ゼルダ
Na0
DONE妄想ハテノ村√。しばらくリンクと村人でしたが、今回は王道の姫様とプルアとシモン。やっとリンクとゼルダがいちゃつきはじめます。終わらなかったので、あと一回続きます。それはきっとあなたとおなじ 1010
「姫様、そろそろ終いにしましょう」
陽の傾きを見て、プルアが言った。穏やかな夕暮れ前の一時、彼女の一声でシモンがお湯を沸かし始めるのが日課だった。
もちろん研究所は研究第一。24時間、実験機が止まる事はない。実験と実験の合間が人らしい生活の時間になるのが常だったが、ゼルダが通いの日。リンクがそろそろ迎えに来ようかという時間には、ゆっくりと向き合って一時を過ごす。
「どうぞ」
「ありがとう、シモン。いい香り。今日はハイラル草に……ポカポカハーブですか?」
「正解です。今日は風が冷たいですから。どうぞごゆっくり」
「いただきます」と、一言。ゼルダのほっと寛ぐ横顔に満足気に笑うと、シモンはそっと離れて自分の持ち場に戻る。それもまた日課だった。
4588「姫様、そろそろ終いにしましょう」
陽の傾きを見て、プルアが言った。穏やかな夕暮れ前の一時、彼女の一声でシモンがお湯を沸かし始めるのが日課だった。
もちろん研究所は研究第一。24時間、実験機が止まる事はない。実験と実験の合間が人らしい生活の時間になるのが常だったが、ゼルダが通いの日。リンクがそろそろ迎えに来ようかという時間には、ゆっくりと向き合って一時を過ごす。
「どうぞ」
「ありがとう、シモン。いい香り。今日はハイラル草に……ポカポカハーブですか?」
「正解です。今日は風が冷たいですから。どうぞごゆっくり」
「いただきます」と、一言。ゼルダのほっと寛ぐ横顔に満足気に笑うと、シモンはそっと離れて自分の持ち場に戻る。それもまた日課だった。
とれ🐾
PAST過去絵ばっかりすみませんこれはモバのハムイベ予告が出たときに描いたやつ🐹
この絵はパジャマ寄りだけど本編の衣装は可愛さ全振りじゃないカジュアルな感じが虎牙道にもマッチしてて大好きです
↓日記
新しい環境になってからのGWは5連休だったけど、半分以上はゼルダ新作慣れのために6年ぶりくらいにブレワイで遊んでました🎮
しかも任務やら漣誕やら他にやらなきゃいけないことがある中でやるゲームは背徳感でよけいに病みつきだった
そろそろ動かないと生産性のやつがやばい
GWを唯一合理的に過ごせたのは5日の夜ですね
深町さんいればハズレ無しだしキャットGPTを使った即興台本朗読がカオスで楽しかった!
そしてグッズ届くの早そうだしオプレが生きてる限りアーカイブ見れるのもうれしい
GWどこにも出かけなかったけどゲームとずんちょえで最高のGWでした🫶 2
四 季
DOODLE昨日(5/2)upした「white」(https://poipiku.com/4663883/8691845.html)と少し関連があるようなお話。タイトルと前半が暗めですが、後半は軽いノリ(でもちょっと下品なので、苦手な方はご注意ください🚫)。
自分の中のリンクさんのイメージ、百年前はムッツリ(真面目だけど箍が外れると怖い)、百年後はオープンスケベ(野生児)です😄 2831
itono_pi1ka1
DONEやくもく決戦準備の頃。リーバルとテバが兵士の墓参りに行く話。 ※モブ兵士の死描写(軽度)を含みます。※リーバルの家族関係についての捏造設定(孤児)を含みます。 ※その他も捏造200%ヘブラの空墓 高い空、白い氷雪の山から吹き下ろす冷気が、からからと赤い屋根上の風車の帆を押している。
そばに遙か上空から一羽の鳥が近づいてくる。しかしその鳥は人のように皮鎧と鋼の胸当てを着け、弓を背負っている翼の民リトの戦士であった。
鳥はすっくと屋根に立つと、不用心にもその翼の先で回る風車に触れた。人の手指のように厚く丈夫なその翼は、勢いづいている風車の羽根にもびくともせず、その回転を止めた。静止し、花のように広がった風車の弁の姿形が露になる。
