ほわん
ししお
MOURNINGシアン&ほわん(2021年)見比べると分かると思うんですが、ほわんの顔に苦労してですね…。シアンはなかなか可愛く描けたと思ってるんでいつか完成させたいと思いつつズルズルと…。とりあえず供養します 2
mitsuki_shesaid
DONE #カビマホワンドロお題「飾り」
親愛の域をちょっとだけ越えているので、こちらに隔離しています。
わけっこクリスマス「完成ー!」
カービィがはしゃぎ声を上げる。まあるい小さなケーキが、その手に鎮座していた。小柄なサンタさんのアートキャンディが、ケーキを聖夜らしい雰囲気に仕立てる。ちょっと傾いているのはご愛嬌だ。どこまでもご機嫌なかれが、じゃじゃーん、とローアにケーキを自慢している。ぴこん、と高めの通知音を返す様子は愛らしい。二人はまるで姉弟みたいで、見ていてほっこりする。
「よかったネェ……」
半面、ボクは疲労感でいっぱいだった。ぱしゃぱしゃとローアがシャッターを切る音すら遠い。二人でケーキを作る……それもスポンジにデコレーションするだけなのに、まさかこんなに大変だなんて。いつの間にか消えていく材料に、こっそり溶け始めるクリーム。おかげで、特等席のイチゴがクリームに沈んでしまいそうだ。何とか形になったからよかったものの、近場のケーキ屋さんの終業時刻を調べていたくらいには限界を感じていた。
1486カービィがはしゃぎ声を上げる。まあるい小さなケーキが、その手に鎮座していた。小柄なサンタさんのアートキャンディが、ケーキを聖夜らしい雰囲気に仕立てる。ちょっと傾いているのはご愛嬌だ。どこまでもご機嫌なかれが、じゃじゃーん、とローアにケーキを自慢している。ぴこん、と高めの通知音を返す様子は愛らしい。二人はまるで姉弟みたいで、見ていてほっこりする。
「よかったネェ……」
半面、ボクは疲労感でいっぱいだった。ぱしゃぱしゃとローアがシャッターを切る音すら遠い。二人でケーキを作る……それもスポンジにデコレーションするだけなのに、まさかこんなに大変だなんて。いつの間にか消えていく材料に、こっそり溶け始めるクリーム。おかげで、特等席のイチゴがクリームに沈んでしまいそうだ。何とか形になったからよかったものの、近場のケーキ屋さんの終業時刻を調べていたくらいには限界を感じていた。
Ma2rikako
DONE糖度100%のクリスマス・イブ燈啓。#荼ホワンドロライ 『聖夜』をお借りしました。
過去は消えない高校生の時、燈矢が啓悟と付き合う事になって初めて行ったデートがクリスマスマーケットだった。
たった今、手にしたばかりの湯気の昇るホットワインを両手で支え、ちびちびと口を付ける啓悟を見ながら燈矢は初めてこのクリスマスマーケットに来た日の事を思い出していた。
最初は同じ高校に在籍していると言うだけで特に何の接点もないただの先輩と後輩という関係だった。それなりに目立つ存在だった二人はそれとなく相手のことを知ってはいたが、本当に何の接点もなかったのだ。それがある日つながった。恋人を欲しがっていた男女数名が交流を深めようと遊園地でのグループデート、いわゆる合コンの企画を立ち上げたのだ。そんな中、燈矢を紹介してほしかった啓悟の女子クラスメイトと、啓悟を狙っていた燈矢の女子クラスメイトの希望が合致したことからそれぞれに声がかけられ、二人もその合コンに参加することとなったのだ。それが接点だった。
6465たった今、手にしたばかりの湯気の昇るホットワインを両手で支え、ちびちびと口を付ける啓悟を見ながら燈矢は初めてこのクリスマスマーケットに来た日の事を思い出していた。
最初は同じ高校に在籍していると言うだけで特に何の接点もないただの先輩と後輩という関係だった。それなりに目立つ存在だった二人はそれとなく相手のことを知ってはいたが、本当に何の接点もなかったのだ。それがある日つながった。恋人を欲しがっていた男女数名が交流を深めようと遊園地でのグループデート、いわゆる合コンの企画を立ち上げたのだ。そんな中、燈矢を紹介してほしかった啓悟の女子クラスメイトと、啓悟を狙っていた燈矢の女子クラスメイトの希望が合致したことからそれぞれに声がかけられ、二人もその合コンに参加することとなったのだ。それが接点だった。
ほのか
DOODLEフラトリHO3HO4兄弟
フラトリの継続で行ったシナリオ「そうだ、キャンプへいこう!」プレイ中にほわんほわんした図なので一応ね、ワンクッションです。
日常でもこうだったらいいなぁという絵。
