クーパ
ゆしよわ
DOODLE現パロ同棲くーぱや枝菓子の戯れ玄関の向こうから聴き慣れた靴音が聞こえ、続くただいまという声に空海は頬を緩ませた。
「今日は早かったな」
逸勢は靴も脱がずに、白い小さな袋を空海の胸に突きつける。袋の中には、クッキー生地にチョコレートが掛かった小枝のような菓子が一箱入っていた。空海は逸勢がこういった菓子を好んで食べている姿を見たことがなく、菓子と彼の顔を交互に眺めると逸勢は気まずそうに顔を背けた。切長の鋭い目の印象に反してすぐに頬が紅潮する男である。
「おまえ今日は何の日か知ってるか?」
知らないと告げるとそっぽを向いたまま逸勢は喋り出す。逸勢が買ってきた菓子にちなんで、2人が両端を咥えて同時に食べ進めるパーティーゲームを行う日らしい。
626「今日は早かったな」
逸勢は靴も脱がずに、白い小さな袋を空海の胸に突きつける。袋の中には、クッキー生地にチョコレートが掛かった小枝のような菓子が一箱入っていた。空海は逸勢がこういった菓子を好んで食べている姿を見たことがなく、菓子と彼の顔を交互に眺めると逸勢は気まずそうに顔を背けた。切長の鋭い目の印象に反してすぐに頬が紅潮する男である。
「おまえ今日は何の日か知ってるか?」
知らないと告げるとそっぽを向いたまま逸勢は喋り出す。逸勢が買ってきた菓子にちなんで、2人が両端を咥えて同時に食べ進めるパーティーゲームを行う日らしい。
ゆしよわ
TRAINING現パロ同棲ちゅーしないくーぱややまみち くーかい、と疲れた声で逸勢が前を行く男に声を掛けた。空海の綺麗な形の頭が西日を反射して、その眩しさに逸勢は顔を顰めた。行楽シーズンの人混みを嫌がる逸勢を散歩に誘ったのは空海だった。彼の健脚を忘れたわけではなかったが、近所の散歩では満足できなかった空海の口車にあれよあれよと乗せられ、そう高くない山の道を2人は登っていた。木々の隙間から差し込む光が足元に複雑な影を作っている。人の気配はなく、鳥の鳴き声と葉の擦れ合う音だけが聞こえてくる。コートを手に持ち、うんざりとしている逸勢の顔は赤らんでいて額に汗が浮いていた。
「あつい、つかれた」
「まだ少ししか登ってないぞ」
「今日は本革なんだよ」
見ろ、と逸勢は洒落た靴を一歩前に出し、身支度に時間がかかる男だと承知している空海はその靴に視線を落とした。
911「あつい、つかれた」
「まだ少ししか登ってないぞ」
「今日は本革なんだよ」
見ろ、と逸勢は洒落た靴を一歩前に出し、身支度に時間がかかる男だと承知している空海はその靴に視線を落とした。
ゆしよわ
CAN’T MAKEくーぱやクリスマス2021〜現パロ〜※攻めふぇら、せ●とくんネタ、15禁
散り咲く花は 街中のいたるところでクリスマスソングが鳴り響き、イルミネーションが幸せそうに通りすがる人々を照らしていく。逸勢は普段よくそうするように形のいい眉を歪めた。自嘲気味に吐いた息が白く夜に溶けていく。
逸勢には友がいる。天地すべてを指すその名に恥じないどころか、彼を表すのにそれ以上ないほどの男であった。他人よりも優れている自負を完全に叩き折られたにも関わらず、おまえはおれよりすごいと素直に口にした逸勢に、その男、空海は懐かしそうに笑った。ファミレスで一日中話し込み、意気投合した2人は出会ったその日のうちに一緒に暮らし始めた。
