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    ガイナ

    rani_noab

    DOODLEゼン夢。男主名前有。キャラスト&ボイスからの考察設定(ネタバレ含)。大切な相手が幸福であるならば、その人生に自分がいなくても構わないアルハイゼンの話。
    教令院の廊下で見覚えのある万年筆を拾った。
    興が乗って装飾を掘り色を塗って、丁寧に磨き滑らないようにニスを塗ったものだ。重さと重心も考えている。プレゼントして喜ばれるので、学生時代に時折作っていたものだ。この模様は誰宛だっただろうか、と考えて、ここしばらく会ったことのない人間のことを思い出した。
    知論派のアルハイゼンだ。
    優秀な成績を残したのに、書記官という地味な職に着いたことは知っていた。すれ違ったことはあっても、お互いに声をかけたことはない。アルハイゼンが周囲との交流を拒絶していることは知っていたし、俺と仲が良いわけでもなかったので、迷惑だろうと思いこちらからは挨拶もしていない。
    あげたのは4年ほどまでだ。まだ持っていたのか、と不思議に思い、それからその万年筆のペン軸が曲がっていることに気づいた。今回落とした衝撃か、その他の理由かはわからない。試しに少し書いてみれば、インクは入っていなかったので、曲がったのは以前なのだろう。ペン先は使い込まれていて彼の力の癖がついているのがわかる。アルハイゼンがこの万年筆を愛用しているのだろうことが分かった。
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    yakiAJI_black

    DONE誕生日関係無い話しだけど、赤葦くんの成長物語なら祝になるだろ!!
    という、無茶な思いから書き出した、赤葦くんと捏造の先輩セッターのお話。
    赤葦くんが2年で正セッターやってるって、3年のセッターより上手いってこと?とか、木兎さんと赤葦くんキャラ違い過ぎて間を取り持った人がいないと、木兎さんはともかく赤葦くんが大変じゃない?ということから、3年のセッターを捏造しました。
    2人のスター バレーは好きだけど、俺の人生はバレーが全てじゃない。でも、バレーが全ての人もいるんだな、と思った。

    「なぁ、赤葦、星野さんって進学科に今年転科したんだって」
    「転科って、最初から進学科に入るより難しいって噂じゃん」
     仮入部を経て、バレー部へ正式入部となった赤葦は同級生とともにネットを準備していた。話題は、同じセッターの2年生、星野のことだった。星野は1年生の教育係を任されている2年生で、レギュラーではないが監督が「2年で一番、信頼している部員」と説明した。加えて、その理由が「木兎も手懐けた猛者だから」だそうだ。監督の隣にいた木兎が「モサって何?」というと主将が「星野、後で木兎に説明しといて」と任され、そこに「はい」と返事していたことで、周りの2、3年生は笑った。
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