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    オルト

    どうしようもないものを投下

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    TRAININGタイカケ。
    付き合っていくうちに、カケルくんに対してだけ策士になっていくのもいいな。
    このところ、結構冷え込む。青森に比べたら全然だけど、それなりに東京も寒くなるんだな、なんて思いながら窓から冬の空を見上げた。今にも降り出しそうだ。この気温だと、みぞれか……雪になってもおかしくない。
    「さみぃよなぁ」
     今朝、寒い寒いと言いながら出て行ったカズオのことを思い出す。寒いのならもっと厚着をしていけばいいのに、と思うけど、ファッションがどうのこうの言って寒そうな薄っぺらいコートで出て行った。そう言えば、傘、ちゃんと持っていったのか? まぁ、アイツのことだから準備してるだろうし、持ってなくても車移動出し大丈夫か……。でも……。
     俺はカズオに一言連絡を入れる。
    ―今日、帰りは?
     仕事中だろうから返事はすぐに来ないだろうと思っていたけど、案外すぐに来た。
    ―今日は久しぶりに電車で帰るよん! 雨降りそうだから急がなきゃ~
     めずらしい。この言いぶりだと、傘も持ってなさそうだ。
    ―何時ころ駅着く?
    ―あと十五分くらいかな。
    「よっし」
     俺は上着を羽織り、全然使ったことのないマフラーを掴んで玄関に向かった。自分の傘とカズオの傘を掴んで外に出ると、ぴゅうと冷たい風が頬を刺した。
    「寒 1064

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    TRAINING22世紀蕎麦屋のタイカケ。
    設定は9割捏造。6歳差。
    今日はタイガくんの成人式。高校の同窓会に参加していたタイガくんを迎えに行った帰り道、赤信号で停車した時にちらりと横を見た。お酒のせいかほんのり顔を赤くした袴姿のタイガくんが妙に大人っぽく見えた。
    「なんだか感慨深いなぁ」
    「あ?」
     ポツリと漏らした言葉に、タイガくんは不思議そうに首を傾げた。
    「いやぁ、タイガくんもいよいよ成人式か、と思ってね」
     あの小さかったタイガくんが。おねしょしたのを必死に隠そうとしたタイガくん。小学校の入学式の日、僕が中学に上がって一緒に学校に通えないと知って号泣したタイガくん。初めて作ったお蕎麦を僕に食べさせてくれてお蕎麦屋さんになると誓ったタイガくん。高校の卒業式の日、第二ボタンを僕に俺にプレゼントしてくれたタイガくん。
    「なにしんみりした顔してんだよ」
    「だってぇ。いつの間にか大人になっちゃうんだもん」
    「いつの間にかって……ずっとそばで見てただろ?」
    「それは、そうなんだけど……近くにいたからこそ気付かないことってあるじゃん」
     小さいころからずっとそばにいたから、いつまでもタイガくんを子供みたいに思ってたけど、もうちゃんと大人なんだよなぁ。
    「帰っ 1493

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    TRAININGガリカジのタイカケ。昨日のタイガ編みたいな感じです。月に一回くらい、カケルがやけに俺を甘やかしてくれる期間がある。そんな時のカケルはすごく可愛くて、なんていうか、エロい。いつも以上にいい匂いがするし。これは、ホントにカケルの匂いが濃くなるのか、俺の鼻が良くなるのかはわからない。けど、確かに月に一回カケルは凄く可愛くなる。
    「かけるぅ」
     そんなカケルを見ていると、なんだかいつも以上に素直になれる。甘えたくなる。カケルが甘やかしたくなってくれてるのに漬け込んで、俺は欲望のままに甘えちまう。
    「タイガきゅん、おいで」
    「ん、カケル、好き……」
    「んっ……」
     俺が素直に気持ちを伝えると、カケルは凄く嬉しそうにする。目をウルウルさせて、頬を真っ赤にして。すごく、可愛い。そして、エロい。こんなの、勃っちまうだろ……。俺がカケルの身体に自分を擦り付けると、カケルのソコも反応した。嬉しい。カケルも同じ気持ちになってる。
    「カケル」
     カケルの顔をじっと見つめると、カケルはどんどんエロい表情になっていく。あぁ、早くひん剥いて俺の腕の中に閉じ込めたい。
    「ベッド行こう」
     カケルの方から、俺を求めてくれてる。カケル、カケル、俺のカケル。他の奴にも、こん 815

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    TRAINING試しにここでアップしてみます。
    ガリカジのタイカケ。エロではないけど、ちょっとアレかも。
    「月一の周期」
    「カケルぅ」
    「ん~、よしよし」
     ぎゅうと抱き着いて離れないタイガの頭を、そっと撫でる。
     俺にとっても懐いてくれているタイガだけど、その懐き具合がマシマシになる期間が月に一回ほどある。俺にめちゃくちゃに甘えてくれて、夜もちょっと激しくなっちゃう。月の満ち欠けに伴う、タイガの魔力の変化かと予測はしているんだけど、原因ははっきりしていない。
    「なぁ、今日もカケルのベッドで寝ていいか?」
    「もちろん、いいよ~」
     この期間のタイガは、いつも以上に素直になる。普段なら照れちゃうような行為もセリフも、この期間なら全然なんともないみたい。俺はこの期間を毎月楽しみにしている。
    「へへっ」
    「んっ!」
     嬉しそうに笑うタイガきゅんに、顔がニヤけちゃう。
    「なぁ、カケル、好き」
    「おれっちも、タイガきゅんのこと大好きよん」
    「俺、おれっ、ホントに、カケルのこと好きでっ、それでっ、うぅ、かけるぅ……」
     必死に俺の名前を呼ぶタイガに、心臓を鷲掴みにされた気分。あぁ、もう、愛おしくって仕方ない。
     タイガが俺を抱きしめる腕に力を込めた。身体がより密着して、あぁ、これ、当たってる。タイガの硬いの……。
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