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    ゲハ

    Lien0725

    Valentineカゲハン♀  うちのハンテァが出る、名前がヤエ
    カゲロウさんのキャラ崩壊 ギャグ 注意
    翌日ヨモギに心配されたロンディーネは商売上手だ。カゲロウはにわかに騒がしい里を眺めながらそう思った。外つ国のとある行事、たしか「ばれんたいんでい」。もとはある司祭が処刑されてしまった日だそうで、その司祭の活躍と名が今の「ばれんたいんでい」の元になったのだとか。女性から意中の男性へ、その逆も、はたまた同性同士や家族も。とにかく恋や感謝の思いを伝えるにぴったりな日なのだと、そうヨモギが目を輝かせて語って聞かせてくれたのだ。
    ロンディーネからヨモギ、そして彼女からと伝え聞いた好奇心旺盛な里の娘たちは、見事に彼女から材料を買って調理へ臨んでいるらしい。その中に「探している」顔がなかったのが、少しだけカゲロウは残念であった。
    カカオ特有の香りが混ざった風が吹いている。今日が「ばれんたいんでい」の暦らしい。あちこちで「ちょこれいと」を渡す人々の声が聞こえてくる。そんなカゲロウも里の面々から渡された。そんな中でもあの人はまだ顔どころか姿すら見せない。はて。彼女はここ数日狩猟に行っていない筈だが。「ハンターさんに渡した」という会話が聞こえてきて、カゲロウはやはり彼女は里にいることを確信した。
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    05Ocean

    DOODLE『恵は五条の刈上げ大好きだし、それをメンテナンスしてるのは恵だから、あの刈上げはつまるところ五伏』と思ってる。まず間違いない。

    ≪きっかけは目隠しつけるのに後ろの髪が邪魔だったとかで良い。他人に髪切られるのが嫌だから「恵切ってよ」で始まる。最初は長さもバラバラで不格好だったけど、回数を重ねる毎にうまくなる。高専の誰かの髪も切ろうとして五条が嫉妬すると楽しい≫
    恵が五条の髪を切る話「上手くなったよね」
    「動かないでください」
     しゃき、しゃきと五条の髪に鋏を入れていく。そわそわと落ち着きがないのは昔から変わらない。精神年齢がずっと子供のままだ。うっかり恵が手を滑らせて五条の肌を指そうものならきっと無下限で止められるだろうからその心配はないんだろうと思ってる。ただこちらの心臓に悪いので髪を切っている時は大人しくしててほしい。
     「でさ~ 」と身体を動かさなくなった代わりにずっと話し続ける。大人しくすると死ぬ呪いにでもかかっているんだろうか。仕事や上層部への愚痴から始まり、最近気になっているスイーツの話、出張先の話。「あそこ良かったから今度一緒に行こうよ」と何度か言われたことがあるがその言葉は一度も現実になったことはない。だから恵も話半分に適当に相槌を打つだけだ。それよりもこちらは作業に集中させてほしい。
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