風車のどれもが一様に青い布地に、羽根を拡げた鳥のような黄色の丸い紋章が刺繍され、縁に白の一本線が入ったセイルウィング型だ。
「100年前のヘブラでも、この風車のデザインは俺の記憶とも変わらんようだな」
31865そばに遙か上空から一羽の鳥が近づいてくる。しかしその鳥は人のように皮鎧と鋼の胸当てを着け、弓を背負っている翼の民リトの戦士であった。
鳥はすっくと屋根に立つと、不用心にもその翼の先で回る風車に触れた。人の手指のように厚く丈夫なその翼は、勢いづいている風車の羽根にもびくともせず、その回転を止めた。静止し、花のように広がった風車の弁の姿形が露になる。
風車のどれもが一様に青い布地に、羽根を拡げた鳥のような黄色の丸い紋章が刺繍され、縁に白の一本線が入ったセイルウィング型だ。
「100年前のヘブラでも、この風車のデザインは俺の記憶とも変わらんようだな」
四 季
DOODLE百年前のリンクも孤独を抱えていたと思うので、それを、「同じ孤独を抱えていて、リンクの孤独を唯一理解できた姫が癒す」……みたいな話が読みたいです(そしてベクトルの違う話が出来上がりました🫠)。
old days 母は、自分が幼い頃に亡くなった。
父と母の結婚は、比較的早かったという。理由は単純で、父の家系が代々騎士の家柄であり、戦争などの有事によって、血の断絶が起きるのを避けるためだ。
とはいえ、父と母は恋愛結婚で、子どもの自分の目から見ても、それは仲睦まじい夫婦だった。身分はそれほど高くないが、代々王族からの信任厚い、近衛騎士の家系に生まれた勤勉な父と、地方の信心深い聖職者の娘であった母。二人の結婚は、周囲からも温かく歓迎された。
ただ、もともと身体があまり丈夫でなかった母は、二十歳を迎える前に家の後継ぎである自分を、そして自分に続いて妹を産んだことで体調を崩しがちになり、自分が物心ついた頃には、臥せりがちなことが多かったように思う。
7811父と母の結婚は、比較的早かったという。理由は単純で、父の家系が代々騎士の家柄であり、戦争などの有事によって、血の断絶が起きるのを避けるためだ。
とはいえ、父と母は恋愛結婚で、子どもの自分の目から見ても、それは仲睦まじい夫婦だった。身分はそれほど高くないが、代々王族からの信任厚い、近衛騎士の家系に生まれた勤勉な父と、地方の信心深い聖職者の娘であった母。二人の結婚は、周囲からも温かく歓迎された。
ただ、もともと身体があまり丈夫でなかった母は、二十歳を迎える前に家の後継ぎである自分を、そして自分に続いて妹を産んだことで体調を崩しがちになり、自分が物心ついた頃には、臥せりがちなことが多かったように思う。
四 季
DOODLEGW中に、書きかけのものをできるだけ書き上げたい……。星月 ──星が落ちてくる。
夜の帳を縫うように、一筋の弧を描いて。
この広い、ハイラルの大地へと。
【星月】
「この子のような馬を、『星月』と呼ぶのだそうですね」
姫の言葉に、俺は姫の方を振り向いた。俺がそのまま──俺の表情の動きが分かるダルケルやミファーから見れば、かなり呆けているように見えただろう──姫を見つめていると、餌やりの手が止まって不満だったらしい俺の馬が、鼻先で俺の肩を小突く。俺は慌てて、樹からもいだばかりの手に持っていたリンゴを、馬の口元に差し出した。
そんな俺たちのやりとりを見た姫が、陽だまりのように柔らかな笑みを浮かべた。
姫と俺は今、城の厩舎にいる。馬に乗り慣れない姫が、馬と親しくなるために馬の生態と、俺の馬との接し方を知りたいのだと俺に助言を求めたからだ。
3587夜の帳を縫うように、一筋の弧を描いて。
この広い、ハイラルの大地へと。
【星月】
「この子のような馬を、『星月』と呼ぶのだそうですね」
