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    masasi9991

    @masasi9991

    妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど
    平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの

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    POIPOI 366

    masasi9991

    DONEエックスとアクセルがなんか喋ってるゼロクス花のこと


     朝、誰よりも早い時間にエックスがハンターベースに出勤してるのは特に珍しくもないことだけど、今日はその手にちょっと珍しいものを持っていた。
     多分それに必要なのは水と太陽の光と酸素と電池……あとは、伝統的には花瓶かな? でもそんな骨董品がこんなところにあるわけないから、エックスはしばらくオペレーター室のあちこちを探し回ったあと、結局特にいいものが見つからなかったらしく自分がいつも使ってるガラス製のコップに水と電源を突っ込んでいた。
    「そのコップ、割れちゃったりしないかな?」
    「大丈夫じゃないか。何度か床に落としたりしてるけど、意外に丈夫だ」
    「へー、エックスもそんなそそっかしいことあるんだ」
    「緊急で出撃要請が出たりすると、時々な」
     エックスは少し照れくさそうにそう言った。でもボクがハンターベースに来てからは、そこまでそそっかしいエックスの姿は見たことがない。結構昔の話なんだろうか、と昔っぽいデザインのガラスを見て想像する。
     それにしてもシステムの電源からコードを拝借して水の中に直接ケーブルを突っ込んでるから、なんだか見た目にはやっぱり危なっかしい。わざわざ有線で電力 1582

    masasi9991

    MAIKINGなんかそういう割と平和な時代のゼロクス
    続くかも

    <性行為同意書アプリ>の続き(前日譚)みたいな感じ
    https://poipiku.com/955041/4131800.html
    初めての同意書


    □1
     腕時計型のウェアラブル端末に、数日前に支給されたアプリを立ち上げた。白いバックグラウンドに飾り気もなく日付と時間が表示され、アプリタイトルが右下に小さく浮き上がる。少し待つと、青いライトで空中に入力欄が照射されるようになっている。この時間差が考え直させるために重要らしい。ということまでは把握している。だけどそれも待たずに端末の表示を落とした。
     ため息、あるいは深呼吸。ドアの前で暫く突っ立っていた。踏ん切りがつかない。
     もういちど端末を胸の前に持ち上げて、表示を開く。突然青白い光で空中にウィンドウが表示され、慌ててアプリを閉じた。
     ついさっき、アプリを終了させずに端末を閉じたことも忘れていた。なんだかいっぱいいっぱいだ。誰かに見られちゃいないだろうか、遅れて不安になってあたりを見回したが、ひとまずマンションの廊下には誰も居なかった。平日の昼間だし、そんな心配はいらないか。イレギュラーハンターの休日が不定期で、こんなときには逆に助かる。
     それにしてもこいつをどうすりゃいいんだろう。政府に戸籍登録している一定年齢以上の全レプリに支給されたこのアプリだ。支給 1988

    masasi9991

    DONE寝起きのゼロクス
    ちょっとシリアス
    夢を見ない


    「ゼロ! いくら休日だからってこんな時間まで寝てるんじゃない!」
     レプリロイドも寝言を言う。特に、ゼロのようなスリープモードからの移行に時間がかかるタイプだと顕著だ。
     任務中の一時休止からの起動は早いのに、休日ともなるといつもこれだ。この柔軟性の高さも、性能の高さの一つでもあるんだろうけど。
    「まだ……朝じゃ、ない」
    「そうだね、もうお昼だ」
     さっきからこの調子で、オレはずっとゼロの寝言と会話している。
     休日だからどこかへ出かけよう。休みの間に買い出しに行かなきゃいけないものもある。なによりそれが、日々の忙しさの息抜きになる。
     だというのにゼロは起きない。一度起きればテキパキと動くんだけど……というより割と短気で大雑把だから、行動はかなり早い方なのに。休日の朝だけはどうしても起きない。
    「何かいい夢でも見てるのかな」
    「……ああ」
     やっぱり半覚醒状態のまま頷いた。
     目を閉じて、ベッドの中に沈んでいる。柔らかなクッションのマットレスに横たわり、物理的に外気と光を遮断する薄手のブランケットに包まれている。これはメンテ用のポッド・ベッドじゃない。もちろんゼロの自 2565

