ツカサ
yoshii_no
MOURNINGつかさ→セナ気になったのは、幼稚園のとき。幼いが故に、最初はただの憧れだと思っていた。
活発で友達の多かったセナは、気弱で友達の少ない僕にとってはヒーローのような存在だったから。
『つかさは綺麗な顔してるもんな。みんな僻んでるんだよ』
小学5年の帰り道、そんな何気ない一言に僕の想いは気付かされた。
他のクラスメイトに言われても何も感じなかったその言葉は、気持ち悪いほど僕の心に染み付いた。
『セナは、僕のことどう思ってる?』
『ん?幼稚園の時からずっと、つかさは綺麗で自慢なオレの幼馴染だよーん』
『そっか。セナの自慢になれて嬉しいよ』
『ちょっと、オレの嫌味スルーすんな!』
そう言って、持っていた体操袋で軽く叩く。
体操着からふわりと香るセナの匂いに胸が高鳴って、変態だなと思いながら答えを否定することはなかった。
僕がセナの想いに気付いたと同時に、僕はイギリスへの引っ越しが決まった。
家族の中では決定権の無い僕は、親に言われるがままセナの元を離れることになる。
まるで、この想いを忘れろとでも言うかのように。
セナと最後に交わした言葉は「オレたちはずっと一緒だかんな。帰ってくる時は連絡して 903
yoshii_no
MOURNING芍沢くん視点芍→つかさ きっかけいつも通りの授業を終えて、ある者は部活、ある者はバイトとバタバタと教室から人が散っていく。
僕も図書室に行くため席を立とうとすると、目の前に立ちはだかる人。
「芍沢、ごめん!掃除当番変わってくんね?実は母ちゃんが体調崩したらしくて、早く帰って手伝えって言われててさ…」
「……君のお母さん、身体弱いんだもんね。わかった。僕が代わりにやっておくよ」
「まぁじ助かる!今度芍沢出られない時はオレ出るから!じゃあな〜」
…ー掃除代わってもらえた!遊び行こうぜ〜
…ーお前の母ちゃんピンピンじゃん。お前、主演男優賞狙えんじゃね?
少し離れたところから聞こえるそんなふざけた会話を聞こえないフリをして、今日もいつもと同じように押し付けられた掃除当番をこなす。
掃除自体は嫌いではないので、あまり苦には思わない。
僕が綺麗にした場所で、あなたが笑ってくれるなら僕は毎日だって掃除をする。
「…っ」
机を後ろに片付けるときに、そっと指で机をなぞる。
この机であなたは勉強して、ご飯を食べている。
伝わる熱は無機質なものだったけど、なんとなくあなたの生活が身体に染み入るようだ。
「芍沢くん、お疲れ様」 1076
rkgk_APD
DOODLE言ノ葉プロジェクトkotonoha project
ツカサくんの誕生日だ〜!
おめでとう〜
Spoiler Alert : about Ending
❖ちょっと悲しいかな?
