Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    オーバ

    クヴィアfnf

    DONE⚠️こちらはくりとさん(@KyqDdg2)作【Investigator_AU】と自AU【Soulless_AU】のクロスオーバーです。
    探索者BF、GF、Picoの三人が、Dlemonの脅威に晒された世界に迷い込み、そこで自分たちとそっくりな人物と出逢うお話です。
    お話は基本的に探索者BF、GF、Picoの視点や知識を元に展開します!
    episode:??  ─ Side P ─ 目が覚めたら知らない場所で大の字で寝ていた。肌を撫でる風に混じった鉄臭い匂いと冷たさが、微睡みの中にある意識を一気に覚醒させる。
    弾かれるように上体を起こせば、辺り一面には平原が広がり、そのあちこちで崩れた壁や瓦礫、割れたガラスの破片や何かの機械の残骸などのガラクタの山々が点々と見えた。

    
「・・・・・・」

    
何処だ、ここは。まるで自分を取り囲むようなガラクタの山々の中心で、心でそう溢した青年が一人ポツンと佇んでいた。
青年ことPicoは、初めて見る景色にlaf<銃>を構え周囲を警戒する。先程まで─半ばPicoが連行された形で─一緒にいたあの二人の姿が見えない。
    何処にいるのか探そうと動く途中で、何かの気配に気付き今もこうして銃を構えている。何かがいる。なのに、それが何なのか分からない。足音や呼吸音、気配などでそれが人なのかクリーチャーなのかが分かるPicoにとって、それは初めてのことだった。
    7253

    肴飯のポイ箱

    DONEワンドロ
    お題「駆け引き•取り引き」
    立ち止まって周りを見たら不安になってしまった1人と、立ち止まった先でずっと待っていた1人の話。
    ※イズオーバー後同棲設定
    すっごい…難産でした…でも楽しかった!
    よーいどん すっかりと夜の帳が下りたナックルシティの片隅。夕食もシャワーも終わらせたキバナは、リビングでのんびりと読書をしながら膝に顎を乗せてくるフライゴンの頭を撫でて存分にリラックスモードだった。間接照明によって柔らかい明るさに包まれた部屋の中では、他のポケモン達ものんびりと寛いでおり平和の一言だ。ただ、少し引っかかる事があるとすれば同棲している恋人の様子が変だったこと。仕事から帰って来たと思えば夕飯もそこそこに共有してる書斎に引き篭もってしまった。
     まあ、何かに集中したい時には同じような事は度々あった。キバナもたまにやる。ただ、今回は表情がいつもより鬼気迫ったというか焦っていたというか。
    「…ふりゃ」
     撫でる手が止まっていた事にちょっと不満げな声でフライゴンが拗ねる。それに謝るように撫でる動きを再開すると、満足そうに目を細めて擦り寄ってくる。そんな可愛い姿に、今日は甘えただなぁ。なんて思いながらキバナは読書を続ける。
    3171