良き友を得たと思う。しかし、このところ自分を見る空海の目に奇妙なものを感じていた。ぼんやりと朝食のトーストを齧っている時、脱いだ服をそのあたりに散らかしてソファで寝そべっている時、濡れた髪のままの風呂上がり、腹を出して寝て冷えてしまった寝起き、なんてことはない些細な動作を空海は瞬きもせずに眺める。なんだよと不機嫌に問えば、何でもないと空海の口元が弧を描く。変な奴とぶつくさ呟いてみるが、己が空海の関心を引くのは悪い気はしなかった。
3087逸勢には友がいる。天地すべてを指すその名に恥じないどころか、彼を表すのにそれ以上ないほどの男であった。他人よりも優れている自負を完全に叩き折られたにも関わらず、おまえはおれよりすごいと素直に口にした逸勢に、その男、空海は懐かしそうに笑った。ファミレスで一日中話し込み、意気投合した2人は出会ったその日のうちに一緒に暮らし始めた。
良き友を得たと思う。しかし、このところ自分を見る空海の目に奇妙なものを感じていた。ぼんやりと朝食のトーストを齧っている時、脱いだ服をそのあたりに散らかしてソファで寝そべっている時、濡れた髪のままの風呂上がり、腹を出して寝て冷えてしまった寝起き、なんてことはない些細な動作を空海は瞬きもせずに眺める。なんだよと不機嫌に問えば、何でもないと空海の口元が弧を描く。変な奴とぶつくさ呟いてみるが、己が空海の関心を引くのは悪い気はしなかった。
ゆしよわ
CAN’T MAKEくーぱやクリスマス「翌日」2021〜現パロ〜※受の攻失敗、15禁
戯れの赤い花 カーテンの隙間のずいぶんと高い位置にある太陽に起こされて逸勢は気怠げに体を起こした。ぼうっとする頭で左手を掲げてみて、薬指に指輪があることに安堵した。今日が昨日の続きだという実感が湧いてきて頬が緩んでしまう。もう無理だと何度も言ったがやめろとは言わなかった真意を空海は正しく理解して、理解した上のおれの惨状である。喉は枯れ、髪はボサボサで、着せられている服は一応という有り様だった。体のあちこちに甘い痛みが残っている。
こんな風に空海に抱かれた女もいたんだろうか。おれの知る限り女がいたということはないが、空海の隠し事を見破る自信はない。ほんの数時間前まで体温を分け合っていたというのに、嫌になるほど不安になる。遊びで指輪を贈るような奴ではないと分かっていても、どうしておれなんだという疑問が暗く渦を巻いていく。
1163こんな風に空海に抱かれた女もいたんだろうか。おれの知る限り女がいたということはないが、空海の隠し事を見破る自信はない。ほんの数時間前まで体温を分け合っていたというのに、嫌になるほど不安になる。遊びで指輪を贈るような奴ではないと分かっていても、どうしておれなんだという疑問が暗く渦を巻いていく。
いちせ
DONE平安時代はちゅーは変態プレイだったんですって!!!平安時代はちゅーは変態プレイだったんですって!!!
平安時代はちゅーは変態プレイだったんですって!!!
