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    ほぼほぼ

    ParAI_t

    DONE※いつも以上に原作の行間にクロアスをねじ込んでいます
    ※※特に本筋ではないのですが、若干ガレル・パレル編のネタバレを含みます

    オトメ勇者初恋Webアンソロジー寄稿作品になります
    ほぼほぼ謎の青年C(AとBがないのが作為的とか言わない)が活躍しているクロアス(?)な雰囲気ですが、お楽しみいただければ幸いです
    今週のクリスタニア編と矛盾しないといいなあ…(直し入るとめんどいなという顔)
    キャンディタフトは甘やかに揺れる / クロアス----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
















     その名の通りに飴で出来ているかのように、小さな白い花は甘く香っていた。

    「クロービスさん。頼まれてたもの持ってきましたけど、どこに置いておきますか?」
    「ああ、机に空きがあるだろう。そこに頼む」
    「はーい」

     年代物の深緑の図鑑から目を上げ指示を出したクロービスは、すぐに意識を机に戻すとリストへチェックを入れる。本日この時間のクロービスの業務は、実験室での魔法薬の調合だった。王城に併設された植物園から運んできた花の色と香りに、何かを思い出したアステルはなんの気なしに口にする。
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    ytd524

    DONE※現代パロ
    ※俳優(28)×舞台の臨時アルバイトスタッフ(15)
    ※前座が長いです

    またもや九年間の存在しない現代パロなので、苦手な方はご注意ください。
    恵視点でほぼほぼ前座ですのでそっと読み流していただけるとありがたいです。
    書くのはめちゃくちゃ楽しかったです!
     一目惚れというものを信じるだろうか。
     テレビで見た俳優とか道端ですれ違った人など、対象は誰だっていい。条件は一つ。『その人の人となりを知らない状態で、一瞬で恋愛感情を持つこと』。その条件を第一前提とした場合に、果たしてこの質問に『信じる』と答えられる人がこの世に何人いるだろうか。答えられるなんて、よほど惚れっぽいか、運命的な繋がりを心から信じているかのどちらかだだろう。
     もちろん俺は一目惚れなど信じていない。そもそも元から恋愛ごとに興味がないということも大きいが、どちらにせよ、たった一目、その人から得るたった一つの情報だけで恋愛感情を抱くなんて、あまりにも馬鹿げた話だ。

     まぁ、特別容姿が優れているわけでもない、普通の学生生活を送っている俺にとっては全くもって関係のない話だ。だからこんな言葉について、今まで考えたことすらなかったというのに。
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