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    ハルト

    とらのめ

    DONE成長後設定ハルスグSS

    前作『treasures』からまたまた話が繋がっています。
    ハルト君がひたすらノロケる話(聞き役:オモダカさん)。
    だって愛しくってしょうがない スグリと結婚式を挙げたあと、もう家族なんだしいいよねと思って、ゼイユがよく呼んでるみたいにスグリのことを『スグ』って呼んでみた。
     ずっと前からやりたかったことではあったんだけど、そのときは不意打ちで言ったから、効果は抜群だったみたいだ。びっくりして目を白黒させてたスグリは照れて頬っぺたを赤くしながら、「その呼びかた、ハルトが言うとなんかこそばゆいな」って、にへへって笑ってくれた。僕はスグリのそういう顔がすごく好きで、それから隙を見つけては、スグって呼ぶようにしてる。
     スグリが幸せそうな顔をしてくれると、僕もうれしい。スグリはちょっと恥ずかしがり屋なところもあるけど、子供のころから自分の感情をとっても豊かに表現してくれるひとで、ころころと変わるその表情のなかでも、やっぱり、あんな風に喜んだときの、うれしそうにふにゃっと笑う顔が僕は一番好き。毎日ああいう顔をしていてほしいから、スグリが喜ぶことを、これからもたくさんしてあげたい。
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    とらのめ

    DONE前作『想いは伝えてこそ』から地続きになっている続編です。ハルト君の交換留学期間が終わる直前→終わったあとのお話。前半はスグリ視点、後半はハルト視点。

    雰囲気バトル第二弾。捏造設定およびハルト君への独自解釈が強めに含まれています。
    ハルト君の手持ちはパッチ使用済で、宝食堂の特別メニューも食べているという設定です。
    太陽の裏側「マスカーニャ、行くよ!」

     バトルコートのあちこちに散乱した水飴の位置をハルトがナビゲートして、マスカーニャは水飴に足をとられることなく、華麗に踊るようにそれらをかわして接近してくる。
     カミツオロチが総勢で放つ本気のレーザーも、ギリギリまで引きつけてから頭上へ高くジャンプすることで回避された。
     雲一つない青空へ舞い上がるマスカーニャは、ちょうど中天にある真昼の太陽を背にしていて、見上げた瞳の底まで[[rb:灼 > や]]くような光に、スグリは両目を細める。けれども今日は、闘志が挫ける気がしなかった。
     ハルトがこの学園に来た日と逆で、今ではハルトがブルベリーグチャンピオンの座にいて、スグリのほうが挑戦者の立場だ。身の回りが落ち着いたらもう一度挑みに行くからなと、かつてハルトと約束をした、今日がその日。
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    Rahen_0323

    SPUR MEスグリ対策考えてたカキツバタif、七話目です。全て幻覚。
    またしてもなにも知らない主人公到着編。結局ハルトくんにしましたね。バトルは割と控えめになってしまった。
    むちゃくちゃ好き勝手してるのでなんでも許せる方向け。1〜6話と過去作の「お前を殺す夢を見た」を先に読むことを推奨します。
    次回、多分エリアゼロ行くと思う。最終話になるかは分からない。
    地獄の沙汰もバトル次第 7パルデア地方オレンジアカデミーに所属している僕、ハルトは、イッシュ地方のブルーベリー学園という場所に交換留学することが決まった。

    突然の連絡とシアノ校長先生直々のお迎えに、まあそれなりにビックリしたけど。僕は即座に留学の話に『YES』を返した。

    何故なら、ついこの間の林間学校で出会った友人姉弟がそこに通っているから。そもそもが姉の方であるゼイユの推薦が決め手だったらしいから。行かない理由は無いだろう。

    ゼイユの弟、スグリともなんだかスッキリしない別れ方をしてしまったし……純粋に二人と会いたかったんだ。

    アカデミーの親友達には「寂しい」と凄く落ち込まれてしまったけれど、定期的に連絡することを約束しなんだかんだと見送ってもらい、僕はイッシュ地方へと旅立った。
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