(大事なので3回言いました。)
というわけでくーぱやちゅーぷれいです 7537
いちせ
DOODLEたらめさんのくーぱやであーー!!ってなって生まれた産物です。ぱやがただくーさんにぎゅーされてときめいちゃうだけの話。
くーさんがぱやをぎゅーしちゃう話『空海が俺を離してくれない件について』
「逸勢、いつものを頼む」
烏帽子を放り、髪をすっかり乱した逸勢が振り返ると、机の傍でゆるく胡坐をかいた空海がにっこりと手招きをしていた。
「お前それ毎日やるつもりか?」
「うん」
二人きりになった時の空海は普段の数倍素直だ。
しかし最近はこれまたおかしなおねだりをしてくる。
俺は空海をしばらく見つめたが、ため息をつくと空海の胡坐に腰かけすっぽりと空海の懐に収まった。
「よしよし」
満足げにうなずくと、空海は筆を執り、紙に墨をにじませた。穂先から次々と生まれる字は相変わらずため息が出るほど洗練されながら自由闊達で、美しいことこの上ない。この書を誰に見せた所で、まさか男を抱えながら書いたとは誰も夢にも思わないだろう。
1546「逸勢、いつものを頼む」
烏帽子を放り、髪をすっかり乱した逸勢が振り返ると、机の傍でゆるく胡坐をかいた空海がにっこりと手招きをしていた。
「お前それ毎日やるつもりか?」
「うん」
二人きりになった時の空海は普段の数倍素直だ。
しかし最近はこれまたおかしなおねだりをしてくる。
俺は空海をしばらく見つめたが、ため息をつくと空海の胡坐に腰かけすっぽりと空海の懐に収まった。
「よしよし」
満足げにうなずくと、空海は筆を執り、紙に墨をにじませた。穂先から次々と生まれる字は相変わらずため息が出るほど洗練されながら自由闊達で、美しいことこの上ない。この書を誰に見せた所で、まさか男を抱えながら書いたとは誰も夢にも思わないだろう。
緋瀬(ひぜ)
DONE「狂乱とヘステキュール」峰村 瀬玲奈(みねむら せれな)
実家の整備工場に務める自動車整備士。自分の運転で全国遠征するタイプのバンギャ。愛車はミニクーパー。
Freesiaというバンドのボーカル・アヤメ様推しで、紫のメッシュは推し色。
ちょっとやんちゃしてた時期があるので喧嘩はそこそこ強い。時折威圧感がチラ見えする。
みしま
DONEリクエストまとめ⑧。TF2で「BTがミリシアのメンバーにクーパーのことをベタ褒めする話」キャンペーン後の一幕。いつも以上に独自設定&解釈過多。
アンインプリンテッド・メモリーズ 通常、バンガード級タイタンのメモリーはパイロット変更の際に一度リセットされる。もちろん、全てのメモリーデータが、と言うわけではない。変更前のパイロットに関するものが対象だ。
前パイロットが誰で、戦績や戦闘効率評価はどうだったか、という記録は残される。消されるのはミリシアの公式記録としては残らないような、タイタンが“自己判断で”保存した活動記録や個人データだ。それらはお互いを繋いでいたニューラルリンクを含めて消去される。なぜならそれを残しておくことは、変更後の新規パイロットへ悪影響を及ぼしかねないからだ。
「だからね、きみたちはすごいなって思うんだ」
そう言って、〈虎大インダストリーズ〉に所属する研究者は我が子も同然の機体、バンガード級タイタンBT−7274を見上げた。メンテナンスドックに収まる全長約七メートルの機械の巨人は全長約168センチの、同人種の平均身長と比較していささか小ぶりの人間を見下ろした。
6845前パイロットが誰で、戦績や戦闘効率評価はどうだったか、という記録は残される。消されるのはミリシアの公式記録としては残らないような、タイタンが“自己判断で”保存した活動記録や個人データだ。それらはお互いを繋いでいたニューラルリンクを含めて消去される。なぜならそれを残しておくことは、変更後の新規パイロットへ悪影響を及ぼしかねないからだ。
「だからね、きみたちはすごいなって思うんだ」
そう言って、〈虎大インダストリーズ〉に所属する研究者は我が子も同然の機体、バンガード級タイタンBT−7274を見上げた。メンテナンスドックに収まる全長約七メートルの機械の巨人は全長約168センチの、同人種の平均身長と比較していささか小ぶりの人間を見下ろした。
やのぐち
DONE落書き色々でっかいぬいぐるみ持たせたいし、助手席乗せて帰るという言葉に焦る。助手席は烈子ちゃんの特等席なので。
クーパーはどうなの?自家用車なの?
さり気にあの車高い筈。
そもそも高身長でクーパーって脚入るの?
あと例のTシャツ欲しい。只野君にも着せたい。
ニコニコしながらイラっとしてそう。可愛い
それから大好きコートネタ。 3