Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    なおぷ

    tx9y_nasubi

    DOODLE寝かせていた光の翼第三部の書きかけ。以前くるっぷでフォロ限公開していたのから、縦エディタが約5,000字増えていたので読んだら増えた分は肉付け前の上にプロットを無視していた。どういうことだってばよ…。なおプロットはさっき確認してみましたが情報量が多く、いまの私には目が滑り理解できませんでした。
    境界を象った棺 だれがために
     空を翔けるのか

     十七歳のイーグルは孤独だった。彼個人としては間違いなく孤独だったのだがそれは主観の話で、第三者視点では多くの人に慕われ、憧憬を集め、いまも追いかけてくる女性士官候補生たちから逃れるため、校舎の屋上に走りこんできたところだった。人気は女性だけにとどまらず、同性からもファイターメカ操縦を手習いから学びたいなどと囲まれているのが常だった。イーグルは優秀で、何でもできた。座学は居眠りと戦うのが難であったが、実戦は特別に強く、ファイターメカの試合を国が公に始めた昔から継ぐ歴代勝者の中でも、とくに抜きんでた戦闘力を有していた。彼は国民総意の英雄とも言えた。誰もが彼を認め、反感を持つものでさえも実力は一目置かなくてはならず、もし彼を害そうとする者がいたとしても、自身を守る力を十分に備えていた。加えて全体的な見目がよく、その点でも人と違った存在感を放つのがイーグル・ビジョンだった。彼の容姿はやや中性的でありながら体作りはしっかりしており、甘い顔との対比に熱狂的な偶像視をするものもいて、イーグルはあまり人が得意ではなかった。
    27307

    すぺ2

    TRAININGお圭さん(@0oVsKEOxLFvRLqT)の写真にお話し付けさせていただきました!話に出てくるホテルはいろんなオプションあって楽しそうなので一緒に行ってくださる方が居ればぜひ行きたい感じでっす!!
    お圭さん!いつも構って下さってありがとうございます!!❤
    【ほしふるよるに】

    「若利くん」
    とても真剣な表情で厳かに呟く天童をスマホの画面越しに静かに眺める。
    いつもひっきりなしに新しい話題を提供してくれる天童とは今日はどこか雰囲気が違う。その物々しい雰囲気は、白鳥沢学園バレー部時代に何度か大平や添川が漂わせていた雰囲気によく似ている。そうして、その眉間のシワの原因の大半は、今目の前で神妙な顔をしている天童が何かしら厄介ごとを起こしていた時だったりした。
    「日本にあって、海外にないもの、知っていますか?」
    なので、突然言われた質問に対して、こちらも真面目に答える必要があると思った。質問に質問で返していいのか悩みながらも「それは、なぞなぞか?」と訊ねてみる。
    「ん~ん。答えは。ラブホです」
    なぞなぞでないと言いながら『答えは』と付け加えるのはなぜなのか?
    無感動に天童の言葉を繰り返してしまった俺に、天童は何を思ったのか『ラブホテルとは?』の解説を始めてしまった。
    一応、自分でもそのくらいの知識は知っている。むしろ、天童と付き合い始めた頃、余計なことまでいろいろと調べたことがあった。なので、天童の解説を聞く限り、どうやら俺の方が知っていることは 7876