Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    ガチ

    キタハル

    DONE半伝 犬とか猫とかを拾ってきがちな伝と、犬相手に嫉妬しちゃう半が見たかった。山田家の獰猛なネコチャンに関する捏造を含みます。
    仔犬の半助、保護される「ははは、半助、そんなとこ舐めるな、全くもう、あっはっは」
    山田先生が「半助」に顔を舐められて、くすぐったそうに笑う。咎める言葉でありながら声音は楽しそうで、相手を本気で止めようとしているとは思い難い。人間の方の半助はムムウと頬を膨らませた。ここ数日の山田先生は、裏山で拾ってきた仔犬の半助にかかりきりだ。人間の半助の方はなかなか構ってもらえずに、ちょっぴりおかんむりなのである。

    事の顛末はこうだ。裏山の、おそらく生徒が掘ったであろう穴に、仔犬が落ちてキューキュー鳴いていた。そこに日課の朝ランニングをしている山田先生が通りかかった。そこは低学年生の実技でも使うような場所であるため、見目の愛らしい仔犬などが鳴いていては、生徒たちの気が散るのは火を見るより明らかだった。だから授業の邪魔にならぬよう、拾ってきたのだと山田先生は言う。山田先生はどこからか使っていない箱を持ってきて、ご自身の着古しの忍者装束を割いて底に敷き、仔犬をそこに入れた。私事なのに生物委員に任せきりにするわけにもいかないからと言い、それを山田・土井の職員部屋に持ち込む。手慣れた様子ではあるが、なんせ仔犬だ、手がかかる。食事の間隔も短く、食わせるのにも人の手がいる。山田先生の手からすり潰した残飯をおぼつかない様子で食べる仔犬は確かに愛らしい。甲斐甲斐しく仔犬の面倒をみる山田先生も、ご多用ではあるものの楽しそうだ。よく食べた、偉いぞ、可愛いなぁ。そう言って仔犬を撫でるのである。山田家に匿ってもらった時のことを思い出す。出していただいた食事がたいへんおいしく、遠慮も外聞もなくペロリと平らげた時も、感心した様子で鷹揚に褒めてくださったのだった。なんだか、気恥ずかしくて落ち着かない。
    5090

    hyoukaaisu

    DOODLE『甘くて、幸せな時間』
    擬ブレイサ
    お料理チャンネルを2人で仲良くしている世界。
    ブバもイサも1度始めてみたら、楽しくて極めてしまうのは同じだから相性バッチリ。

    仕事で疲れて、作るのも食べるのも面倒になりがちだから2人のチャンネルを見ながら食事をしたかったなと思う日々です。

    イサ三さんの絆創膏が指輪に見えてしまいできた作品。
    『甘くて、幸せな時間』イサミはそれなりに自炊はしていた。
    それがブレイバーンと出逢ってからというものの、2人で料理を作る楽しさや
    自分が作った料理を食べてもらって「美味しい」と笑ってもらえる嬉しさ
    そんなくすぐったいくらいに甘い幸せを知った2人が料理にのめり込むのは早かった。

    ブレイバーンも向上心が強く、
    「もっとイサミの為に美味しい料理を作りたいんだ」と趣味と実益を兼ねてお料理チャンネルを開設したのだ。

    ブレイバーンの狙い通り、2人がまだ知らない美味しいお店の話を知ることができたり、知らない料理の数々に挑戦するのはとても楽い。



    「……よし」
    ブレイバーンが生配信用のカメラをセットし、頷く。
    「今日は何を作るんだブレイバーン?」
    配信が始まっていない時のイサミは無防備で、柔らかくブレイバーンに微笑む。
    1839