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    スイカ

    rabbit120801

    PAST昨年書いた短いお話です。もちろん健小次!別のところで上げてたのをポイピクさんに持ってきました。 こちらにまとめると自分が分かりやすいかなていうのもあったり💦拙いお話ですがよければ…😌
    バレンタイン「若島津、手ぇ出せ」
    寮の部屋、晩飯も風呂も済ませて俺と日向さんはそれぞれ自分の机に向かって今日の課題に取り組んでいた。そんな中、俺と同じく自分の机で黙々と取り組んでいた日向さんがいつの間にか近くまで来ていてそう声をかけられた。
    「あれ?日向さん?もう終わったんですか??」
    俺はノートに書く手を止めると声のする方に顔を向けてそう尋ねる。
    「おう。さっきな。気付かなかったのか?お前、集中力すげぇな。て、そりゃそうか。ゴールもすげぇ集中して守ってるもんな。俺も自信あるけどお前には負ける気がする…て、ほら、手ぇ出せよ」
    穏やかな表情でそれに何だか機嫌が良さそうでホッとする。
    今日はバレンタイン。想いを伝えて通じ合ってから初めてのそれだし、少し浮かれてしまってたってのもあって朝からその話でちょっとあったから(俺がしつこくチョコがほしいって言ってしまったっていう…)それ以降はそのことには触れずにいたんだよな。普通に接してくれてたけど一悶着が気にはなってたから、一日の終わりに来てそういう顔を見られて安心した。
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    塩昆布

    DOODLE主祖五夏。
    『スイカ~』とから十年経った二人。
    節分デートしてるだけ。
    湯豆腐とラーメンとセックスと 湯豆腐が食べたい。五条家の本宅の離れの広縁から箱庭にちょこんと鎮座する雪化粧を纏った角丸の四角い蹲を見ていると、無性に食べたくなったのだ。鰹と昆布のシンプルな出汁に浸かった真っ白な豆腐。酢橘の爽やかな酸味が利いたポン酢と七味唐辛子とネギだけの、これまたシンプルな味付けと薬味で食べたいのだ。想像するだけでお腹が空く。ぐぅ、と腹が鳴った。直綴の袖を捲り腕時計を見れば、午後五時三十四分を指している。通りで外が薄らと暗くなっているはずだ。ぐぅぅぅと、今度はより大きく、長めに腹が鳴った。夕飯まではまだ時間がある。さて、どうしたものか。
    「そういえば…」
     こちらへ訪れる前、呪術高専の京都校へ立ち寄った際に三輪から飴玉を貰ったことを思い出した。たまたま岡山での任務があり、ついでにと京都校から呪具を使った体術の講義を頼まれたのだ。袂を探ると、個装された飴玉が三つ出てきた。二つを再び袂へと戻し、手のひらに残した一つの封を切る。薄い琥珀色の鞠のような形の飴を口へと放り込んだ。生姜の辛みと水飴の甘さがバランス良く、何とも口の中がスッキリとする。
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