Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    セタ

    hyoukaaisu

    DOODLE『浴衣バーン』
    ブレイサ
    フォロワーさんの浴衣姿のイサ三さんが素敵すぎて思わず書いてしまった話。
    円、輪をテーマに盛り込んだお話。
    イサ三さんを遠くで見たらブバカラーの赤い帯
    近くで見たら夫婦円満の柄がこちらを威嚇する仕様になっております。
    なんでも入れられて、戦に必要な"もの"としてさりげなくブバを持たせたら完成。
    浴衣バーンATF主催の復興イベントとして、夏祭りをすることになった。
    俺はそのままパイロットスーツかいつもの隊服を着て参加するつもりだったのだが、ブレイバーンに『イサミ、その時に、その場所に合った服に身を包むべきだ』などと当たり前の常識を言われ
    もちろん、俺は着物なんて着たことなどないのでブレイバーンの大きな手で器用に着付けられていた。

    灰色の生地に黒の線が鉄線柄を描いた浴衣。
    唯一派手なのはブレイバーンを思わせる赤色の帯くらいだろう。

    ブレイバーンに持たされた浴衣生地と同じく灰色の信玄袋に描かれた黒の刺繍でほどこされたブレイバーンの模様がさりげなくあるのも意外なところかもしれない。

    あいつのことだからもっと赤や白やら青の派手な浴衣を用意するかと思いきや出されのは全体的に落ち着いた雰囲気のものだったので、少し物足りなく感じてしまうのは、相当あいつに染められてしまっているなと、顔が熱くなる。
    1275

    lunaarc

    DONE「藍縁奇縁」「藍別離苦のその先で」に関わるSSをいくつか書こうと考えてて、そのうちの一つができた(あとで修正するかもしれない)のでいったんここに載せます
    以前ポイピクに載せた父と母の会話から、目玉の父が頼った医者との会話

    父水だけど水は不在
    何でも許せる方向け

    他の話も書けたらまとめて支部かXfolioに載せたい
    藍にまつわるひとかけら その1小さな体を打つ雨粒の痛みも、徐々に近づく雷鳴の大音声も、意識することなくただただ前へ進み続けた。
    そうして見上げた先の光景を、己は生涯忘れることはないだろう。



    瞼を開けると、男は真白い場所にいた。
    霧に囲まれているのかと思ったが、湿度を帯びた空気も草木のにおいも、生き物の息遣いも、何も感じない。無機質ともとれる白だけがどこを見渡しても広がっている。
    そもそも男は、友の下宿先でつい先程眠りについたばかりのはずだ。
    とすると、ここは。
    「夢の中か…?」
    思わず呟いて、気づく。発せられた男の声は近頃だいぶ聞きなれてきた子供のような甲高さではなく、低く落ち着いたそれだった。
    ある時を境に失った、男の本来の声だ。
    見下ろす目に映る体もそうだ。持ち上げた両の掌も、肉体を包む次縹の着流しも、足にぴたりと収まる下駄も。懐かしいとすら思える感覚に、男は小さく苦笑した。
    4903