ウォルター
なかい
MOURNINGこ…去年の11月ぐらいに描いてた塗りかけウォルターさんの幻覚絵が出てきたので供養。色々落ち着いたらもっと真面目に描く。意図してなかったけど今見たら、621と同じとこ怪我してて笑った。
kntr_g
DOODLEAC6いつかの犬(621ではない)✕ウォルター
おもいっきりしぬ注意
てをにぎる やっとの思いで回収したACは、それはもう酷い有り様だった。
胸部に作られた最悪を絵に書いたような空洞が、ウォルターに否が応でも覚悟を迫る。奇跡的に発火こそしてはいないが、今朝方見た姿とは程遠いコアの姿の前ではなんの足しにもならぬ奇跡であった。
ともかく、パイロットを助け出さなくては。
グラグラと揺れる視界を無視し、ガレージ内のアームを操作した。平時は機体を組み上げるために使用するそれで、外装をメリメリと剥ぎ取る。幾度かの不快な金属音の奥から、無骨な取手がついた蓋が現れた。機体からの通常の脱出が不可能となった際、手動でこじ開けるための脱出口だ。
ウォルターはいつも以上に言う事を聞かない下肢を叱咤し、機体へ駆け寄る。
1560胸部に作られた最悪を絵に書いたような空洞が、ウォルターに否が応でも覚悟を迫る。奇跡的に発火こそしてはいないが、今朝方見た姿とは程遠いコアの姿の前ではなんの足しにもならぬ奇跡であった。
ともかく、パイロットを助け出さなくては。
グラグラと揺れる視界を無視し、ガレージ内のアームを操作した。平時は機体を組み上げるために使用するそれで、外装をメリメリと剥ぎ取る。幾度かの不快な金属音の奥から、無骨な取手がついた蓋が現れた。機体からの通常の脱出が不可能となった際、手動でこじ開けるための脱出口だ。
ウォルターはいつも以上に言う事を聞かない下肢を叱咤し、機体へ駆け寄る。
NASU_1759
DONEAC整備士(OC)と621とハンドラー・ウォルター前回の続き
ユーフォリアの残焼 ローダー4──621は格納庫の天井から伸びるアームに固定されながら、メインカメラをぐるりと動かす。目標を見定めるとカメラをズームし、ピントを合わせてアルファの背中に視線を定めた。
621がアルファの姿を見掛けるのはもっぱらガレージであった。ルビコンⅢへの密航後の会話以来、彼女とは調整室で会うことは無く、直接会う人間といえば様子を見に来るウォルターと技師の男だけだった。彼女はAC整備員だから、621自身に用が無いのは当たり前なのだが。
会う機会といえば機体の調整やメンテナンス、パーツや武装の選定といった仕事に関わる用件で呼び出された時か、621が動かない生身の身体に飽き、気まぐれに機体に意識を接続した時だけだった。
6464621がアルファの姿を見掛けるのはもっぱらガレージであった。ルビコンⅢへの密航後の会話以来、彼女とは調整室で会うことは無く、直接会う人間といえば様子を見に来るウォルターと技師の男だけだった。彼女はAC整備員だから、621自身に用が無いのは当たり前なのだが。
会う機会といえば機体の調整やメンテナンス、パーツや武装の選定といった仕事に関わる用件で呼び出された時か、621が動かない生身の身体に飽き、気まぐれに機体に意識を接続した時だけだった。
まるでろくでなし
MEMOヴェリア・ヘイル・ナイトウォルター27歳 189cm 6/21
ドールショップのオーナー
幼い頃から人形好き
人形の目を通して色んな物を見る事ができる
幼い頃は周りの環境からか無口無表情だった
人形やぬいぐるみと通じ合える為
周りから距離を置かれた笑われた事がある
その事で泣いたりはしなかったがあまり人を信用しなくなった 3
しゃち
TRAINING※ラス6♀※すけべの手前まで行きます
ウォルターが621ちゃんの教育方針に悩む話と、手が早いラスティとあんまりよくわかってなかった621ちゃんが初夜に至るまでのお話2本立てでお送りします。
いろいろふんわりと読み流していただければ幸いです。 13
mukibutu_09
