あの子
コマさんファン
MEMO考えついた『鬼灯の冷徹』の男夢主。所謂オリジナルのキャラクターです。最初に考えたあの子と合わせて、弟切さん関係のオリキャラ二人もいるんですよね…。
あの一族のオリキャラは設定作りやすいし、ちょっとしたチート設定上乗せても違和感を感じさせないのがすごいところですね… 12
ジュン
DOODLEあの子は悪魔人の心、惑わす悪い子
正→良
魔性の良を考えてみた
メモがでてきた
たぶん2月くらいに書いてた記憶
魔性の良を食べたかった記憶
ずっと正がイライラしている
(正喫煙者表現あり)
片思い良き良き爆発してるパッションで書き足した
地獄へようこそ「あーぁ……」
バタン。ドアが閉まり、走り去るタクシー。
その後ろ姿を恨めしく見送って、正守は思わず低い声を漏らした。
そして全ての音は夜闇に溶けていく。聞こえるのは、しとしと降る雨音と待合室の蛍光灯の音だけ。
「どうする」
これは問いかけではない。諦めのため息、それを表した言葉。正守は苛立ちを隠さず再びベンチへ腰掛けた。
先程やってきたタクシーを、ぽっと出の他人に譲ったのは良守だ。一時間待ってやっとそれを、見計らったかの如く居合わせた年若い女性。そんな彼女に「先、乗ってください」と良守は躊躇いなく譲った。
いいよな?と言いたげに目配せをされた、あの瞬間を……思い出しただけで本当に胃が痛くなった。
暗転。
タクシーの待合室、苛立ちを隠さない正守。その正面に良守はいた。
3483バタン。ドアが閉まり、走り去るタクシー。
その後ろ姿を恨めしく見送って、正守は思わず低い声を漏らした。
そして全ての音は夜闇に溶けていく。聞こえるのは、しとしと降る雨音と待合室の蛍光灯の音だけ。
「どうする」
これは問いかけではない。諦めのため息、それを表した言葉。正守は苛立ちを隠さず再びベンチへ腰掛けた。
先程やってきたタクシーを、ぽっと出の他人に譲ったのは良守だ。一時間待ってやっとそれを、見計らったかの如く居合わせた年若い女性。そんな彼女に「先、乗ってください」と良守は躊躇いなく譲った。
いいよな?と言いたげに目配せをされた、あの瞬間を……思い出しただけで本当に胃が痛くなった。
暗転。
タクシーの待合室、苛立ちを隠さない正守。その正面に良守はいた。
鯨雲 そら
DONE企画垢掲載ストーリー『Save my ship.』後の小話あの子は知らない彼女と彼の別れの話。
+α『もう二度と会えませんように』
password=☘️’s true name 613
感想置き場
SPOILER月島さんの誕生日に色々書いた感想。後半、前半の熱い話が台無しになる感じの下世話な話をしています。
キャラブックや質問コーナーの内容のネタバレを含みます。
パスワードは″あの子″の呼び名。
(ちゃん付けで) 3
いっし
PAST【鶴+月2冊目 月+いご含む】[4月末まで全文公開,通頒中] 退役の日を迎えた月が『仕事』の喪失に直面し、あの子を探すに至るまでのお話です。原作最終回にノリきれなかった人が描いています、合わないと思ったらご無理なさらず。【軍会7記念 ノベルティ収録漫画追加しました】
巻末QRのおまけコンテンツ(1万字超あとがき)→https://privatter.net/p/9597591
まるい型抜き+あの子の髪の包みつき冊子版通頒→https://order.pico2.jp/srkmsrs/ 41
ayashiku_naiyoo
DOODLE今日はあの子のこの人はいつもマスタング大佐をイメージしながら書いてます😂
最近は三木眞一郎さん(マスタング大佐)or宮本充さん(八代先生)の声で脳内再生されるようになりました。ノリは僕街の仲良し時代八代先生と悟くんだと勝手に思ってるので…
実写だったら及川光博さん…
ちはやぱんしー
DOODLEこの形式あまりにも楽チンじゃない?やっぱあの子達は酒を嗜んでいると思うんですけど、強い弱い…特徴がああると思うんですよね。
