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    kurayoshi_9

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    kurayoshi_9

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    #hrakプラス #hrak夢
    🦅の姉が個性事故で小さくなった話。最後🦅か👖にするか迷ったのでできたとこまでで。いずれ続き書きます

    小さいですよ、お姉ちゃん「お姉ちゃんが個性事故でちっさくなったって本当ですか!?」
    「本当ですから入室は静かにしてくださいホークス」
     目良さんから『仕事中に朧さんが個性事故で小さくなったんですが、君来れます?』って電話で言われた時は「はぁ!!!!!!!!????????」って事務所で叫んだ。ツクヨミやSKさんたちがめちゃくちゃびっくりしてた。本当にごめんなさい。
     とにかく俺は公安にすっ飛んだ。小さいお姉ちゃんを可愛がる……コホン、お姉ちゃんの安否を確認するために。
    「ほ、ほんとに小さくなっとる…」
     4、5歳くらいか?短い手足にモチモチとした頬、くりんとした目…その色は俺と同じ色で、綺麗な髪の毛の色は黒……うん、小さいお姉ちゃんだ。
    「かっ…可愛い〜〜〜〜〜〜ちっちゃいお姉ちゃんばり可愛か〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
    「あ、ホークスその朧さん…」
     俺は思わずお姉ちゃんを抱き上げた。いやこれはマジで可愛い。
    「……けいご、おろして?」
    「朧さん、中身は小さくなってないですよ?」
    「…あっ、はーい……今下ろしまーす…」
     小さい子から顰めっ面されるのなかなか心にくるなぁ……。あれ?目から水が……。


    「…ふくのちょいすにあくいをかんじる」
     誰だよ犬耳パーカー用意したの。ご丁寧に尻尾も付いてるし。あと短パン。膝小僧出るんだけど?
    「可愛い……お姉ちゃん可愛い…」
    「おうこら…しゃしんとるな、ぐてい」
    「その格好で愚弟とか言われても全然可愛い…」
     ダメだ日本語が通じてない。誰か話の通じる人…。
    「めらさん…べつのふくないですか…?」
    「ありますけど…猫耳パーカーとうさ耳パーカーどれがいいですか?」
    「なんでそんなぱーかーしかないんですか!?」
    「マスミさんに聞いてください」
    「もどったらしばく」
     僕は激怒した。必ずやあの同僚に一発喰らわせてやる…!!拳を握って決意すると、ドアがバンッ!!と開かれた。何事!?
    「朧が小さくなったと聞いて」
    「……(メ゚皿゚)」
    「俺言っとらんよ?怒っとるお姉ちゃんも可愛か…」
    「…!!こんなに可愛いとは聞いてないぞ…!ホークス。撮った写真を私に送ってくれ」
    「いいですよ〜」
     誰だよ維さんにチクった奴……。月夜ばかりと思うなよ……!!必ず見つけ出してぶん殴ってやるからな…!!
    「…可愛いな……抱っこしてあげようか?」
    「あ、ジーニストさんそういうのはお姉ちゃん嫌がって「…おねがいします」お姉ちゃん!?俺の時は下ろしてって言ったやん!!」
    「いや…つなぐさんは…とくべつというか……」
    「贔屓や贔屓や!!ジーニストさん俺も抱っこさせて「断る」二人とも酷い!!!!」
     ワッ…!!と手で顔を覆う啓悟。それ嘘泣きだよね?……嘘泣きだよね?ちょっと不安になってきた。
    「…つなぐさん。ちょっとかがんでください。……あ、それぐらいで。…………よしよし」
    「ヴッッッッッ!!!お姉ちゃん可愛い…」
    「えっこわ……」
     頭撫でて慰めたら、心臓抑えて蹲ったよこの子…。怖……。
    「あー…とりあえず後は二人に任せます。朧さん、戻るまで特別休暇ということで」
    「いつもどるんですかこれ…」
    「不明です。では」
     目良さんはそう言って出て行った。無情な…泣いちゃうぞ…?
