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    ぱっち

    するが

    DONEセベクのおばあちゃんになりたすぎておばあちゃん夢書きました。お前もセベクのおばあちゃんにならないか?
     おはぎも食べさせたいけど鮭フライ(田舎の婆ちゃんなのでカルパッチョなんてオシャなものは知らない)とか枝豆ごはんとか村の畑で採れた新鮮なお野菜も食べさせたいんですよ。
     あと帰りにお小遣いも渡したい。これでいっぱい美味しいもの食べてくれ。

     ※パスとっぱらいました。
    セベクとおばあの夏休み〜おはぎ編~「おばあ!! 来たぞ!!」
     玄関の引き戸のガラガラという音をかき消しながら玄関から響く元気な声は、一年ぶりに聞く孫のものだ。
    「まあまあセベクちゃんいらっしゃい。大きくなったわねぇ、一人でこんなに遠くまで大変だったでしょ」
    「この国には移動用の鏡が繋がっているから問題ない。電車とバスの乗り換えも滞りなく来れたぞ!」
     去年より顔の位置が随分高くなったけれど、得意げに笑う顔は去年までと何ら変わらない。
     茨の谷と繋がる鏡はここからは随分遠く、ましてやここは電車も通っていない辺鄙な田舎。辛うじてバスはあるものの、それをいくつか乗り継がなければたどり着けない。ほんの少し前まで小さかった孫がそんな長旅を成し遂げた成長に感動するし、そうまでして会いに来てくれた事が嬉しくてたまらなかった。
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    とらのめ

    DONE前作『想いは伝えてこそ』から地続きになっている続編です。ハルト君の交換留学期間が終わる直前→終わったあとのお話。前半はスグリ視点、後半はハルト視点。

    雰囲気バトル第二弾。捏造設定およびハルト君への独自解釈が強めに含まれています。
    ハルト君の手持ちはパッチ使用済で、宝食堂の特別メニューも食べているという設定です。
    太陽の裏側「マスカーニャ、行くよ!」

     バトルコートのあちこちに散乱した水飴の位置をハルトがナビゲートして、マスカーニャは水飴に足をとられることなく、華麗に踊るようにそれらをかわして接近してくる。
     カミツオロチが総勢で放つ本気のレーザーも、ギリギリまで引きつけてから頭上へ高くジャンプすることで回避された。
     雲一つない青空へ舞い上がるマスカーニャは、ちょうど中天にある真昼の太陽を背にしていて、見上げた瞳の底まで[[rb:灼 > や]]くような光に、スグリは両目を細める。けれども今日は、闘志が挫ける気がしなかった。
     ハルトがこの学園に来た日と逆で、今ではハルトがブルベリーグチャンピオンの座にいて、スグリのほうが挑戦者の立場だ。身の回りが落ち着いたらもう一度挑みに行くからなと、かつてハルトと約束をした、今日がその日。
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