まるこめ
メメちゃん
PAST2024.11/12CoC『VOID』エンドA
KP/椋崎さん
PC/PL
HO1 紫宮 啓人(しのみや のりと)/マルコメさん
HO2 レイト/メメ
HO3 鳩羽 一静(はとば いっせい)/いび丸さん
HO4 鳩羽 イスズ(はとば いすず)/毬藻さん 2
霜花(しもか)
DOODLE1.「ブレゴン」をもらったある日、マルコメは三人の子供たちからもらった大きくてふわふわした贈り物を、寮にある自分の部屋へ運ぼうとしていた。
部屋に戻ってみると、ブッカーがいたが……
※完結版までのネタバレ及び自己解釈・捏造設定による表現が含まれています。
[ミマモ]「ブレゴン」をもらった ある日のゴルトオール騎士団の寮。
この寮も、元々の規模相応の大きさがあったが、病の蔓延や事件を経て騎士も減り、今でも空き室が多いものだった。
寮は二人での使用を想定した相部屋が多かったが、特例として一人で使っている騎士も少なくない。
それくらい、今は騎士が少ないのだ。
マルコメもその一人だった。
彼は今、やや重く、そして大きく、ふわふわとした荷物を背負って、ゆっくりと寮の廊下を通っていた。
「よいしょ……よいしょ……」
「マルコメさん、随分と大きいものを持って帰って来たね? 大丈夫かい?」
寮の廊下を回っていたらしい護衛ゴーレムがすれ違った際にマルコメに話しかけてきた。
「だ、大丈夫です……」
3359この寮も、元々の規模相応の大きさがあったが、病の蔓延や事件を経て騎士も減り、今でも空き室が多いものだった。
寮は二人での使用を想定した相部屋が多かったが、特例として一人で使っている騎士も少なくない。
それくらい、今は騎士が少ないのだ。
マルコメもその一人だった。
彼は今、やや重く、そして大きく、ふわふわとした荷物を背負って、ゆっくりと寮の廊下を通っていた。
「よいしょ……よいしょ……」
「マルコメさん、随分と大きいものを持って帰って来たね? 大丈夫かい?」
寮の廊下を回っていたらしい護衛ゴーレムがすれ違った際にマルコメに話しかけてきた。
「だ、大丈夫です……」
健気大好き
MOURNING※注意 健気BLではありません※初めて会った日に一目ぼれをして十数年。相手がアホだとわかっていても、好きでいることをやめることができなかったIT社長の片思いから始まるコメディBL。
目指せ億万長者いつかきっとビジネスを成功させて、年収5億を手に入れることを目標にしているアラサーが精を出して窓を拭いていた。
胸につけている育田と書かれた名札がゴンドラの揺れに合わせて左右に動く。
最後の窓を拭き終わり、予定していた窓から降りようとしたらカギがかかっていた。
降りられない。
――まじかよお・・・!!――
仕方がないので隣の部屋の窓をコンコンとたたく。現在8階におり、簡単に降りられる場所ではなかった。
~~~~
その様子を下から見上げていた育田の親友、鈴城 一成(すずしろ いっせい)が納得できない顔でため息をついた。
これから育田(いくた)と食事をしに行く予定である。
約束した時間どおりに育田の仕事場の近くに来た。たまたま上を向くと育田らしき男がオロオロと何か慌てているという状況だ。
6482胸につけている育田と書かれた名札がゴンドラの揺れに合わせて左右に動く。
最後の窓を拭き終わり、予定していた窓から降りようとしたらカギがかかっていた。
降りられない。
――まじかよお・・・!!――
仕方がないので隣の部屋の窓をコンコンとたたく。現在8階におり、簡単に降りられる場所ではなかった。
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その様子を下から見上げていた育田の親友、鈴城 一成(すずしろ いっせい)が納得できない顔でため息をついた。
これから育田(いくた)と食事をしに行く予定である。
約束した時間どおりに育田の仕事場の近くに来た。たまたま上を向くと育田らしき男がオロオロと何か慌てているという状況だ。