MOURNING誕生日記念。時間が足りなくて入れたい話を入れれなかったし語らせたいことを語る前にウォルターがどっか行っちゃったので供養です。本当は「なんで誕生日知ってるんだろうね?」みたいなことを語りたいし語らせたかった。ちょっと言葉が怪しいかもHappy…「ウォルターさんにも誕生日はあるんですか?」
「ありますよ」
奈美がふと気になって発した疑問は、当たり前ですが?と言うような語気を含んで即答された。
だが、手元の端末と向き合う彼女には意外に思える返答だったらしく、顔を上げて目を丸くする。
「えぇ、あるんですか…。ウォルターさんの幼少期とか想像できないなぁ…」
「はい?」
「え?」
ウォルターが首を傾げる。つられて奈美もキョトンとする。
時間差で(今のは誕生日がいつか聞く流れであって幼少期に思いを馳せるタイミングではなかった)などととんちんかんなことを頭の中でグルグルと考える。
「……あぁ、なるほど」
そんな彼女を差し置いて彼はひとりでに納得し、彼女の思い描くウォルター像との相違部分を簡潔に伝える。
1567「ありますよ」
奈美がふと気になって発した疑問は、当たり前ですが?と言うような語気を含んで即答された。
だが、手元の端末と向き合う彼女には意外に思える返答だったらしく、顔を上げて目を丸くする。
「えぇ、あるんですか…。ウォルターさんの幼少期とか想像できないなぁ…」
「はい?」
「え?」
ウォルターが首を傾げる。つられて奈美もキョトンとする。
時間差で(今のは誕生日がいつか聞く流れであって幼少期に思いを馳せるタイミングではなかった)などととんちんかんなことを頭の中でグルグルと考える。
「……あぁ、なるほど」
そんな彼女を差し置いて彼はひとりでに納得し、彼女の思い描くウォルター像との相違部分を簡潔に伝える。
masato_zatta
DOODLEとりあえず1巡目終わって推し3人他2人は過去のレイヴン描いてみたの文脈で
チャティは擬人化の文脈で描いてる
ラスティは徹頭徹尾イケメンだったしウォルターはずっとやさしかったしチャティは可愛すぎて何かが壊れた
2周目進めながら他のメンツもちまちま描いていきたい 3
NASU_1759
DONEAC整備士(OC)と621とハンドラー・ウォルター続くかもしれないし続かないかもしれない
ハウリング・アルファ アルファは、暗澹とした世界の不文律に馴染めなかった変わり者の一人だった。戦火に身を投じ、理不尽に身を沈め、血塗れた常識に幾度も馴染もうとした。しかしどれも上手くいかなかった。だからアルファは逃げた。
「この世界に生きるには、悲しいことが多すぎる」
アルファは、くすんだ包帯に包まれ寝台に横たわる起動されたばかりの強化人間を見下ろした。脳が焼き切れた強化人間の末路は例外なく人間としての尊厳を奪われ、ACを駆るためだけに最適化された部品に成り果てる。それだけなら、アルファは戦場から逃げるという選択肢を選ばなかった。コーラルを応用した強化技術の未成熟さと、人倫を顧みない無茶な手術は彼に多くの弊害をもたらした。特に、彼のような第四世代の起伏の乏しい情緒は多くの場合死に対する感情さえ希薄にさせたが、それは残酷にも機能以外に僅かに残されてしまったものだ。感情も奪われた生体部品であったなら、彼らにとってどれだけ幸福なことだったのだろうか。彼らを人間と呼ぶには、あまりにも憐れだった。
3447「この世界に生きるには、悲しいことが多すぎる」
アルファは、くすんだ包帯に包まれ寝台に横たわる起動されたばかりの強化人間を見下ろした。脳が焼き切れた強化人間の末路は例外なく人間としての尊厳を奪われ、ACを駆るためだけに最適化された部品に成り果てる。それだけなら、アルファは戦場から逃げるという選択肢を選ばなかった。コーラルを応用した強化技術の未成熟さと、人倫を顧みない無茶な手術は彼に多くの弊害をもたらした。特に、彼のような第四世代の起伏の乏しい情緒は多くの場合死に対する感情さえ希薄にさせたが、それは残酷にも機能以外に僅かに残されてしまったものだ。感情も奪われた生体部品であったなら、彼らにとってどれだけ幸福なことだったのだろうか。彼らを人間と呼ぶには、あまりにも憐れだった。
mukibutu_09
