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    ニケ

    sosaku1927

    PAST※愛する君へ アナザーストリーです!
    今回は、アスランとキラが一緒にケーキを食べるお話。あまあま。
    設定は、アスランとキラ、工業カレッジの学生設定の16歳。アスランのお家でキラは半同棲中です。
    それでも大丈夫
    愛する君へ another ケーキ!!!「ただいま」
    ガチャリ、とオートロックの扉が開いて、右手に白い箱を持ったキラの愛しいアスランの姿が見えた。キラとアスランの指には先日、アスランが贈ったお揃いの指輪が光る。
    「おかえりー」
     キラは駆け足でパタパタと玄関へ向う。
    「キィーラァー! お待たせ」
    「うん、待ちくたびれちゃった」

     夜。アスランはまだゼミが終わっておらず、今日はアスランのお部屋でキラはお待ちかね。
     キラは朝が弱いので、朝ご飯はアスランがホットケーキやサンドイッチを作るが、晩ご飯はキラが担当であることが多い。カトウ教授に気に入られたアスランは最近よくゼミで実験に付き合わされている。
     ロールキャベツが好物のアスランのために、キラはよくロールキャベツを作るけれど、そろそろ飽きるころかなと思っていた。今日のメニューは、キラの好きな揚げ物。コロッケ、エビフライ。お子様なメニューだなと言いそうなアスランを想像して、料理中にキラはふと笑っていた。
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    raixxx_3am

    DOODLEひよちゃんは幼少期のコミュニケーションが足りていないことと「察する」能力の高さから本音を押し殺すのが常になってしまったんだろうし、郁弥くんとは真逆のタイプな貴澄くんに心地よさを感じる反面、甘えすぎていないか不安になるんじゃないかな、ふたりには沢山お話をしてお互いの気持ちを確かめ合って欲しいな、と思うあまりに話ばっかしてんな僕の小説。
    (2024/05/12)
    君のこと なんて曇りのひとつもない、おだやかな優しい顔で笑う人なんだろう。たぶんそれが、はじめて彼の存在を胸に焼き付けられたその瞬間からいままで、変わらずにあり続ける想いだった。


    「あのね、鴫野くん。聞きたいことがあるんだけど……すこしだけ」
    「ん、なあに?」
     二人掛けのごくこじんまりとしたソファのもう片側――いつしか定位置となった場所に腰を下ろした相手からは、ぱちぱち、とゆっくりのまばたきをこぼしながら、まばゆい光を放つような、あたたかなまなざしがまっすぐにこちらへと注がれる。
     些か慎重すぎたろうか――いや、大切なことを話すのには、最低限の礼儀作法は欠かせないことなはずだし。そっと胸に手を当て、ささやかな決意を込めるかのように僕は話を切り出す。
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