     部屋に残されたのは小さい僕と、僕を抱っこしてる維さんと、まだ蹲ってる啓悟。というか早く立ちなよ…いつまで床にいるの…。
     啓悟、と声をかけようとしたその時、グゥゥ…という音が静かな部屋に響いた。
    「……おなかすきました(´・ω・`)」
    「お腹鳴ってしょぼんってしてるお姉ちゃんクソ可愛い…!!」
    「つなぐさん、ごはんたべにいきましょう。けいごはおいていきましょう」
    「そうだな。安全を期して公安の食堂にしておこうか」
    「ちょ…置いてかんで…!」


    「朧さん、お疲れ様です!」
    「おつかれさま」
    「朧お疲れ〜大変だな。仕事は任せろよ〜」
    「おつかれさまです。もうしわけありません。ごめいわくおかけします」
    「…みんなお姉ちゃんが個性事故合ったこと知っとると?」
    「こせいじことか、けがとかしたら、すぐれんらくはいるようになってるよ」
     開いた穴をカバーできるようにしないと、大変なことになったりするからね…。
    「朧さ〜ん!」
    「おつかれさま(●・ω・)/ 」
    「キャァァァァ可愛いぃぃぃぃ!!!!」
    (ビクッ!Σ(・ω・;|||)
     て、手を振られたから振り返しただけなのに…なぜ?
    「君、いきなり大きな声を出さないでくれ。朧が驚いただろう」
    「あっ…ご、ごめんなさい!ベストジーニストさんに抱っこされてる朧さんが可愛くてつい…」
    「い、いえ……ぼくもけいそつでしたので…」
     維さんが庇ってくれたけど…そうか…抱っこされてるのが原因か……降りようか………あ、ダメだ。がっちり抱き抱えられてて降りれない。
     すいませんでした!!と、頭を下げる職員。また手を振ったら同じことになるからペコッと頭を下げて、食堂へ向かう。後ろで「倒れたぞ!」「こっちもです!!」「た、担架ー!」って騒いでるけど気にしないことにしよう…。
    「…けいご、とるのやめ「嫌です」……あっそ」
    「ホークス、後で送ってくれ」
    「シュア!ベストジーニストさん!」
    「きみはいつからさいどきっくになった?」
     この弟は…と頭を抱えると、シャッター音が悪化した。怖い。
     ようやく食堂に着いた。こんなに道のりが長いと思ったのは初めてだよ…。
    「お姉ちゃん何食べる?お子様ランチ?」
    「おこるよ?」
    「怒ったお姉ちゃんも可愛いかけんよかよ?」
    「むー……けいごきらいo( ̄ ^  ̄ o) プイ」
    「きっ……!!怒ってもいいけん嫌いはやめてぇぇぇ!!!!」
    「………………うっそー(。-∀-) ニヒ♪」
    「よ、よかった……」
    「(可愛い…)で、何にする?」
    「んー…『本日のパスタ』で」
    「わかった」
     公安の食堂は食券式なので、維さんにボタンを押してもらう。今の僕じゃ届かないしね。今日のパスタは…カルボナーラだ。食堂のパスタ美味しいんだよね。レシピ教えてくれないかな…。
    「こんにちは。おねがいします」
    「あら!朧ちゃん大変だったわね〜!大丈夫?」
    「いまのところ、だいじょうぶです。ほーくすとべすとじーにすとのたすけがあるので」
    「あらっ!よかったわね!!朧ちゃんホークスとベストジーニスト大好きだものね!!」
    「はい、こころづよいです。…えへへ(*´꒳`*)」
     食堂のおばさんとよくそんな話してたからなぁ…ちょっと恥ずかしい…。
    「ところで後ろのホークス大丈夫?」
    「えっ?」
     振り向くとまた啓悟が床に蹲っていた。目立つからやめな?
     維さんに啓悟を起こすように頼もうとしたら、維さんは手で顔を覆って天を仰いでいた。
    「な、なにごとですか…?」
    「…これが……尊いというやつか…」
    「………ジーニストさん…最近はエモいとも言いますよ…」
    「………っ朧マジエモい…」
    「やめてください」
     維さんはエモいとか言わん…!啓悟も余計な事教えなくていいから…!
     とりあえず食券をおばさんに渡す。後はこの二人をどうにかしないと…。
    「ふたりとも…ここだとじゃまになるのではやくいどうを…」
    「お姉ちゃんエモ…」
    「………」(天仰ぎ)
    「あ、だめだこりゃ」
     誰か…誰かこの二人より頼りになる人はいないのか…!!
     辺りを見渡すと、他の職員より頭一つ分…いや二つ分くらい出た人が目に入る。あ、あれは…!!
