ディノブラ書きたい繋がり無し1一緒に出掛けろ!!
エンジンが駆動する音に起こされる。今は何時だ、そう無意識に考えた後、明かりが眩く感じた。夜の灯りが窓の中へ進入したのだろう。片目を細めつつ意識を覚醒させたディノは眠っていたせいで崩れた姿勢を戻した。
「起きたのか、ディノ。到着したから、起こそうと思ったところだ」
「あはは、寝ちゃってたよ。ドライブお疲れ様」
くあ、と軽く欠伸してブラッドへ労いの言葉をかける。レイトショーを見に行った帰りは遅く、本来ならばディノの就寝時間付近だからか眠っていた。
ふと、ブラッドの手にスマホが握られていることに気づく。連絡することでもあったのか予定でも確認していたのか、とにかく用は済んだらしくポケットに仕舞いこんだ。
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