あばばば
雪奈yukina
DONEエワ即売会展示です!できた!!生身を取り戻した遊真にあばばばする修の話。
ちょっとだけえっち。ちょっとだけな。
楽過ぎる恋愛「オサム」
その音が初めて紡いだ言葉だと。
そう伝えられたぼくがどれだけ動揺して、どれだけ嬉しくなって、どれだけ愛おしくなったか。きっと奴は知っていて、知りながら涙を流すぼくの頰に手を伸ばした。
片方の手は義手になり、片方の目は義眼。腹の一部は未だ治療中で、運動は厳禁だ。
そんな状態の奴が触れた手はとても温かくて、確かに脈を打っていて。
「空閑…!」
ああ、やっと。
手にぼくの涙が伝うけれど、決して離さない手にぼくも手を添える。奴もまた嬉しそうに微笑み、ぼくの指を撫でた。
ああ。こんなにも厚く、こんなにも大きい手に触れられる日が来るなんて。
撫でる指の優しさに自然目を閉じる。少し暗くなったと思えば唇に触れるものがあった。
13454その音が初めて紡いだ言葉だと。
そう伝えられたぼくがどれだけ動揺して、どれだけ嬉しくなって、どれだけ愛おしくなったか。きっと奴は知っていて、知りながら涙を流すぼくの頰に手を伸ばした。
片方の手は義手になり、片方の目は義眼。腹の一部は未だ治療中で、運動は厳禁だ。
そんな状態の奴が触れた手はとても温かくて、確かに脈を打っていて。
「空閑…!」
ああ、やっと。
手にぼくの涙が伝うけれど、決して離さない手にぼくも手を添える。奴もまた嬉しそうに微笑み、ぼくの指を撫でた。
ああ。こんなにも厚く、こんなにも大きい手に触れられる日が来るなんて。
撫でる指の優しさに自然目を閉じる。少し暗くなったと思えば唇に触れるものがあった。