    「エンデヴァー!」
     咄嗟に呼びかけ大きく手を振る。後ろで「手降るお姉ちゃんくっそカワ…!!」とか聞こえたけど知らない。何なら他の職員も胸を抑えて倒れてる人いるけどそれも知らない。周りの職員がどうにかして。
     エンデヴァーはこちらに気付いてくれた。人をかき分けてこちらに向かってくる。救世主来た!!これで勝てる!!
    「朧か?なんだその姿は」
    「こせいじこでちいさくなりました。それより、このふたりをここからいどうさせてください。じゃまになるので」
    「…こいつらは何をしている」
    「さぁ…はなしかけてもきこえてないみたいで…」
    「全く……朧、離れていろ」
     維さんの腕の中から降ろしてくれた。何をする気だろう…とエンデヴァーを見上げる。く、首が痛い。
     エンデヴァーは拳を握ると、維さんのお腹にズンッと一発いれた。腹パン!?いやそこまでしなくても!?
    「うぐっ!!…ゲホッ………エンデヴァー…貴様…」
    「意識が戻ったか」
    「戻ったか、ではない。もう少し丁寧なやり方があっただろう。デニムをいきなり洗濯機に入れるような雑なことを…ゲボッ」
    「つ、つなぐさん!だいじょうぶですか!?」
    「ああ…なんとかな……心配をかけてすまない…」
     僕の頭を撫でてくれる維さん。安心させようとしているのだろうけど、今は全然効果がないのですが!?ひぇぇ…維さんが…維さんが腹パンされて…どうしようどうしよう…僕に何か……あっ!!
    「つなぐさん!」
    「どうした?私は大丈夫だ「い、いたいのいたいのとんでいけー!」ウグッッッッ!!」
    「わー!!!!ぎゃくこうか!?なんで!?ヽ(゚Д゚;;ヽ)ァタフタ(ノ;;゚Д゚)ノ」
    「……何をしとるんだお前たちは…」
    「ぼ、ぼくもなにがなんだか……ど、どうしよう…つなぐさんが…」
    「……だ、大丈夫だ…ちょっと心肺停止しかけただけだ…」
    「それだいじょうぶじゃないやつ!!」
     あわわわ…どうしようどうしよう…と右往左往していると、維さんが僕を抱きしめて背中をさすってくれた。
    「大丈夫だ。朧のおかげですっかり痛くなくなった」
    「ほ、ほんとうですか…?(´;ω;`)」
    「(可愛い)本当だ。心配するな」
     よ、よかった…ひとまず安心…………………ん?僕が心配されている?立場が逆では…?というかさっきから冷静な判断ができていないような気がする。これ精神も小さくなってるんじゃ…。あ、そういえば
    「けいごは…?」
    「ホークスならあそこでエンデヴァーの手刀を受けている」
    「け、けいごー!!!!」
     力ずくで解決するのはやめてくださいエンデヴァー!気持ちはわからなくはないけど!


    「ごはんをたべにきただけなのに…つかれた…」
    「ぐったりしとるお姉ちゃんも可愛い…じゃなくて、いやーエンデヴァーさんお手数おかけしました!」
    「全くだ。揃いも揃って情けない」
    「面目ない。ただもう少しマシな解決方法はなかったのか?」
    「文句を言うな。あれが一番手っ取り早かった」
    「たしかにはやいですけど…。そういえば、エンデヴァーはなぜこうあんに?」
    「書類の確認があってな…。済んだから食堂で昼食をとろうと思ったらあの騒動だ」
    「それはたいへんもうしわけない…。あ、ちゅうもんはもうされましたか?」
    「ああ、済んだ。お前は?あの騒動の中できたのか?」
    「かろうじてしょっけんをわたすことができました。だいじょうぶです」
    「…ちょっと待って!?なんかスルーしとったけど何でお姉ちゃんエンデヴァーさんの膝の上乗っとるん!?」
     維さんと啓悟の向かいにエンデヴァーが座り、そのエンデヴァーの上に僕が乗ってる。意外と快適…。ありがとうございますエンデヴァー…。
    「いやなんか…ここがいちばんあんぜんかなって…」
    「No.2の膝の上も安全ばい!?」
    「No.3の膝の上も安全だと思うが?」
    「みのきけんをかんじるので。あといぬだけになんばー『わん』がいい」
     フードをかぶって犬の真似をしたら、二人は固まった。あ、あれ?面白くないですか?