個人的には琉球さんは絶対に日本さんよりも強いと思ってる。
転生の毛玉
DOODLE【ヌビアの子】創作シリーズ!複数キャラの誕生日かぶり セーヌ編 カステルさんといっしょセーヌ誕アタシは高校の校舎を出ると、勢いづけて走る。
目指すはヌビア学研究所附属図書館、その解剖生理学分野スペース事務室。
そこに、今日会いたいと思っている人────アタシと同じヌビア解剖生理学分野で実験対象になることの多い【ヌビアの子/スタミナ】─────セーヌがいるはずだ。
図書館そのものまでは、しっかり走ればものの1分程度で辿り着く。息なんか切れるはずもない。むしろ、この玄関から件の事務室まで移動するほうが大変だった。
つくづくこの図書館は縦にも横にも広い。(アタシにはそれら全てを把握しきれないほど多くの)ヌビアの名を冠する様々な学問にまつわる蔵書が収められているのだから、当然、図書館も巨大になるというものだ。ヌビア解剖生理学なんかは比較的マイナーな学問なのだが、それでもその蔵書だけで、広大な図書館の半フロア分が埋まってしまう。ヌビア学、ひいてはヌビアそのものの偉大さを思い知らされる。
2721目指すはヌビア学研究所附属図書館、その解剖生理学分野スペース事務室。
そこに、今日会いたいと思っている人────アタシと同じヌビア解剖生理学分野で実験対象になることの多い【ヌビアの子/スタミナ】─────セーヌがいるはずだ。
図書館そのものまでは、しっかり走ればものの1分程度で辿り着く。息なんか切れるはずもない。むしろ、この玄関から件の事務室まで移動するほうが大変だった。
つくづくこの図書館は縦にも横にも広い。(アタシにはそれら全てを把握しきれないほど多くの)ヌビアの名を冠する様々な学問にまつわる蔵書が収められているのだから、当然、図書館も巨大になるというものだ。ヌビア解剖生理学なんかは比較的マイナーな学問なのだが、それでもその蔵書だけで、広大な図書館の半フロア分が埋まってしまう。ヌビア学、ひいてはヌビアそのものの偉大さを思い知らされる。
転生の毛玉
DOODLE【ヌビアの子】創作シリーズ!明日がうちのこ二人の誕生日なので その一人、ラサちゃんの話です 登場人物はラナークです
ラサ誕今日は、日曜日だと言うのに実験があった。
被験者は2名。【ヌビアの子/優しさ】であるオレ、つまりラナーク・クライドと、【ヌビアの子/博愛】であるラサ・リンカだ。
ヌビア理工学、精神被干渉系統の脳波実験を受けてきた────というと、どうも長ったらしくややこしい。要は、『他の人の言ったことや考えたことに影響を受ける【ヌビアの子】は、その時どんな脳波の状態にあるのかを観察します』ということだ。
色々な機械が繋がったヘルメットを被ったまま問答を繰り返すこと1時間。それからやっと解放され、部屋から出る。
「ふぁー、今日もすごかったねぇ」
「せやなぁ」
廊下の長椅子にぐったりと座ると、同じように被験者であったラサがそう言いながら長い息を吐いた。自分よりも年上ではあるが、一回り小さな体。ヌビアの子の誰よりも穏やかで、柔らかな雰囲気の持ち主。そんなラサに、あの厳ついヘルメットは、つくづく似合っていなかった。少しだけ、憐憫に似た気持ちが湧く。
3211被験者は2名。【ヌビアの子/優しさ】であるオレ、つまりラナーク・クライドと、【ヌビアの子/博愛】であるラサ・リンカだ。
ヌビア理工学、精神被干渉系統の脳波実験を受けてきた────というと、どうも長ったらしくややこしい。要は、『他の人の言ったことや考えたことに影響を受ける【ヌビアの子】は、その時どんな脳波の状態にあるのかを観察します』ということだ。
色々な機械が繋がったヘルメットを被ったまま問答を繰り返すこと1時間。それからやっと解放され、部屋から出る。
「ふぁー、今日もすごかったねぇ」