姫の言葉に、俺は姫の方を振り向いた。俺がそのまま──俺の表情の動きが分かるダルケルやミファーから見れば、かなり呆けているように見えただろう──姫を見つめていると、餌やりの手が止まって不満だったらしい俺の馬が、鼻先で俺の肩を小突く。俺は慌てて、樹からもいだばかりの手に持っていたリンゴを、馬の口元に差し出した。
そんな俺たちのやりとりを見た姫が、陽だまりのように柔らかな笑みを浮かべた。
姫と俺は今、城の厩舎にいる。馬に乗り慣れない姫が、馬と親しくなるために馬の生態と、俺の馬との接し方を知りたいのだと俺に助言を求めたからだ。
四 季
DOODLEゆっくりのんびりハテノ村で過ごすのも楽しいなあと思いながら書きました。white「いっそ、染めたらどう?」
と、いつもハテノ村の井戸端でアマリリとおしゃべりをしているナギコが言った。
「でも、こんなに綺麗に白い服だと、逆に染めづらそうですね。
他の服にも仕立て直しにくそうですし」
と、防具屋の娘のソフォラが、少し困ったような顔をした。
「いいじゃないの、綺麗に染めて婚礼衣装にしちゃえば。
花嫁の着るドレスだって、婚家の色に染まるようにって、あんなに白くするんでしょ?」
アマリリが少し訳知り顔で口を挟んだ。
「じゃあ、あの人はいつも青い服ばかり着ているから、青く染めたらどうさね?」
そう言って、ウオトリー村から嫁いできた風車番のロレルが穏やかに笑う。
「ちょっとみんな、待った待った。
3538と、いつもハテノ村の井戸端でアマリリとおしゃべりをしているナギコが言った。
「でも、こんなに綺麗に白い服だと、逆に染めづらそうですね。
他の服にも仕立て直しにくそうですし」
と、防具屋の娘のソフォラが、少し困ったような顔をした。
「いいじゃないの、綺麗に染めて婚礼衣装にしちゃえば。
花嫁の着るドレスだって、婚家の色に染まるようにって、あんなに白くするんでしょ?」
アマリリが少し訳知り顔で口を挟んだ。
「じゃあ、あの人はいつも青い服ばかり着ているから、青く染めたらどうさね?」
そう言って、ウオトリー村から嫁いできた風車番のロレルが穏やかに笑う。
「ちょっとみんな、待った待った。
四 季
DOODLE『orchid』(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18980287)の題材となった花についてのお話。短い。
The language of flowers ──冷たい雨が降りしきる中を、二人は走っていた。
「はぁっ、はぁっ……」
長時間走り続けた足はまるで棒にでもなってしまったかのように感覚を失い、雨に体温を奪われ冷えた身体とは裏腹に、激しい呼吸を繰り返した喉は灼けるように痛い。
ただ、繋がれた手の温もりだけが、彼女とこの世界を繋ぎ止めるよすがだった。
「はぁっ……」
何があろうと、決して、後ろを振り返ってはいけない。──
今、自身の手を引いて走る騎士から告げられ、また城に残してきた父からも、別れ際に言われた言葉が、彼女の頭の中でぐるぐると回っていた。
その言葉に従い、うつむきながらも前を向いて走っていたはずの彼女の視界の隅に、ちらりと何かが横切った。
2202「はぁっ、はぁっ……」
長時間走り続けた足はまるで棒にでもなってしまったかのように感覚を失い、雨に体温を奪われ冷えた身体とは裏腹に、激しい呼吸を繰り返した喉は灼けるように痛い。
ただ、繋がれた手の温もりだけが、彼女とこの世界を繋ぎ止めるよすがだった。
「はぁっ……」
何があろうと、決して、後ろを振り返ってはいけない。──
今、自身の手を引いて走る騎士から告げられ、また城に残してきた父からも、別れ際に言われた言葉が、彼女の頭の中でぐるぐると回っていた。
その言葉に従い、うつむきながらも前を向いて走っていたはずの彼女の視界の隅に、ちらりと何かが横切った。