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    遭難者

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    POIPOI 31

    遭難者

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    絶対音感藍忘機の魏無羨と思追の後日会話です。超短いですが、入らなかったのでこちらに…
    ちなみに…
    本編https://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=1700635&TD=3716900終わりの藍湛の妙な音は、ぎゅってしたら鳩尾に入ったためです。(こんなところで何を‥‥)

    姑蘇、某山にて・・・・



    藍思追:「魏先輩!この前の夜、含光君と合奏されていました?」

    魏無羨:「え‥‥き、聴こえてたのか?」

    藍思追:「はい!何だか不思議な曲でしたが、何の曲ですか?」


    何食わぬ純真な顔でこちらを見てくる。ということは、その後の『音』は聴こえていないはずだろう、たぶん。


    魏無羨:「あれは‥‥あー藍湛が異国の譜面を見つけたから、遊びでひいてみたんだ。」

    藍思追:「そうだったんですか、≪清心音≫みたいなところもあったと思ったんですけど、異国にも似たような音楽があるんですね。」


    思追はなかなか鋭い。≪問霊≫を伝授されているということは、藍湛、澤蕪君、さらにはあの藍啓仁の鉄壁を超えて、認められているということだ。剣技といい、あなどれないやつだ。


    魏無羨:「どう感じた?」

    藍思追:「え?」

    魏無羨:「あの曲を聴いて、お前はどんな風に思った?」


    ≪清心音≫が混ざってはいるが、あの曲を俺や藍湛以外が聴いたらいったいどう感じるのか興味があった。


    藍思追:「ん~~~そうですねぇ‥‥こう、ほわっとする、というか」

    魏無羨:「は?」

    藍思追:「う~ん、難しいな‥‥あ!そうだ!あれです!!」


    思追が指さした方向を見ると兎が2匹でじゃれあっていた。


    藍思追:「じゃれあって遊んでいる兎を見ると、可愛らしいなぁ…って、こう…胸の辺りがほわ~っと温かくなるじゃないですか、そんな温かい感じです!」

    魏無羨:「‥‥」

    藍思追:「魏先輩?」

    魏無羨:「思追、俺はお前が時々怖いよ‥‥」

    藍思追:「え、何でですか?!」

    魏無羨:「これは、含光君に報告だな。きっと『罰』案件だ。」

    藍思追:「えっどうしてですか?!待ってください!魏先輩っどうして?!」


    夷陵老祖と含光君のあの壮絶な戦いを‥‥兎のじゃれあいと一緒にするこの息子を、いったどうしてくれようか。




    おしまい。
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    DONE現代AU
    ツイスターゲームをしようとする付き合い立て曦澄。
     確かに、藍曦臣があげた項目の中に「これ」はあった。そして自分もしたことがないと確かに頷いた。
     ただ、あまりその時は話を聞けていなかったのだ。仕方がないだろう?
     付き合い始めて一か月と少し。手は握るが、キスは付き合う前に事故でしたきりでそれ以上のことはしていない。そんな状態で、泊まりで家に誘われたのだ。色々と意識がとんでも仕方がないではないか。もしもきちんと理解していれば、あの時断ったはずだ。十日前の自分を殴りたい。
     江澄は目の前に広がる光景に対して、胸中で自分自身に言い訳をする。
     いっそ手の込んだ、藍曦臣によるからかいだと思いたい。
     なんならドッキリと称して隣の部屋から恥知らず共が躍り出てきてもいい。むしろその方が怒りを奴らに向けられる。期待を込めて閉まった扉を睨みつけた。
     だが、藍曦臣が江澄を揶揄することもないし、隣の部屋に人が隠れている気配だってない。いたって本気なのだ、この人は。
     江澄は深いため息とともに額に手を当てる。
     「馬鹿なのか?」と怒鳴ればいいのだろうが、準備をしている藍曦臣があまりにも楽しそうで、金凌の幼い頃を思い出してしまうし、なんなら金凌の愛犬が、 4757