元が緩んだ。とはいえ、横目で円城寺さんとソイツを眺めながら、胸ん中に浮かんできたのはそれだけじゃないって気もしてる。 ソイツが子供っぽく尖らせた唇の、薄いピンク色に少しだけ見とれた。 「静かにしてろよ」 小声で呟く。が、思ったより自分の声が部屋ん中響いた気がして、慌てて円城寺さんの顔を覗き込んだ。……大丈夫だ、起こしちゃいねぇ。俺の肩を枕にして、円城寺さんはすっかり眠ったままだ。 1366 masasi9991DONE寒い朝の道タケ漣冬の朝のいたずら 小柄な二人の背中が、ちゃぶ台の前で小さく丸まって座っている。喧嘩は一時中止らしく、寒い寒いと口を揃えて不満を漏らしつつ顔を洗って部屋に戻ってきていた。 二人とも、この間自分が買ってきた青と赤の半纏をそれぞれ羽織ってくれている。分厚くて温かいそれで着ぶくれした後ろ姿はまるでハムスターや兎のような小動物が寄り添っているかに見えて、思わず口元が緩んだ。買ってきたときは二人とも微妙そうな顔をしていたけど、やっぱりよく似合っているし、こんな寒い朝にはぴったりだ。 「洗面所、そんなに寒かったか? まあ飯を食ったら温まるさ」 「洗面所も、この部屋も寒い……」 「らーめん屋、自分の家なのに寒いかどうかもわかんねーのかよ」 1540 recommended works mdtnPAST2015.10 ハロウィン漫画描いてたけど挫折したのでコマから寄せ集めてイラストに。フレさんが着色してくれた mdtnPAST2016.01 ジバウィスケートリオは尊い(´ー`) 102TRAINING浮游にゃん#妖怪ウォッチ#フユニャン tukikagematariPASTこのお話を描いてもう3年経つ。使い慣れないクリスタに手こずりながら年末年始に徹夜してp80描いたあの日が懐かしい。しかもそれ以来ずっと彼らを描いてきたんだよな。早いもんだ xUBgUeFmy4VcNjXDOODLEスザクたんたんたんところてんとんたん とみいちDONEジバニャンとジバゾンビニャンはバースデーパーティーの準備中(フォロワーさんへの誕生日イラスト) 加藤 怪鬼DOODLEカイラ様詰(間違え消しでサイド上げ) 7 ピクろさんDOODLEトゲたびがらうぉっちっち 11 menkolaboDOODLE妖怪ウォッチのイザナミ 2