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    ハマジ

    @apple_apple0601

    MOURNINGこれはマジで完成しないかもしれないDom/Subのiski、めちゃくちゃ途中まで。
    なんなら今の時点じゃほとんどモブkiです。

    自分じゃ書かなさそうなやつ書いてみたんですが上手くいかなかったんで、でも捨てるのはもったいない気がしたので供養。
    なんでも許せる人向け。
    未完ドムサブiski「────《動くな》」

    コマンドが、聞こえた。
    恋人の、そしてパートナーの声。そう大して声量もなかったクセに、けれどシンと静まったこの部屋ではヤケに大きく響いた。響いて、真っ直ぐに俺の耳へと届き、鼓膜を揺らす。パチリとひとつ瞳が瞬いた。

    何が起きたか、分からなかった。

    正確に言えば、"何をされたか"、だが。
    ふ、と瞳を下へ向ければ、色とりどりの料理が視界に映る。どれもこれも朝から、いや、ものによっては昨日の夜から手をかけて俺が作ったものばかりだ。あぁ、今日くらいは昼から飲むのもいいだろうと、取り寄せたワインもある。忘れていた。早くグラスに注がなくては乾杯が出来ない。
    そう思い手を伸ばそうとして……あ?いや、違う。その前に何か言われたんだった。なにか、訳の分からない事を言われて。それはコマンドではなかったけれど、でも、高揚していた気分が地の底まで落ちるほどには腹の立つ言葉だったから。撤回させようと立ち上がろうとして、それで……
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    フカフカ

    DONEK2 / T先生と和久井君が待ち合わせしておしゃべりして解散するだけのシリーズの前日譚みたいなやつ / CP要素ない / 3月のいのちのけ~ふで出す予定の再録本の中身から7割抜粋 / しょうもない用事で空港に行ったらかつての養い子に遭遇してワァ~!となったT先生が日を改めて和久井君と茶をしばいている話です / たぶんこのシリーズの和久井君はマジ医者で大人
    白い石で出来ている 和久井譲介は真田との約束通り本当に、 午前十一時に、ホテルのティールームにいた。真田はそれをホテル入り口から目で認めて、すこしばかり愉快になった。
     いくらか古めかしく豪奢なティールームは内装にふんだんに臙脂と金の色彩を散りばめていて、慣れない人間をおのずとはじき出すような印象がある。その中に、白いシャツをぴったり着こんだ年若い人間がいて、居心地悪そうな様を隠しもせず、ひとり用ソファに身を預けている。正面のローテーブル上に白いコーヒーカップが鎮座しているが、足音を抑えつつ近づいて覗くに、カップの中身は大して減っていないようだった。
    「よお」
     背後から声をかける。和久井はゆっくりと真田を振り返り、立ち上がった。何を言うわけでもなく真田の姿をじろじろ眺め、「ああ、なるほど」と言った。それから席を離れて通路側に出て、つい先ほどまで己が座っていたソファを手で指して、真田に「どうぞ」と譲った。
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