私の私服センスがないせいで学校外でも制服をさせられるかわいそうな兄弟が見られます。
Ma2rikako
DONE個性なし転生パロ。荼毘ホー匂わせの燈啓。燈矢×啓ちゃん(♀)。
平和な世界でひたすらいちゃいちゃしてます。
第26回荼ホワンドロワンライから『海、蓮』お借りしました。
一恋托生咄嗟に腕を伸ばすとふにっとしたやわらかい感触がした。
初めて触った、彼女の胸だ。やわい。これはラッキー。そう思った一瞬の手のひらの幸せな感触は、これまた一瞬のうちに別の衝撃で塗り替えられる。目前に捉えた彼女の顔は瞳を見開いて驚きに口を開けている。ふわりとした濃いめの金髪が遠ざかっていく。そして、その体は俺の腕に突き飛ばされるままに後ろへと倒れ込んでいった。
キキィィ――っと響くのはタイヤの擦れる音。
車が俺たちの歩いていた歩道へといきなり突っ込んできた。一瞬、右側に走った衝撃はおそらくその車がぶつかってきたそれだ。俺の視界は反転する。歩道の内側に設置された塀に車体が激突する轟音。視界は回り続ける。反射で避けようとした体はそれに間に合わず弾かれるままに車のボンネットへと乗っかり、そして転がる様に落ちた。今度は左側に激痛が走る。回り続ける思考が少し落ち着いたころ、最後に視界が捉えたのは地面と、そこにどんどん広がっていく赤い、血。そして真っ青になった彼女が震えながら俺に手を伸ばす、その泣きだしそうな顔だった。
9806初めて触った、彼女の胸だ。やわい。これはラッキー。そう思った一瞬の手のひらの幸せな感触は、これまた一瞬のうちに別の衝撃で塗り替えられる。目前に捉えた彼女の顔は瞳を見開いて驚きに口を開けている。ふわりとした濃いめの金髪が遠ざかっていく。そして、その体は俺の腕に突き飛ばされるままに後ろへと倒れ込んでいった。
キキィィ――っと響くのはタイヤの擦れる音。
車が俺たちの歩いていた歩道へといきなり突っ込んできた。一瞬、右側に走った衝撃はおそらくその車がぶつかってきたそれだ。俺の視界は反転する。歩道の内側に設置された塀に車体が激突する轟音。視界は回り続ける。反射で避けようとした体はそれに間に合わず弾かれるままに車のボンネットへと乗っかり、そして転がる様に落ちた。今度は左側に激痛が走る。回り続ける思考が少し落ち着いたころ、最後に視界が捉えたのは地面と、そこにどんどん広がっていく赤い、血。そして真っ青になった彼女が震えながら俺に手を伸ばす、その泣きだしそうな顔だった。
omoti_321
MOURNING司えむ小説オンリーアンソロジー【夢見る君と綴る詩】収録の没ネタのひとつです途中まで書いたけどもっと明るいほわんってしたお話にしたいと思い、没にしました。なので収録内容と似ている箇所もあります。ポイピクに投稿するにあたって後半部分を加筆しました。
【夢見る君と綴る詩】没ネタ①「そうだ。えむちゃん、知ってる?お昼でも空にはお星さまがあるんだよ」
「ほえ?そうなの?」
2時間目と3時間目の間の休み時間。お腹がきゅるるって鳴るにはまだちょっと早い時間。教室で穂波ちゃんと昨日の夜は空にたくさんのお星さまがあったねってお話していた。ふんわりと笑う穂波ちゃんの動きに合わせて、柔らかい髪がふわりと揺れる。あたしとは違う髪色、やさしさでいっぱいの穂波ちゃんにとっても似合ってる。穂波ちゃんの言葉に、あたしは目をぱちくりさせた。
「でもでも、今日はすっごくいい天気でぽかぽかーって日に空を見てもお星さまは見えないよ?」
あの日とかこの日とか、この間のお休みの日にお散歩したときもお星さまは見えなかった。両手を使って指折り思い出しながら話すあたしを見て、穂波ちゃんはほっぺたに手を当てながら笑っていた。
5390「ほえ?そうなの?」
2時間目と3時間目の間の休み時間。お腹がきゅるるって鳴るにはまだちょっと早い時間。教室で穂波ちゃんと昨日の夜は空にたくさんのお星さまがあったねってお話していた。ふんわりと笑う穂波ちゃんの動きに合わせて、柔らかい髪がふわりと揺れる。あたしとは違う髪色、やさしさでいっぱいの穂波ちゃんにとっても似合ってる。穂波ちゃんの言葉に、あたしは目をぱちくりさせた。
「でもでも、今日はすっごくいい天気でぽかぽかーって日に空を見てもお星さまは見えないよ?」
あの日とかこの日とか、この間のお休みの日にお散歩したときもお星さまは見えなかった。両手を使って指折り思い出しながら話すあたしを見て、穂波ちゃんはほっぺたに手を当てながら笑っていた。