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    シリア

    toncyanginchan

    TRAININGクリスマスのダスタード 第二部 「シリアス哀しい涙の聖夜」
    指輪の行方時は深夜……

    「う、あ……ぐ、ぐああっ、うっ?……ああぁっっ、ひっ、ぐっ、あっあああ?………うわぁあああああっっ!!やあああぁあっっ!!うあぁっっ!!」

    うす暗い部屋の中に突如として悲鳴が響き渡った。だがそれはすぐにぴたりと止まり、後は、はっ、はっ、と荒い息遣いのみ。時折、激しく蹴りたてられたシーツがピリピリと裂ける乾いた音がする。

    「おい、おいっ!!しっかりしろっ、サンズッ!おい……っ?!サンズッ!!」

    そこに、低く静かではあるが奥底に不安と焦りをにじませた声が続く。それをわずかに聞き取ったのか、サンズの眼窩にぼんやりと白い瞳孔が浮かび上がった。それでもまだ息を荒くし、焦点の合わない目をさまよわせているその頬をフェルは軽く手の甲で叩く。その固い骨の感触に、悪夢の中から自分を現実へと連れ戻してくれた相手に気づき、サンズは我にもなく泣きたくなるような気持ちでフェルを見つめた。今も逃げ場のないソウルが切り刻まれるような悪夢の中にいた。まだこの手の中に感触すら残っているようだ。最近では減ってきたものの、時々こうして“忘れるな”とでもいうように、不意打ちで悪夢に襲われる。サンズは自分の体が嫌な寝汗でじっとりと濡れ、震える手は目の前のセーターをちぎれんばかりに握りしめていることに気がついた。
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    mabu_no_key

    MOURNINGクリスマス体不猿川。
    弱ってるときふわふわになっちゃう猿川慧と幼馴染の前では割と素直になっちゃう猿川慧に夢見てる。そして幼馴染相手だとべったりしてるようであっさりしてる本橋依央利が好きだ。シリアス展開になろうとすると強引におさなな空間展開するのが好きなオタクが書いた話。
    書きたいとこだけ書いたからよくわからん文章になってるけど書いたから満足。
    メリークリスマス 12月25日、クリスマス、午前2時。

    (あたま痛ぇ…寝れねぇ)

     自室のベッドの上で猿川は頭痛に顔を顰めながら寝転んでいた。手元のスマホで時刻を確認すると頭痛がし始めてから既に1時間以上経っていた。

    「薬飲むか…」

     若干めんどくさいと思いつつ、ゆっくりと布団から這い出る。床に足をつけるとひんやりとした冷たさが足の裏を伝ってくる。こんなにもこの家は寒かっただろうかと思いながら廊下に出た。静かに扉を閉めながらキッチンへ向かう。住人たちが寝静まったハウスは数時間前までの騒がしさが嘘のようにシン、と静まり返っている。
     遡って12月24日、クリスマスイヴ、午後19時。
     乾杯の合図と共に家中に響き渡るグラスがぶつかり合う音と笑い声。食卓には依央利が48時間かけて準備したというご馳走が並び、庭には大瀬が作ったオーナメントで飾り付けられたクリスマスツリーが立っている。
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    mituya007

    DONEクリスマス体不猿川。
    弱ってるときふわふわになっちゃう猿川慧と幼馴染の前では割と素直になっちゃう猿川慧に夢見てる。そして幼馴染相手だとべったりしてるようであっさりしてる本橋依央利が好きだ。シリアス展開になろうとすると強引におさなな空間展開するのが好きなオタクが書いた話。
    書きたいとこだけ書いたからよくわからん文章になってるけど書いたから満足。
     12月25日、クリスマス、午前2時。

    (あたま痛ぇ…寝れねぇ)

     自室のベッドの上で猿川は頭痛に顔を顰めながら寝転んでいた。手元のスマホで時刻を確認すると頭痛がし始めてから既に1時間以上経っていた。

    「薬飲むか…」

     若干めんどくさいと思いつつ、ゆっくりと布団から這い出る。床に足をつけるとひんやりとした冷たさが足の裏を伝ってくる。こんなにもこの家は寒かっただろうかと思いながら廊下に出た。静かに扉を閉めながらキッチンへ向かう。住人たちが寝静まったハウスは数時間前までの騒がしさが嘘のようにシン、と静まり返っている。
     遡って12月24日、クリスマスイヴ、午後19時。
     乾杯の合図と共に家中に響き渡るグラスがぶつかり合う音と笑い声。食卓には依央利が48時間かけて準備したというご馳走が並び、庭には大瀬が作ったオーナメントで飾り付けられたクリスマスツリーが立っている。
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    ニシン

    DOODLE5軸の真桐です。
    脳がやられてるので私のなかではきちんと真桐ですが、客観的に見たらたぶん違うと思います。
    無駄に長いし設定だけ見ると暗いけど、ほぼコメディです。シリアスなんて書けないので安心してください。
    退屈を持て余してる方だけどうぞ。

    webオンリー出たいよ~;;と思いながらも、何を書こうかな?😄の段階なので間に合う予感がまったくしません。間に合うといいね……。
    死者の奉仕とダイナマイト黒いスーツを身につけ、黒いネクタイを締め、黒い革靴を履いた桐生は、東城会の本部に来ていた。
    もう二度と、足を踏み入れることはないと思っていた場所だった。よっぽどの大事件がない限りは、もう見ることすらないと思っていた。
    たとえば何らかの組織に本部を襲撃されて大吾が人質にとられたり、何らかの病気にかかった大吾が桐生を呼んだり、何らかの局地的災害で大吾が助けを求めてきたり(桐生は幼い頃から知っている大吾に対して、他の人間よりも甘かった)、あとはたとえば――

    ――たとえば、真島の葬式とかでなければ。







    真島を構成するものはとてもわかりやすい。
    すぐに思い浮かぶのはあの人を喰ったような笑い声で、時代が時代なら魔女裁判に掛けられてもおかしくない不気味さがあった。
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