❖銀ツカ銀っぽい
今日は何の日、忘れないでね 14
精神と推しの部屋
DOODLE「1年ズわちゃわちゃ(?) ①エペル」1年ズ達とジャックとの絡みという事で、これ私もすごく好きです😭この子達がわちゃわちゃ絡んでるのすごく和みますよね…たくさんお話してくださるとイメージが膨らみます!まずエペルと楽しく会食してるのを描きたかったんですが脱線しましたすみません。
温かいメッセージがとても嬉しかったです。元気をありがとうございます😂ちなみに私の名前は司(つかさ)と申します。
🦭🦭🦭
DONE久々にログインして引いたら加藤・・・じゃなくて渡辺さんが来た時の話とクリスマスイベントで駄々こねたマスター※某名古屋アイドルとは一切関係がありません。一ファンですいつかサーヴァントで祭9組むぞ!!!!!!わっしょい!!!!!(聖杯を掲げ) 5
sanea222
FUJOSHI SAW『月にうさぎはいないよ。全部僕たちが食べちゃった』月面生まれ静かの海育ち、顔のいい奴は大体友だち…これ以上はよくわからんからやめとこう
宇宙生まれで地上を知らないツカサの世界線の電波を受けたので。
Tonya
MOURNINGお題「泣くくらいなら、笑ってやる」流ロク 双葉ツカサ、ヒカル公園を駆け回っていた幼児がこてんと前のめりに倒れ、ワッと泣き出した。母親らしい女性が慌てた様子で駆け寄っていく。
ありきたりな光景。甲高い泣き声に注意を向けていた周囲の人々も、事態を把握するとすぐ各々の行動に戻っていく。一人、ベンチに腰かけている少年を除いて。
『……うるせぇな』
「あ、ヒカル。起きたんだ」
頭の中だけで行われる特殊なコミュニケーション。あるいは自問自答。
「大丈夫かな。派手に転んだみたいだけど」
顔面をぶつけたらしく、幼児の小さな鼻が赤くなっていた。
『あんなの本気じゃねえよ』
気を引くためだ。何を、とはあえて言わない片割れの言葉にツカサは首肯する。たしかに母親に抱き起こされると、幼児はすぐ涙を引っ込めた。
「きっとそれは……いいことだよ」
つまずき倒れたとき、手を差し伸べてくれる人がいるのはきっと幸せなこと。ほら、あの子供だってもう笑顔になっている。
じゃあ、もしそんな相手がいなかったら。
『ケッ、くだらねえ』
疑問を浮かべるのと同時にヒカルが吐き捨てる。
『他人の手を貸りなきゃ立てねえなんざ、雑魚の証みたいなものだろうが』
「どうだろう。でも、うん… 728
Tonya
MOURNING流ロク双葉ツカサカステラを一本もらった。人数が少なくて、と委員長に声をかけられて参加したボランティアの礼品。帰ってから包装を開けると甘い香りがふわりと漂う。ケトルの湯を沸かす間に皿とフォークを出し、カステラを包丁で切り分け、ティーバッグの紅茶を淹れる。いずれも用意はひとりぶん。同室者はいないし、養護施設内で一緒にお茶をするような間柄の者もいない。
やわらかい生地にフォークを刺し、食べやすい大きさに分けて口に運ぶ。甘い。蜂蜜の風味がするしっとりした舌触り。飲み込んでから紅茶を口に含めば、後味もすっきりと押し流される。もうひと口。
『相変わらず甘ちゃんだな』
カップを傾ける頭の中で声がする。目視できずとも脳裏に浮かぶ呆れ顔。間違ってはいないだろう。他でもない自身のことだ。
「断ったら角が立つからね。時間もあったし」
皿は空になった。思いの外軽い口当たりで、もう一切れくらいなら食べられそうだ。
「ヒカルも食べない?」
『いらね』
「甘いよ」
『そうか』
包丁で先ほどよりも狭い幅を切って皿へ移す。
『美味いのか、それ』
「うん。食べる?」
『珍しいと思っただけだ』
甘いものは嫌いではないが、特 1384
yokko_odakura
PAST穣さんとつかさの日常風景絵ではないけど前に書いたやつ表から車の音が聞こえる。
穣さんにしては帰りが早いから、何か荷物でも届いたのかな。最近はこんな田舎で近くにお店がなくても、なんでも通販で買えるから便利な時代になったなあと思う。
俺は人の多いところが苦手で滅多に買い物には着いて行かないから、穣さんに頼むか通販で買うかのどちらかが多い。
庭、という名のほぼ畑から道路の方に回って、誰が来たのかを確かめに行く。
あれ、郵便とかの配達じゃなくて、普通の車だ。しかも県外ナンバーなんて、珍しい。
車からはスーツ姿の男の人が降りてくる。
スーツの人も、久しぶりに見た。見た感じ、穣さんよりも少し年下くらい?
どうしよう、誰かが来るなんて予定は聞いていないし、今日の帰りは夕方くらいになるかもって言っていたから、まだしばらく帰ってこないんだけどな。
この家の住所はごく近しい人にしか教えていないらしいので、変な人が訪ねてきたというのではないと思う。
もし穣さんに用があるなら、時間が大丈夫そうなら上がってもらって、帰るまで待っていて貰えばいいか。県外からじゃ、また来るのも大変だろうし。その間に昔の穣さんの話とか、聞けたりしないかな。聞けたら嬉しいな……。
どっ 2892