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    9660moyunata

    @9660moyunata

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    POIPOI 19

    9660moyunata

    DONEwebオンリー開催おめでとうございます!
    サークルカットがそのまま挿絵になっています。
    https://twitter.com/CLweb2020/status/1381080260259680256

    FEH時空(盟主クロード視点)
    仲が悪い学生クロと盟主クロ
    ※口調が同じで発言者がわかりにくいので、学生クロードのカギ括弧を『』にしてあります
    ※ギャグ時空ゆえにキャラ崩壊気味なのでご注意を
    俺が今いるのはアスク王国。なんでも異界の英雄を召喚できるとかなんとかで、俺もそれに倣いこの地に立ったと言うわけだ。全くとんでもない仕組みがあったもんだ。
    しかしこの俺に英雄だなんて大層な肩書きが付く日が来るとはな。自分の夢を追いかけていただけとはいえ、複数の国を統一し国交までガラリと変えてしまったんだ。改めて思い返せば、この無謀さは奇跡に等しいと言ってもいいだろう。
    と考えたところでローレンツの事が頭をよぎる。あの完全に浮かれきった海パンと俺は同じ英雄として扱われているのか。少し頭が痛くなった。
    ローレンツといえば、俺は元いたフォドラでまだ想いを告げていなかった。これは恋愛感情だと自覚をし、さぁ言うぞと意を固めたところでこちらに召喚されてしまったわけだ。

    この召喚という仕組みで驚くべき点というのは、英雄を呼び出せるということだけではない。同じフォドラから来たと言っても、そのフォドラの年代や迎えた結末は様々だったんだ。色々な可能性のフォドラが複数存在し、それぞれから英雄を呼び出せる。つまり同じ名前を名乗る人物が複数存在できてしまう。この俺、クロードもそうだ。ガルグマク修道院の制 5363

    9660moyunata

    MEMOお人形クロロレ。
    2人でパーツ交換しているうちにどっちがどっちだかわからなくなって、段々パーツが減ってきて1人になっちゃう話。
    時系列は話の内容的に重要ではないけど、5年後の見た目のつもりで書いてます。
    小説という程ではないメモ書き。
    「なぁローレンツ、悪いんだけど片腕貸してくれないか? 真ん中の辺りにヒビ入っちゃってさ。明日は演練の予定だけど今日の明日じゃ修理が間に合わない」
    「全く不用心だな。それで? 一体どちらの腕なんだ」
    「右腕」
    「おい!利き腕じゃないか。 仕方がないから貸してやるが、武器を持つ前に動きと感覚を確認しておきたまえよ」
    「ありがたいねぇ。そんじゃ、ローレンツには俺の右腕預けておくよ。別に使ってくれてもいいんだぜ?」

    「なぁローレンツ、やっぱり脚が長いと便利なのか?」
    「さあな、僕はこの身体以外になったことが無いから何とも言い難いな。まあ、君に比べれば脚立の世話になることは少ないだろうね」
    「ふーん。ちょっとさ、俺に両脚貸してくれないか?」
    「全く何を言うんだ。脚の付け替えが大変なことくらい君もわかっているだろう」
    「まあそう言うなって。この前みたいに破損してお互いの身体を借りることになったとしてさ。事前に感覚を知っておけばスムーズに戦線復帰、なんてことができるかもしれないだろ?」
    「まあ......そうかもしれないが。きちんと後で返したまえよ」
    「へいへい、ありがとさん」

    「なぁローレンツ 1363

    9660moyunata

    DONEクロロレ。おててだけ人外なローレンツの話。年前修道院にて
    ハピエンです。
    俺はローレンツが手袋を外したところを見たことがなかった。
    鈍い光沢のある黒い革の手袋。手首のあたりには小さく薔薇の刺繍が入っている。きっと特別に作らせた一級品なのだろう。
    講義中にメモを取る時だって、食事中、訓練中、温室当番、草むしり、厩舎当番、休みの日、いつだって手袋がそこにあった。
    あいつは俺なんかに比べて外見に気を使うやつだからな。きっと槍を振るう手が豆だらけでボロボロになるのが嫌なんだろう。完全に防ぐことなんてできないけど、いくらかはマシになる。日焼け対策も兼ねてるのかもしれない。あいつ訳分からないくらい真っ白だし。
    字を書く時にそんなのはめてたらペンが持ちにくいだろうと思いきや、俺の走り書きなんかよりよっぽど綺麗な字が出てくる。人柄そのものというような堅くて真っ直ぐな字だった。
    そういえば、よく一緒にいるフェルディナントもずっと手袋付けてたよな。やっぱり似た者同士って集まるものなんだ。いつも遅刻ぎりぎりで身支度してる俺にはそんな面倒を増やす気が全くわからないが、そういうのにこだわるやつらもいるんだろうと思っていた。
    あの日違和感を感じるまでは。

    ローレンツは監 7223

    9660moyunata

    DONE年後ローレンツがクロードについて考えているだけの短文。オチも何も無い。その空は青かった。
    白い飛竜とクロードは僕の遥か上空を飛んで行った。長い間それを目で追い続けていたので、地上に視線を戻した時もそのシルエットが視界に残ってどこまでも付いてきた。

    僕はクロードを信用していない。長期間に渡って監視したからあいつの事はよく知っている。あいつには何か隠し事がある。普段から胡散臭いやつだが、蔵書を漁りにこそこそしていたり怪しげな薬の開発に精を出していたりだなんて、そんなちっぽけな話ではない。とんでもない秘密があるのだろうと僕にはわかるのだ。
    しかし、信用はしていないが信頼はしている。人をからかうようなことはするが、悪意と言うようなものは無く、あくまで悪戯程度のことだ。いや、僕の燕尾の先端を捲りあげて鎧の隙間にねじ込むのは本当にやめて欲しいと思っているのだが。何故人に気付かれずに行動するのがあそこまで上手いのだろうか。クロードが後ろを通り過ぎ、もしやと振り返る時に限って何もされていないのだ。尻がどうかしたのか? とニヤつきながら話しかけてくるのは非常に腹立たしい。
    あぁ違う、そんなことを考えようと思っていたんじゃないんだ。クロードが隠し事を続けるのは僕に 774

    9660moyunata

    DONEテレビゲームをするだけの現パロ年後クロロレ
    光属性ですご安心ください。
    「ローレンツはゲームとかしないのか?」
    「そんなもの、時間の無駄だろう」
    やっぱりそう言うと思った。庶民の娯楽に現を抜かしてる暇なんてありませんって顔に書いてある。
    「じゃあさ、1回だけ対戦付き合ってくれないか? このゲーム1人でもできるんだけどさ、せっかく買ったんだしちょっとくらい人と遊んでみたいんだよ」
    「仕方がないな、1度だけだぞ」
    ローレンツはせっかくだから、とかそういう言葉に弱い。あいつは俺のことに詳しいなんて言っているが、俺だって負けてない。ローレンツが俺のこと見続けているなら同じだけ俺もローレンツを見ているんだ。
    今始めようとしているゲームはいわゆる格闘ゲームだ。さすがに初心者のローレンツをこてんぱんにするのは気が引けるから、あえて普段使わないキャラクターを選ぶ。それでも俺の方が強いことに変わりはない。手加減しつついい感じの差で勝たせてもらった。
    「......。」
    勝利ポーズを決めている俺のキャラクターをローレンツが無表情で見つめている。よし、かかったな。
    「クロード、もう一戦だ」
    「おっと、1回しか付き合ってくれないんじゃなかったのか?」
    「せっかく買ったのに 1372