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    もしかして

    おもち

    TRAININGRenkyotto。もしかしてこの二人めちゃくちゃ可愛くない…?と思って書いちゃったんですけどまだ全然分かってないです、今私が持ってるイメージのみで書いてます、たぶん間違ってると思うのでなんでも大丈夫な方のみお願いします。
    くすぐったさを感じて肩をすくめた。閉じていた目をゆっくり開くとまだ暗い部屋の中、俺の目の前に見慣れた顔がいつものにやけヅラをしまって変に真面目な顔で俺のことを見つめてる。くすぐったかったのは俺の耳で、それを目の前のやつが触ってるらしい。
    「なに……」
    掠れた声で呟いて、触るなと言う意思表示のため少しだけ顔を動かした。俺の声も仕草も何も気にせず、スリッと耳たぶを撫でるバカエイリアン。
    「んっ……レン、やめろ」
    「んー。おはよ、キョウ」
    「……いま何時」
    「まだ夜中。二度寝がオススメだよ」
    「……おまえは俺の耳に何してんの」
    「なにも。ピアスの穴が気になって」
    言いながらもう一度レンの指が動く。唇を噛んでムズムズする感覚を堪えた。自分だって同じように穴が開いてるだろう、なにが気になるって言うんだ。言うだけじゃ聞かないらしいから、布団から手を出してレンの手首を掴んだ。引っ張れば案外簡単にその手は耳から離れる。
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