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    ドア

    うりゅー

    PASTジェとアがメインのイドアズ。体調崩しそうなアズールに気づくジェイド。カッコいいジェイドを描こうと考えたネタを漫画にしたら、そうはならなかったので、ネタはそのままにリベンジした小説。甘々。
    センス・オブ「夏の限定メニュー、どうしましょうかね」
    「うーん、夏だし〜、スタミナつくように肉とか?」

     開店前のひと時。VIPルームに三人が集まると、軽い打ち合わせや、雑談などをすることが多い。部活や寮長会議などもあるため、毎日というわけではない。その日によって二人のときもあれば、僕一人しかいないときもある。この時間は、僕らが恋人という関係になる前から変わらない。
     そう決めているわけでもないのに、モストロ・ラウンジが出来てからは、放課後や休日にVIPルームに自然と集まるようになっていた。

     今日は部活もなく、三人とも揃っている日だった。開店まではまだ少し時間がある。せっかくなので、次の限定メニューについて考えようと呟くと、フロイドが案を出す。ソファーに座っている僕に寄りかかり、肩に頭をのせてきた。「重い」と文句を言おうと思ったが、言ったところで聞かないことのほうが多い。すぐに離れる確率は、経験上一割ほどだ。正直なところ、重いし、邪魔なときもあるが、嫌なわけじゃあない。だから諦めて、メニューについて考える。
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    くらふと

    DONEモブランド4の展示物です
    アディショナルタイムに書き上げました!
    マレウス×創作寮生(ルーカス)の短編です。CP要素はほとんどありません。

    このあとの話も書きたい 超ド級ハッピーエンドの(ハピエン厨)
    思い出と紙切れ 深夜の散歩を終え心地よい夜風の中寮へ戻ったマレウスは、談話室を通り過ぎようとして、ふと足を止めた。現在時刻は午前1時ごろ。普通なら生徒は寝静まっている時間に、ぼんやりとした灯りが付いているのを発見したからだ。マレウスは特段咎めるつもりもなかったが、一体誰が、何をしているのだろうと気になって階段を降りていく。興味のままに近付くと、マレウスが覗きにくるのを分かっていたかのようにその男と目が合った。
    「お前か、ヴァレンシュタイン」
    「ああ。君は夜の散歩か?」
    「そうだ」
     談話室のソファに腰掛けていた生徒は、マレウスと同じく3年のルーカス・フォン・ヴァレンシュタイン。1年生の時、1学期の中間考査が終わったかと思えば恐れ知らずにもマレウスを「ライバル」と呼び、寮長の座をかけた決闘を申し込んできた男だ。勿論すぐに叩きのめしたが、決闘の申し込みが止むことはなかった。結局、決闘が面倒になったマレウスは学期末に1回の挑戦を許すことでルーカスと合意し、一度も善戦させることなく3年生になった。それでも懲りないのだから、驚くべき人間である。
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    ゆゆゆう

    DONEリクエスト頂いた悪役令嬢🎏♀の逆転劇(月鯉♀)です!!こんな感じで大丈夫だったでしょうか…?
    解釈違いなどありましたら申し訳ありません🥲
    そして、犬童、鈴川、熊岸(熊子)推しの方は閲覧注意です💦配役上、こき下ろされておりますので…🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️
    婚約破棄にグラジオラスの花束を「音乃嬢、君との婚約を破棄させて貰う」

     鯉登音乃はたった今、婚約者である皇太子の鈴川に婚約破棄を突きつけられた。アカデミーの卒業パーティーという晴れ舞台にも関わらず、だ。周りの者達も騒つき、収拾がつかない状態になっている。そんな状況でも、音乃は少しも表情を崩すことなく、鈴川と対峙していた。音乃の隣に控えている護衛 兼 従者の月島が人を殺めそうなくらいの殺気を出して、剣に手をかけるが、音乃は至極冷静に彼を制する。
     音乃は美しいながらも、どこか近寄りがたい雰囲気を持っており、氷の女王と呼ばれている。その絶対零度と言われる冷たい視線を鈴川とその隣に寄り添い、勝ち誇った顔をしている熊子に向けた。
     目の前の泥棒猫は皇太子を自分のものに出来てご満悦のようだが、音乃にとっては心底どうでも良かった。それは、二つ程理由がある。
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