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    ちひろ

    nanase_n2

    DOODLE(メモ)国千柴(柴だけ女)の3P的な話です。ちょっと薊→柴あり。
    えっちなシーンないけどモラルハザードです。

    柴(女)…神奈備のエリート。六平の護衛任務で同居している。国重のことが好き。巨乳。
    国重…伝説の刀匠。巨乳好き。
    チヒロ…国重の息子。柴子が好き。
    薊(女)…柴子の同僚。重役。柴子が好き。

    ※一人称は全員俺/僕です。
    ※妊娠・出産のエピソードがあります。
    (メモ)国千柴(柴だけ女)の3P的な話です。神奈備からやってきた柴は、ある夜国重と一線を超えてしまう。
    元々国重に想いを寄せていた柴は本懐を遂げたわけだが、このまま肉体だけの関係に終わるつもりはなかった。
    「俺、処女やってん。責任取ってや」
    そう言って薊に協力してもらい六平の籍に無理やり入れさせた。
    六平の家で国重と関係を続けていた柴は幸せの絶頂だった。
    それもチヒロが十八になるまでのことだった。
    「チヒロももう一人前の男だな」
    誕生日を祝った夜のこと、国重は上機嫌だった。
    「だから、チヒロの初めての相手になってやってくれ」
    「えっ?何の冗談や……」
    するとチヒロが柴に迫る。
    「冗談でこんなこと言いません。俺は前から柴さんのこと……」
    「待って、チヒロくん」
    柴は驚いて国重に助けを求める。
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    asa_elu

    DONEおふとんバース伯チヒ
    その他の人ハクリくん×まくらチヒロくん
    伯チヒというかハクリくんが自覚する話です
    ※バース自体の説明は作品内でしてないです
    ※元にないオリジナル設定があります

    言い訳というか。
    バチ世界が治安悪いので『付加価値』とはしましたが、元の設定通りバース性の差別はないという設定です。
    あくまで付加価値というか……(それも差別と言われたらそれまでですが……)
    「ハクリ、調子悪いのか?」
    「んぇ?」
     間抜けな声が出たな、と頭のすみっこの方で思った。
     柴さんは『野暮用』で、ヒナオさんとシャルちゃんは女の子同士で買い物とかで、俺とチヒロで留守番の日。どうしようかって話してる時だった。実は最近ちょっと寝不足気味で、別に体の調子は悪くないけど、チヒロはそういうとこによく気づく。凄いと思う。さすが侍!
     チヒロはあまり表情が動かないけど、心配そうな顔をして首をかしげてるのがわかった。あまり心配をかけるわけにはいかないので、慌てて手と首を振る。
    「いや、ちょっと寝不足気味っつーか! 全然だいじょ……ふ、ぁ……んぐ、」
     大丈夫、と言おうとしたところで欠伸が出そうになってそれを噛み殺した。説得力ないなあ。
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    gomimakiba

    DOODLE柴さんが引き出しにしまってたチヒロくんの写真が女に見つかってあーなんかめんどくさ別れよっかなって思う話。(全文説明)
    なんだかんだと聞かれたら あ、と思った。顔にも出たのだろう。何これ、と女の声に棘が生えた。そのまま「ミスった〜」という顔を作って見せ、「勝手にみんなや」と数枚の写真を女の手から奪った。火に油を注いでもいいと思ったからだ。誰? と当然続く。誰でもええやろと言って写真を封筒に戻す。風呂上がりの髪から水滴がぽたぽた落ちて、蝋引きの封筒に落ちて弾いた。防水でよかった〜と内心安堵。立て付けの悪い引き出しを揺らしながら閉めて、ドンッとでかい音が響いて深刻度が増してしまった。沈黙。タバコ失礼します。明日の見出しは柴登吾隠し子発覚かもしれん〜と他人事みたいに想像した。この世のどこにもそのネタに喜ぶ奴がいなくて、全てが無駄だった。
     その後の女は殊更激しかった。ええ歳やもんなと今更同情みたいなものを覚えて安心と安全の中出し風外出しです。これバレへんように出来るけどみんなはどうですか。できますか。できなくてもいいです。チヒロくんの拙い手紙を思い出した。こんにちは。しばさんはおげん気ですか。ぼくはきのうお父さんと……チヒロくんは可愛いね、それに比べてこの女はチヒロくんを産めもせんのに。そして俺はチヒロくんを出せもせんのである。無数のチヒロくんの成り損ないの精子を包んだティッシュを捨てて、女のぬるぬるした腹を撫でた。掌を軽く押し込むと、弛緩しきった肉に容易く沈んでいく。いきなりモグラ叩きみたいにどついたったらどうなるか。どうなるもこうなるも出てきても内臓くらいで何も楽しい事はないし、次チヒロくんに会う時ちょっと気まずい気がするのでやめておいた。さっきの事もチンポ一発で満足げに眠る女の顔に腹が立つ。今まで女の寝顔見てなんか思った事はあっただろうか。否。それでもこいつの事を憎からず思っていた俺はどこへ。まあ人の気持ちは日々刻々と変化するものなのだ。一寸先は闇やし、貧すれば鈍するし、泣きっ面に蜂やし、焼肉定食やし、愛燦燦、トランク一つだけで浪漫飛行……なんかどれも関係ない。
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    kikhimeqmoq

