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    ネア

    iguchi69

    DOODLE「我が愛しのカルネアデス」
    ※メンスト、バンエピ、あの~を踏まえての狛犬兄弟過去捏造
    時折、兄から映画を観ないかと誘われることがある。
    正直言って煩わしい。双循の持ってくるタイトルは大抵が白黒であったり、後々調べものをする必要があるほど特殊な時代や風習を舞台にしたものが多かった。(ひどい時は色彩どころか音声さえもなかった)去年やっとケーキに乗せる蝋燭を二桁に増やした凱循にとっては退屈で仕方ないものだ。

    しかし断ればどんな嫌がらせを受けるかわからない。向こう三日はおどれは教養が足らん鳥並のおつむにゃちいと難しかったかと嫌味三昧の日々が待っていると思えば、凱循に選択肢は残されていなかった。それに、少なくとも画面の中の世界に没入する数時間は、もはや日常となった性質の悪い悪戯を回避できる。
    凱循はしぶしぶ兄の手招きに従い、暗幕を張った北の部屋へ入った。日当たりの悪い部屋は初春にも関わらずひんやりとした空気で満たされている。思わずくちゅん、とくしゃみがひとつ漏れた。ほれ、と差し出された毛布をひったくるようにして奪う。

    「200分近くあるけえ、便所は漏らす前に言うんじゃぞ」
    「漏らす訳ないだろ! ガキじゃないんだからな!」
    200分、という言葉を頭の中で計算する。全く以ていらつ 2540

    rukua_jub

    MOURNINGスネアくんのガーラス9の日々を書こうとしてたんだけど、なんも知らないままDJDを出す羽目になってしまい「今の知識でこの先書くのは流石にマズくない?」となって止まった文章。定時のアラームでスリープモードから復帰する。充電スラブから降り、スティック状のエナジョンを一本齧る。割り当てられた部屋を出てモニタールームへ向かう。ここの担当のストーカーはいる時もいない時もあるが、今日はいなかった。すぐそばにある監視システムを使用し生き残りのオートボットの人数を確認する。
     それから外に出る。ここのフォースフィールドは性能がいい、通信やレーダーですら妨害する。"隊長代行"曰くの客人をいち早く見つけるためにも哨戒は欠かせない。放置されている死体からは――まだ必要はないがこれから必要になるだろう――エナジョンを回収する。くまなく惑星を巡り基地に戻る。
     たいていの場合、この時に"隊長"の遊びに付き合わされる。哨戒の最中に呼び出され中断することもあるが。
     キリのいいところで自由行動を許され、今度は監獄内部を一周する。騒がしいディセップの領域、静まり返るオートボットの独房、動力炉、食糧庫、"エクイタス"の一番外側の扉。全てを見て回り、モニタールームの監視システムを確認し、部屋に戻る。これがスネアの一日だった。

     しかし極限まで組み上げられたルーチンワークの中にも――"隊長 1514