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    masasi9991

    @masasi9991

    妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど
    平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの

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    masasi9991

    MAIKING夢で見た話 いわゆるゾンビもの的なパニックホラー「ざまァ見やがれ! 見たか!? 見てただろ! 今の! 簡単なんだよ、鬼を殺すのなんか、人間様の手にかかれば、なあ!?」
    「山崎、うるさい!」
     喚いていた山崎が、副委員長の叫びに急に怯えたようにビクッと身体を震わせた。
     山崎の視線が泳ぐ。上ばかり見ている。不完全な照明の天井は薄暗い。割れたLEDの破片は床に散らばって、散乱した血や肉に沈んでいる。
     震えてる山崎の手も汚れている。鉄パイプで殴ったんだから、それほど、だけど。指に付いた血が気になるらしく、何度も鉄パイプを握り直しながら、手についたそれを、鉄パイプに擦り付けようとしている。
    「副委員長、大丈夫」
     窓側の壁に背を向けてうずくまった副委員長に手を差し伸べたが、山崎と同じく汚れたおれの手を見て、彼女は忌々しそうに顔を歪め、首を振った。
    「大きな声出さないでよ。見つかるかもしれないじゃん」
    「うん。確かに、そうだ」
     差し伸べた手の行方に迷う。考えてみれば、副委員長を立ち上がらせたところで、どうしようと思ったんだろう。窓の外は完全に夜で、もうここの他にどこにも行けそうにもない。
    「見つかっても大丈夫だって。さっきのでわかっただろ 3426