    DONEチヒ柴 2024/10/15
    柴さんお誕生日おめでとう。
    16歳のチヒロと柴さんが、柴さんのお誕生日に焼肉に行く話です。
    柴さん誕生日2024柴さんの誕生日を知ったのは東京に来てからのことだった。スピード違反で切符をきられた柴さんが、運転免許証を取り出したことで、初めて誕生日を知った。
    「今日、誕生日じゃないですか」
    「ああ、そう。知らんかったか」

    自分の誕生日はチビの頃から毎回祝ってもらっていたのに。柴さんは毎年プレゼントをくれた。蛍光色に光るスライムや、指を挟むガムのジョークグッズ、どうみてもガチャガチャで取ってきたちゃちなバッタのミニチュアなど、正直いらないものばかりだった。でも、一緒に持ってきてくれるケーキは美味しくて、誕生日の数日前から待ち遠しくてソワソワしていたのを覚えている。当日の夜になると電灯を消し、年齢分のろうそくを灯して、三人で吹き消した。いちばん張り切っていたのは父さんだったし、おそらく炎を吹き消したのも父さんの息だった。でも、そんなことはどうでも良かった。「せーの」と声を揃え、一斉に息を吸う瞬間、三人で力一杯息を吹きつける瞬間、炎が消え真っ暗になった部屋で笑い合うあの瞬間が好きだったから。もちろんケーキはすごく美味しかった。都会の味だ。父さんが半分以上欲しがったけど、そこは譲れなかったから、俺は父さんの攻撃を必死で避け、自分のケーキを守った。柴さんは煙草をふかしながら、俺たちの戦いをゆったりと眺めていた。
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    kikhimeqmoq

    DONEチヒ柴。チヒロが16歳か17歳くらい。付き合ってない。解釈開陳ポエムです。
    不思議な踊り寝ている柴の頬に指を乗せた。三十代男性の平熱がどの程度がは知らないが、いつ触ってもあたたかいと思う。今日は千紘のミスがあり、薄い切り傷ができたせいか、平時よりも熱い気がする。自分の唇で確認しても、彼の体温が高いか低いかは分からなかった。とにかく自分の唇が冷たいので、比較しようがない。唇だけ死を引きずってきたのかもしれない。今日、切り殺した奴らの名前も知らないのに、冷たさだけが繋がっているのは面白くなかったので、その考え方はやめた。おそらく、千紘の唇は国重が死んだときから冷たい。唇だけではなく手足も、心臓も。
    音をたてないようにゆっくりと柴の上に屈み、そっと唇を合わせた。柴の唇はあたたかく、柔らかく、滑らかだった。冷たく、硬く、かさついた自分とは違う。じっと粘膜を合わせていると、徐々に自分もあたたかくなってくるような気がした。自分と同じように毘灼を憎み、人を切り、周囲を裏切っているのに、ちゃんとあたたかみがあるのはどうしてだろう。大人になれば自分もそうなるんだろうか。それとも、いたずらをして冗談を言えるようになればいいんだろうか。それならば国重の唇もあたたかかったんだろう。
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