masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 425
masasi9991☆quiet followDONE初夏の土ガマ ##妖怪ウォッチ 初夏 暑い日が続いている。若い者らはやれ扇風機だくうらあだとすぐに得体のしれない道具に頼りたがるが、暑くはあっても暦の上では未だ初夏。そのようなものがなくともまだ我慢ができるはずではないか。さしあたって伝統的に庭に打ち水、窓には風鈴、団扇を持って、涼むべきであろう。 昨年、遅い夏の終わり、いつまでも縁側の軒先へ吊るしてあった風鈴は、どこへ片付けただろうか。ふと考えてみると思い出せぬ。とはいえそこの戸棚の奥にでも、仕舞ってあるに違いない。 もう昼近くになるというのに灯りも付けぬままでいる寝床がそろそろ蒸し暑くなってくる。縁側の障子越しに入る陽が、暑いのだ。寝床は薄暗いままなのだが。障子を開いて、風鈴を吊るすべきであろう。風がいくらか吹き込めば変わるはずだ。急に思い立って寝床を出る。 這って、出る。出ようとする。しかし、畳の上まで抜け出たところで、もう動けない。「どこへ行くんだよ。このおれを差し置いて」「どこへも行かぬ。ここは吾輩の座敷だ」「嘘をつけ」 と、珍しく……そう、案外これには珍しく、きかん坊のような駄々をこねる。 寝床を出ていこうとした足首を何かに掴まれ、それはスルリスルリと伸びてきて、あっという間に吾輩の身体へ絡みつく。ヌルリと濡れてヒンヤリと冷たい。蛙の長い長い舌であり、髪でもある。「あちいな。まだ初夏とは思えねえ」「……故に、窓を開け風を入れようと思ったのだ」「今日は風なんか吹かねえよ。おれにゃあわかる。そんな気がする」「開けてみなければ外のことはわかるまい」「開けたところでカンカン照りで暑いだけさ。閉め切ってたって、暑いけどさ……。そっち行っていいかい」「一層、暑くなるな……」「そうさ、もう、また熱くなってきた」 吾輩の身体に巻きつけた長い舌を、まるで手探りに確かめるように動かして、大ガマの本体が寝床から這って近づく。身体に巻き付いていた舌はいつの間にか暑く、熱を持っている。仰向けに横たわった吾輩の腹の上に、汗の滴る身体が跨った。 その赤裸の肌は触れた始めはやはりヒンヤリ冷たい。汗に湿っている。しかしすぐにまた、まだ涼しい昨夜のそれと同じで、カッカと熱くなっていた。「暑いなァ。身体中滾ってんだ。のぼせちまった。てめえは、涼しい顔なんかしやがって」「お主のおかげで充分に暑い」「いいや、もっと熱い思いをさせてやる」【了】Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow masasi9991DONE虎牙が2人で練習してる道タケ漣コツコツ練習!「ほら、さっさとやれ。簡単なんだろ」 「ッ……たりまえだ! 最強大天才のオレ様にかかればンなのォ……」 威嚇している。コイツに似てるヤツを動画で見たことがある。初めて出会う犬や人間に威嚇をしている子猫だ。コイツは俺の手元の円城寺さんのぬいぐるみに向かって威嚇している。言ってることとは裏腹に。 「じ、じっとしてやがれ、らーめん屋」 「ぬいぐるみは元から動かねーって」 「うるせェ!」 ……でも、ちゃんとぬいぐるみの円城寺さんを本物の円城寺さんだと見立ててる、って認識はあるんだな、と勝手に感心した。確かに円城寺さんに向かって威嚇してるときと、同じ顔をしてる。本物だったら適当になだめてあしらわれて終わるところだが……。 2285 masasi9991DONE暑い日の道タケ漣氷で冷やしていただきます 帰ってくるなり二人揃って畳の上に転がった。 「暑い」 「アチィ」 と口々に唸っている。 確かに今日は暑い。こんな日差しの強い時間に駅から歩いて帰って来るのはさぞ大変だったはずだ。部屋にクーラーは利かせているけど、きっと暑さはなかなか引かないだろう。 グラスに氷と、よく冷えた麦茶のピッチャーをお盆に準備して居間に戻る。……まだ転がっている。二人とも、顔も身体も熱で真っ赤だ。 で、着てるものをそこら中に脱ぎ散らかしている。気持ちはわからなくもないが……。 正確に言うと下着を除いて全て脱いでしまってるのは漣の方で、タケルは辛うじて着てはいる。着てはいるがタンクトップの裾はまくり上げられて、腹も、胸も丸出しだ。 2099 masasi9991DONEプリンを作ってくれる道流さんの道タケ漣プリンの話□1 ソイツが円城寺さんの腕に噛みついた。円城寺さんは笑って「こらこら」なんて言って、ソイツの頭を押し返している。 「腹減った!」 「さっき昼飯食ったばっかりだろ?」 「……違う。メシじゃねーやつ」 まだ諦めずに膝の上に乗り上げて迫ってくるソイツの前に腕を翳して、円城寺さんは顔を庇っている。何故ならソイツが本命で狙っているのは円城寺さんの鼻先だからだ。……多分。よくそこに噛みついてるから。 「オマエ、さっきも『まだ』って言われただろ」 「もう充分待ってやったっつーの! さっさと食わせやがれ!」 「うーん、でもなぁ……ちょっと前に確認した感じだと、おやつの時間にも間に合わなそうだ。食えるのは晩飯の後だな」 「ハァ!?」 1856 masasi9991DONE道流さんの話をしてる虎牙の道タケ漣 980 masasi9991DONE事後にいちゃいちゃしてる道タケ漣 1139 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけの道タケ漣何もしていなくても 困ったことに、何もしていなくてもかわいい。 二人とも床にコロンと転がって、先日師匠に資料として渡された雑誌を眺めている。 自分たちが掲載される予定の特集シリーズのページなんかはほぼチェック済みだ。いま二人が眺めているのは、自分たちの仕事とは直接の関係はないレシピのページ。うまそうだ、とかこっちがいいだとか、時々じゃれ合うように言い合いながらページを巡っている。 今度作ってやるためにも後でしっかりチェックさせてもらおう。それはそうとして、こうして何をしているわけでもない瞬間でも……雑誌を読んでいるだけの瞬間でも、タケルと漣がかわいくてしょうがない。 そう思っていると、いつのまにか自分の手元が緩んでいたらしい。開いていた資格本がパタンと音を立ててて閉じた。その音で二人揃ってこちらを向く。 1143