masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 413
ALL 道タケ漣 妖怪ウォッチ 久々綾 デググラ かぶもも レクセル RMX クラテパ ヴァルフェン レオクリ ゼロクス ZXA 創作 ジクイア masasi9991DONEヴァルフェン事後忘我か惰眠か 全く、眠ったような心地がしない。早く起き上がらなければ、早く、主が目を覚ます前にだ。それがいい。このままみっともなく気を失い続けるのは我慢ならない。 だというのに己の瞼をこじ開けることもできずにいる。疲れ切った身体は指一本動かせない――いいや、そんなことはありえない。そのように腑抜けていては、我が主のため成すべきことも成せはしない。本日もやるべきことはごまんとあるのだ。 惰眠を貪っている場合ではない。早くここから抜け出さなければ。少なくとも、ヴァル様が目を覚ます前に。そうでなければ。 「フェンリッヒ」 そう葛藤している間に、朝が来ていた。耳元に囁かれたその声は鼻歌でも歌い始めそうな調子で、随分と機嫌が良さそうだ。 1024 masasi9991DONE本編ネタのヴァルフェン血に代わるモノ 後悔、という行為は下らない。そんなことをしている時間があるのなら次の一手を考えるべきだ。我が主のため、立ち止まっている暇などないのだから。 と、いうのがこれまでのオレの自論だった。のだが……今、オレは大いに後悔している。身から出た錆というものを。この状況、どう逃れたらいい。 「さあフェンリッヒ、お前も一緒に考えろ! お前が言い出したことだ」 「いえ、ですから、あれはその場限りの狂言……演技に過ぎなかったと、あのときにも申し上げたではないですか」 「もちろんそれは理解している。しかしだ、いつの日か実際にあのようなことが起きないとも限らない。そのことに俺は気がついてしまった」 「実際に、ですか」 オレを猛烈に後悔させているのは、先だってのオレの些細な策略――閣下の目の前で死んだフリをするという、その愚かなる行いについてだ。 1949 masasi9991DONEガヤガヤしてるヴァルフェン弱点「……やっと撒いたわね。フェンリっちってばしつこすぎよ! ねえヴァルっち、なにかアイツの弱点とかないの!?」 「お前らこんなところで何をしている。仕事はどうした」 「仕事なんかやってられるわけないでしょ! 前から思ってたけど女子中学生を無理やり働かせるなんて労働法違反よ! 女子中学生は法律によって守られているはずなのよ!」 「そうデスそうデス! ついでにラスボスを不当に働かせるのもきっと法律違反デス!」 「あー……ごめんね、デスコ。多分ラスボスを守る法律はないわ」 「ガーン」 「地獄の法律に女子中学生という文字はない。なにより働かざる者食うべからず、だ」 「何よ常識ぶっちゃって。ヴァルっちってばアタシの夢の中に出てくる悪魔のくせにそんなに常識ばっか言うなんておかしいんじゃない?」 1398 1