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    ジェイド

    25Zenn

    REHABILIジェイドをビックリさせたかった話。
    🌸?→🐬
    いつか困ってそうで全く困っていないその顔を。本当に困らせたら、さぞ気分がいいだろうなと思っていた。

    移動教室での道すがら、偶々同じ授業を選択していたというジェイド先輩と一緒になって。ちょうど、階段に差し掛かったところでジェイド先輩が呼び止められた。数段階段を上ってしまった私は。先に進むことも階段を下りることもせずに、まだ階段を上る前だったジェイド先輩の頭を眺める。
    オクタヴィネルの副寮長で、モストロ・ラウンジでも新人の教育係りのジェイド先輩は頼られることも多いだろう。声をかけた生徒の左腕にもオクタヴィネルの腕章がついている。

    『はなし長くなるのかしら?』

    次はトレイン先生の授業だ。出来れば遅れることなく席についていたい。先に行きたいけれど声もかけずに行ったとなれば、じくじくと傷に塩を塗り込むように嫌味を言われてしまうだろう。
    面倒な内容なのかジェイド先輩は話始めてからチラリともこちらを見ない。
    どうしたものかとぼんやりと丸い後頭部を眺めていると、さわりと風が吹いて白く長い首筋に目を奪われた。
    後ろから見ると襟足が短いから制服姿でも少し首が見えるんだ。まして今は身長の低い相手に話し 1511

    tknens

    DOODLEモブのユニーク魔法で頭の中まで猫になったジェイドがアズールに甘える話です。ジェイドが猫になった。
     相手を猫に変えることが出来るユニーク魔法の持ち主と魔法を弾き返すユニーク魔法の持ち主が廊下で争っていたところに運悪く居合わせ、弾かれた魔法に当たってしまったのだと事情聴取したクルーウェルから聞かされて、アズールはジェイドにしては間抜けですねぇという感想を抱く。椅子に座ったアズールの膝の上には猫になったジェイドがどっしりと乗っかり、ふわぁと大きなあくびをしている。ジェイドは人前で大きな口を開けることを恥ずかしがるのであくびをするなど珍しいが、知能も猫並みになっているらしいのでその所為だろう。ボリュームたっぷりの長毛は髪の毛と同じターコイズブルー。骨太な骨格にがっしりとした力強い四肢。トレインの飼い猫であるルチウスやオンボロ寮のマスコットであるグリムよりも大分大きな猫である。瞳の色はジェイドと同じゴールドとオリーブグリーン。頭の天辺からひょろりと一房黒いメッシュが垂れ下がっているのまでジェイドそっくりだ。いや、ジェイドが猫になったのだから似ていて当然なのだが、あまりにも特徴そのまますぎて面白い。
    「ジェイドがこうなった事情は分かりました。それで、これはいつ戻るんで 6269