Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    オープン

    minakenjaojisan

    DONEオープンカームルが書きたかっただけのムルシャイポエミーエロ
    重力 東京から山梨へ、そして御殿場を通って熱海へと向かう。
     夕暮れの光を跳ね返す海面はあまりにもまぶしく、オープンカーで走るには少々目に刺激が強かった。隣に座る男は色素の薄い瞳をわざわざサングラスで隠している。ほんの300年前までは必要のなかったその遮光器は似合っているような、いないような、少し笑えるような雰囲気を醸し出している。
     そんな自分も、雪のように白い肌には日焼け止めを塗っている。これもまた、残念ながら塗る習慣がついた。それもここ20年ほどのことだ。日本はオゾンホールの影響が低いわりに美容意識の高い民族性なのか、良い日焼け止めが多いと思っている。
     300年前、シャイロックの愛する世界が滅んだ結果、賢者の魔法使い達がたどり着いたのは賢者たちがやってきては還る地球だった。今でもよく覚えている。眼前にあのまばゆい月が落ちてきて、存在証明ごと吹き飛ばされたときの壮絶な眩暈を、自分が背に庇っていたはずの満身創痍の男が飛び出して行って、両手を大きく差し伸べて愛するひとを全身に受け止めたかに見えた恐怖を。気が付けばそこは、精霊も不可思議の力もほとんど燃え尽きた異世界だった。賢者の姿も見えない。
    4874

    水鏡零

    PROGRESS【PSZの三次創作小説:2】
    前回の続きですね
    この後はどっかに供養すると思います
    これ以上を載せるためには、本編的なモノを置かないといけないじゃないですか
    そこまでオープンハートではないので、需要があったら別の場所で
    マザーとの一件で月の技術が地球へと流れてきたら、転送技術や移動技術も進歩するんじゃないかなっていうのが思うにあるんですよね
    対峙したのはレーヴェちゃんじゃないです
    轟音となって空から隕石のようにそれは降ってくる。
    街の外壁を狙い、降下した機体からレーザーが解き放たれだした。
    「前衛はひるむなっ!止まればこちらの負けだと思えっ!」
    「いくぜっ!」
    怒涛となって人々が動き、無機質な人を模ったエネミーへと武器を振りかざしてゆく。
    外壁を守るようにテクニックを放つ人々は、その場に踏み込み雨のように降り注ぐ攻撃をしのいでいた。

    それらをかいくぐるように白い一点が動き、人々を援護するかのようにエネミーへと突風が突き立てられる。

    音を立てて破壊された破片が飛び散り壁や地面へと突き刺さるが、それに構わず白い一点は動きを止めない。

    その一点を追うように動く二つの影が輝き、背後から襲おうとしたエネミーを破壊する。

    押され気味だった人々の流れが変わり、だんだんとエネミーを後退させだした。

    それでも上空から降り注ぐエネミー達は数を減らすことはない。

    「恐らく。どこかに指示塔がいるはずかとっ!」
    「それがどれかなんて、考えてはいられんな・・・・」
    黒いボディのキャストが太刀を構え直し、前方から迫るエネミーを切り払うように走る。
    隣では軽々とエネミーを飛び越え、 9060