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    ステージ

    わむお

    PASTPixiv投稿:2021/04/17

    とある事情からステージに立つことになったシル主のお話です。
    シル主と言ってもくっついてません。でもシル主と言い張ります!!!!!

    大切なフォロワーさんのお誕生日にお贈りしたものですが、喜んで頂けて私も幸せでございました( ◜ω◝ )
    不夜に踊るは鍵の君「騎士の国」と名高いサマディー王国は、広大な砂漠地帯に位置している。
     砂漠と言えば昼は灼熱、夜は極寒という両極の地獄を生み出すものだが、サマディーは東西北の三方を囲う巨大なオアシスのおかげで気温の日較差がさほどなく、一日を通して快適に過ごすことができる。先人の築いた小さな集落が大国へと成長し、長きに渡り繁栄し続けてこられたのも、この恵まれた環境によるところが大きいと言えよう。
     サマディー城はオアシスのほとりに造られており、城と砂漠とに挟まれるようにして城下町が広がる。そのぐるりに巡らされた高い外壁は魔物の侵入を防ぐだけでなく、視覚的にも街と砂の世界を分断している。街には建物こそ土壁や石造りといった簡素なものが並ぶが、多くの商人が店を構え、軒先の色彩豊かな品物や雑多な装飾が景観に華を添えているため、決して地味だとか素朴だという印象を受けない。
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    凜太(りんた)

    DOODLE人を好きになる経緯、色々。
    これはそのひとつの形。
    バ〇オとかのマップに落ちてる日記や手記、メモとかそれ系な感じのもの。それを拾って読んでいく感覚でお楽しみ頂ければ。七氏の心情の変化を感じてみてください。

    出会った頃の七氏の冷たさ、嫌いじゃないぜ。
    卒業前、普通から友好あたりまで。
    最後の「???」はオマケのエクストラステージ(?)
    七ツ森氏視点、マリィさんは元気いっぱい名無し子さん。
    移ろいと確信。SCENE1

    「な、な、つ、も、り、くーん!!」
     どこからともなく自分を呼ぶ声がする。それも、遠くから。
     マジで勘弁して……。
    「な、な、つ……あ!おーい!」
     校舎を見上げると、窓の一つから手を振る人物が目に入る。
     俺が見上げていると、彼女は笑顔で大きく手を振っている。
     トテモゲンキデスネ……。目立つようなコトをしないでもらいたいんですが?
     俺は手を振り返さずに、無視するコトにした。


    SCENE2

    「七ツ森くん!今日もかっこいいね」
    「……それはドーモ」
    「そういえば、昨日ね、七ツ森くんがはばチャで……」
    「待て」
    「え?……あっ」
     彼女は慌てて自分の口を押さえる。
     時々ポロッと出てくるから困る。バレたらどうすんだ。ホント、マジで勘弁して。最近、俺をNanaって呼ばなくなったと思ったら今度はこうだよ、勘弁してくれ……。
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