「せやなぁ」
廊下の長椅子にぐったりと座ると、同じように被験者であったラサがそう言いながら長い息を吐いた。自分よりも年上ではあるが、一回り小さな体。ヌビアの子の誰よりも穏やかで、柔らかな雰囲気の持ち主。そんなラサに、あの厳ついヘルメットは、つくづく似合っていなかった。少しだけ、憐憫に似た気持ちが湧く。
転生の毛玉
DOODLE【ヌビアの子】創作シリーズ、前日譚今回は美貌くんとそのお兄さんの話です
集合前夜〜美貌編〜『5分後に部屋に行く』
それは、実の弟に送ったメッセージだった。
*****
「入るよ」
メッセージを送ってから、きっかり5分後。私は、弟の部屋の戸を叩く。
『どうぞ』とも『嫌だ』とも返事のないドアを開ければ、日差しの差し込む窓の前に人影があった。人影は、目の部分を切り取っただけの大きな紙袋を被っている。
「部屋は────……片付いたみたいだね」
私は呟いた。見渡した部屋の中は、3つの段ボールを除いて、すっきりと殺風景なものになっている。床も、壁も、転居したばかりの頃と何ら変わらない。
「……出ていくんだから、そりゃ、片付けるよ」
紙袋の人影は、少し籠もった声で吐き捨てた。彼の部屋は、昨日までやや雑然としていたのだから、よく片付けたものだ、と思う。
1986それは、実の弟に送ったメッセージだった。
*****
「入るよ」
メッセージを送ってから、きっかり5分後。私は、弟の部屋の戸を叩く。
『どうぞ』とも『嫌だ』とも返事のないドアを開ければ、日差しの差し込む窓の前に人影があった。人影は、目の部分を切り取っただけの大きな紙袋を被っている。
「部屋は────……片付いたみたいだね」
私は呟いた。見渡した部屋の中は、3つの段ボールを除いて、すっきりと殺風景なものになっている。床も、壁も、転居したばかりの頃と何ら変わらない。
「……出ていくんだから、そりゃ、片付けるよ」
紙袋の人影は、少し籠もった声で吐き捨てた。彼の部屋は、昨日までやや雑然としていたのだから、よく片付けたものだ、と思う。
転生の毛玉
DOODLE【ヌビアの子】創作シリーズ!今回は前日譚的な感じで。ブレーン従兄妹の話です。
集合前夜〜従兄妹編〜玄関の外まで客人を送り、深々と頭を下げる。相手が見えなくなるまで、それを続ける。
一般的で基本的な礼儀を済ませると、傍らで同じようにしていた従妹が、大きく息を吐きだした。
「〜〜〜っ…!」
それから私に紅潮した頬を見せ、赤と黒の眼をきらきらと煌めかせる。ぱくぱくと唇を開けたり閉めたりしたかと思うと、捲し立てるように叫んだ。
「聞きました…!?聞きました!?聞きましたよね、ねぇ、ハンザ!」
「あぁ、聞いていたとも。お前が興奮しそうな内容だということも分かっている。だが落ち着きなさい、はしたない」
頭一つ低いところで、ぴこぴこと触覚めいたリヨンの髪の毛が揺れる。ここまで無邪気に興奮する姿は、久しぶりに見た。最後に、リヨンのこんな姿を見たのは、確か、三年前。ヌビア没後500年を記念して、ヌビア学研究所が大々的に設置されるという報せを聞いたとき以来だろうか。
4604一般的で基本的な礼儀を済ませると、傍らで同じようにしていた従妹が、大きく息を吐きだした。
「〜〜〜っ…!」
それから私に紅潮した頬を見せ、赤と黒の眼をきらきらと煌めかせる。ぱくぱくと唇を開けたり閉めたりしたかと思うと、捲し立てるように叫んだ。
「聞きました…!?聞きました!?聞きましたよね、ねぇ、ハンザ!」
「あぁ、聞いていたとも。お前が興奮しそうな内容だということも分かっている。だが落ち着きなさい、はしたない」
頭一つ低いところで、ぴこぴこと触覚めいたリヨンの髪の毛が揺れる。ここまで無邪気に興奮する姿は、久しぶりに見た。最後に、リヨンのこんな姿を見たのは、確か、三年前。ヌビア没後500年を記念して、ヌビア学研究所が大々的に設置されるという報せを聞いたとき以来だろうか。