     もう一度「わん」と犬の真似をしたけど二人はピクリともしなかった。ダメか…僕ギャグのセンスないのかな…。
     ちょっとしょんぼりしているとエンデヴァーが頭を撫でてくれた。もしかして慰めてくれてます?
    「朧、昼食が来たからもうやめておけ。あとフードも取れ」
    「はーい。あ、エンデヴァー、ぼくここにいたらたべづらくないですか?」
    「…問題ない。お前は膝から降りたら届くのか?届かないならここにいろ」
    「とどかなのでおせわになります」
     当たり前だけど、子供用の椅子なんて無いからね…!エンデヴァーの膝の上で食べさせていただこう…!なぜか羨ましそうな二人は無視しよう…僕はお腹が空いたんだ…!
    「いただきます。…んーおいしー!」
    「可愛い…もうお姉ちゃんが何やっとても可愛か…」
    「それもうききあきた…ふたりはごはんたべないの?」
    「この光景で胸がいっぱいで…」
    「さっきの腹パンがまだ効いていてな」
    「も、もういっかいとんでけーします…?」
    「いや、(今度こそ心肺停止しそうだから)いい。大丈夫だ」
    「待ってくださいとんでけーって何ですか俺やってもらってない」
    「あとでねー。いまはごはん」
     なんか無性にお腹すいてるんだよね…。ついがっついてしまう。普段なら半分くらい食べたところでキツくなってくるのに、今日は余裕だ。むしろもう少し食べれそうかも…。うーん若いって素晴らしい…。
    「ところで朧はいつ元に戻るんだ?」
    「それがふめいでして…しばらくこのじょうたいかもしれませんし、ねたらもどるかもしれませんし…」
    「もししばらくこの状態なら私が面倒みてあげよう」
    「いやいやジーニストさん!ここは弟の俺が面倒みるので大丈夫です!」
    「県外のお前が?非合理的だ。ここは私が適任だろう」
    「お姉ちゃん向こうに連れてけば問題ないと思いますけどぉ?」
     わぁ…不毛な言い争いが始まってる…。別に僕は誰でもいいんだけどなぁ……。あ、食べ終わっちゃった。
    「ごちそうさまでしたー」
    「…朧、口を拭け」
    「はーい」
    「……先ほどから思っていたが、精神年齢も幼くなっていないか?」
    「それ、ぼくもおもってました。ほんのうてきになってるきがします」
    「記憶は大人、精神は子供……可愛くない子供だな」
    「しつれいな!ぼくかわいいでしょ!?もういっかいいぬのまねします!?」
    「せんでいい。見た目ではなく中身だ。子供のなりで大人と対等に話ができる子供など可愛げがない、という話だ」
    「それはたしかに…。え、こどもになりきったほうがいいですか?『おとーさん♡』とかいいましょうか?」
    「止めろ…寒気がする」
     ちょっと想像してみた。エンデヴァーに「おとーさん♡」って言う僕………………うっわ鳥肌立った。
    「ごめんなさいぼくもさむけがしました」
    「…絶対言うなよ」
    「しんでもいいません…」
    「もうお姉ちゃんに決めてもらいましょう!」
    「そうだな、その方が公正だ」
    「まだいいあらそってたんですか…だれでもいいのに…」
    「いーや!これは重要ばい!お姉ちゃん決めて!」
     どっちがいい!?と詰め寄る二人。あつが…すごい…。
     えー…どっちの世話になるか…?本当にどっちでもいいんだけど……。
    「……じゃあエンデヴァーで」
    「おい巻き込むな」
    「なぜだ朧!?私では駄目なのか!?」
    「つなぐさんのおおごえはじめてきいた……いや、へいおんにせいかつしたいので…しゃしんとかとらないひとがいいなぁと…」
    「なぜだ…可愛い朧を記録に残したいだけなのに…」
    「じゃあしばらく俺もエンデヴァーさんの家に寝泊まりさせて「けいごはできんね?」なんでよ!?」
    「おい朧、俺を巻き込むな。この二人から選べ」
    「えー…だめですか?」
     エンデヴァーに拒否されては仕方ない……。維さんと啓悟、どちらにしようか……。
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