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    DONEゼロクスの平和な日曜日と小さな事件日曜日とマーケットと小規模な事件


     全速力で走っても普段の半分の速度も出せやしない。この軽量スニーカー風のフットパーツでもダッシュ用に多少のジェット噴射はできるけど、そんなことしたらそこら中の人にぶつかってしまう。
     日曜日の晴れた青空と綿毛の花びらが舞う平和な並木道。こんなに焦ってるのは、オレひとりだ。
    「どいて、……あ! すみません! どいてください!」
     どうにか大声で謝りながら、道を開けてもらって、時には失礼にならないように押しのけながら、走っている。
     これほど人が集まってるなんて予想外だった。公園の入り口あたりじゃ、まだそこまでの人出じゃなかった。だから急がなきゃと思った通りに走り出してしまった。ところが二つ目のゲートを越えて広場に続く並木の道に差し掛かると、だんだんと人混みが激しくなってきた。混雑のあまり前がろくに見えないほど。それはオレの背が低いせいもあるんだけど。
     何しろ今日の予定は買い物だけだったから、ほとんど武装をしていない。そう、いつものフットパーツも置いてきた。なおさら目線が低くなる。フットパーツの高さなんて数センチ? その程度でも、オレの身長じゃ大問題 3033

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    DONEX6のOP前のゼロクス晴天の廃墟


     通信にノイズが混ざり始めた。高強度の電磁放射障害が残っている地域だからなのだろう。それを裏付けるように、割れたアスファルトの上に残った無数の人とレプリロイドの遺体はほとんど全てが無傷のままで、ただカラカラに干からびている。
    「き……える? エッ……ス、……なし、周囲に……反応、なし。安……確保……した……から、すぐに戻……」
    「大丈夫だよ、エイリア。誰も居ない」
    「ええ、だ……今すぐ……」
     ブチン、と一際大きなノイズが鳴って、以降通信が完全に途絶えてしまった。
     少し戻って、また通信を繋ごうか。どの辺りまで調査するつもりなのか、ちゃんと計算して伝えておく。その方がエイリアにも、ベースで待っている皆んなにも、心配をかけずに済む。
     ほんの一瞬だけそんな風に悩んだが、やっぱり振り返るのは止めにした。今は一分一秒が惜しかった。
     周囲にエネルギー反応はない。十日も前にはこんな筈ではなかった商店街は、天井にかかったアーケードの屋根が全て吹き飛んでしまって、金属製の何本もの柱だけが数百メートルの向こう側まで規則正しく並んでいる。道の両側のビルの多くは崩壊。ここは、廃墟だ。もち 1149

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    DONE何かと戦っているエックスとゼロ先輩TRAGEDY


     首が飛んでった。一つじゃない。いくつもだ。首だけじゃない。腕も足も胴も。一人じゃない。被害状況は? 考える暇はなく、情報も足りない。それはもはや俺の仕事じゃない。
     肉塊から吹き出した飛沫は混ざり合って一塊に路面に飛び散った。跳ね回る雫はどうせ全てひび割れたアスファルトの上へ落ち、やはり皆んな混ざって流れていく。
     薄暗い曇り空のビル街の隙間の時折雲間からちらつく昼間の光の反射する血液の表面の脂質様の虹色の光沢が未だ熱を持ち湯気を上げる、冬の市街に白い湯気を一種幻想じみた白さを、人血による霧が浮かび足元はぬかるむ、走れば血と肉が跳ね上がる、人混みを掻き分けながら、まだ生きている人々の群れを掻き分けながら、瞬時奪われていく命をセンサーに感じながら、命、悲鳴、首、体温、血液、呼気、言語、臓物、皮膚、眼球、衣服、排泄物、頭髪、飛んでく。両眼のカメラ・アイが曇る。
    「十三地区へ! 十三地区方面へ逃げてください!」
     カメラ・アイの曇ったレンズは瞬き一つでクリアになる。
     オペーレーターからの通信でリアルタイムに届く避難経路をそのまま口に出して叫ぶ。誰にも聞こえていない。上 2379