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    ダイヤ

    たらpoipiku

    DOODLEダイ帰還後。
    ありきたりの死にネタ。
    ダイやポップが選択肢を間違えると途端にこうなるのではないかという想像。
    救い無し。

    後日談は此方↓
    https://poipiku.com/3116479/5275097.html
    蹂躙された街にて「来るなッ!これ以上こっちに来れば撃つ」
     街の広場にポップの声が響きが渡る。ポップは引き絞った状態の極大消滅呪文を聖母竜に向ける。ポップの背後ではダイが石畳の上に静かに伏している。静かに伏しているが無残な有様だ。その体にいったい何本の剣や矢が突き刺さっているのか。ポップは自分たちを遠巻きに眺める人々に今すぐ事情を問いただしたくなる。しかしこの場を動くわけにはいかないことだけは分かりきっていた。
     ポップはそれ以外の何も理解できていない。街への帰路にて聖母竜の姿を見かけ、移動呪文を唱えて此処に飛んできたのがまさに今しがた。
     聖母竜の前には痛ましい姿のダイがいた。
     聖母竜は命が尽きた竜の騎士の迎えに来る存在だ。ポップが見かけたのはこれで二度目。以前のダイは還ってきた。が、今度もそうなるとはポップは思うことができない。事情はわからないが、聖母竜にダイを渡してしまえばきっともうどうすることもできない予感がある。だが今ならダイに蘇生呪文をほどこせば間に合うかもしれない。
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