美しい年齢達　”ぼくは二十歳だった。それがひとの一生でいちばん美しい年齢だなどとだれにも言わせまい。”
　そう書いた小説家は、35歳の時にフランスの浜辺で戦死してしまったそうだ。15年余分に生きた暁には、その傲慢さも少しは悔い改められていただろうか。

　少なくともシャハブからすれば、彼の考えは全く傲慢なように思えた。世間が20歳の人間を美しいと定義付けるなんて、無邪気に信じていたのだから。
　この業界だと、20歳にもなればそうそう新人とは見做されない。高校を中退するや、国中からニューヨークへ、ロサンゼルスへ、マイアミへ、グレイハウンド・バスの片道切符を買ってぞくぞく押しかけてくるポルノスター志願者は後を経たない。例え古い肉が腐ろうと、新鮮な肉のお代わりは幾らでも。動画サイトのプロフィール欄を検索してみるがいい。この国中の19歳が登録しているのかと思うほどの人数が現れる。明らかに盛っている人間もいれば、その容姿で名乗るのは幾ら何でも肌が弛んでいるだろうと思える者まで、19歳の示す射程範囲は様々だった。

イメソン鯖りん・三日月ステップ（個人的殿堂入り／鯖→乙(カゴの中～の辺り)も行けそう）
・厭世と言う名の病（取るに足らぬ道徳と手放し難き愛情）
・ダーリン（MARETUさんの方だけど須田さんのはモブ女→鯖なら…？）
・独りの君と一人の僕に（脳内で良い感じに語り手を切り替えればそれっぽい）
・ねぇ、どろどろさん（この血は誰のなんだっけが無ければ鯖単体イメソンだった）
・ライアーダンス（絶対違う歌詞もあればちょくちょくそれっぽい歌詞もある）
・蜘蛛糸モノポリー（同上）
・インビジブル（趣味／霊が見えなくなるキャンディー的なパロで…）
・あいしていたのに（MARETU／ヤンデレ）
・プロポーズ（内緒のピアス／重い暗い病んでる）