DONE奈美がウォルターに「したい」と言う話お誘いと降りかかる悩みと「怖いんです」
ポツリと彼女が呟く。見下ろす彼の目にはツヤのある漆黒の髪と髪先の鮮やかな青が映る。うつむき、彼の服の袖を掴んで離さない彼女の顔は見えない。ただ髪先の青だけが彼には印象深く映った。
「ウォルターさんが死んじゃうんじゃないかって」
彼女の脳裏を鮮血の記憶がよぎる。血みどろで地を這うウォルターの姿が。
「私が先に死ぬと思ってたのに、貴方の死は意外と近くにあって」
消毒液の香りを思い出す。
「そしたら、急に何もかもわからなくなっちゃって」
「なるべく隠しておきたかったのに、抑えられなくて」
「たくさん楽しい思い出とかあったはずなのに」
「全部抜け落ちて空っぽになっちゃって」
淡い色のフローリングが溢れた雫を弾き、重苦しい空気の中LEDの白だけが煌々と輝く。嗚咽混じりに紡がれる言葉は溢れて、
3738ポツリと彼女が呟く。見下ろす彼の目にはツヤのある漆黒の髪と髪先の鮮やかな青が映る。うつむき、彼の服の袖を掴んで離さない彼女の顔は見えない。ただ髪先の青だけが彼には印象深く映った。
「ウォルターさんが死んじゃうんじゃないかって」
彼女の脳裏を鮮血の記憶がよぎる。血みどろで地を這うウォルターの姿が。
「私が先に死ぬと思ってたのに、貴方の死は意外と近くにあって」
消毒液の香りを思い出す。
「そしたら、急に何もかもわからなくなっちゃって」
「なるべく隠しておきたかったのに、抑えられなくて」
「たくさん楽しい思い出とかあったはずなのに」
「全部抜け落ちて空っぽになっちゃって」
淡い色のフローリングが溢れた雫を弾き、重苦しい空気の中LEDの白だけが煌々と輝く。嗚咽混じりに紡がれる言葉は溢れて、
73_03234
SPOILER星降る夜に出掛けよう メモから起こしたウォルター詰めです。ちょっとジムもいる。ネタバレを含むのでワンクッション
1枚目左上のウォルターの一人称が俺になってるけど、(多分)"僕"です。 2
sugaarare
SPOILER⚠画像に配役ネタバレありますどうしてこんなに面白いものが存在するんですか……!?
マダミス好き全員遊んでください!!買うと幸せになります!!宝くじも当たる!!
#ウォルターの遺産
当日がとても楽しみで、素晴らしい表紙イラスト・タイトルロゴをオマージュしたイラストを描いていました。 2
mukibutu_09
DONE奈美とウォルターの初めましての話。2人の話はここから。
路地裏の出会い日がだいぶ傾いてきた午後5時過ぎ。空に広がる薄紫色の雲と少し重たいオレンジ色の太陽に背を向けて、今日も今日とて一人で帰路についていました。
太陽の色とは対称的に4月の外気はだいぶ肌寒く、今日新たにできた擦り傷にひんやりとした風が滲みて、思わず傷口を覆います。
それでもなぜだか早く家に帰りたいとは思えなかった私は、たまの散歩と思って路地裏に足を運びました。
あまり良いことが無かった日はこうして歩いたことの無い道を散策しています。
何か新しいことを見つけたら、それで少し嬉しくなって気が紛れるんです。
…この日選んだ道は少し薄暗くて、奥まではよく見えませんでした。少しゴミが散らかっている様子を見る限り、あまり治安が良い道では無いようです。進めば進むほどむせそうな程に煙草の匂いがキツく濃くなっていき、次の曲がり角で何も無ければ引き返そうと思った時でした。
5731太陽の色とは対称的に4月の外気はだいぶ肌寒く、今日新たにできた擦り傷にひんやりとした風が滲みて、思わず傷口を覆います。
それでもなぜだか早く家に帰りたいとは思えなかった私は、たまの散歩と思って路地裏に足を運びました。
あまり良いことが無かった日はこうして歩いたことの無い道を散策しています。
何か新しいことを見つけたら、それで少し嬉しくなって気が紛れるんです。
…この日選んだ道は少し薄暗くて、奥まではよく見えませんでした。少しゴミが散らかっている様子を見る限り、あまり治安が良い道では無いようです。進めば進むほどむせそうな程に煙草の匂いがキツく濃くなっていき、次の曲がり角で何も無ければ引き返そうと思った時でした。