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    フワ

    subaru_no_iine

    DONE以ぐだ♀ 書生さん×お嬢さん
    【注意】半分がたお嬢さんの書いた作中作夢小説
    ・ゆるふわ土佐弁
    ・ゆるふわデモクラシー時代
    ・巴さんが和田殿と再婚している
    なんかこう…人を選びます…作中作でどれくらいお嬢さんが書生さんのお迎えを待っていたかがわかるようにはなっているのでそこをお読みいただければと思いますが、20歳の女の子が書く夢小説のトレースは難しかったです…
    夢小説を書くほどに いくら立香本人が「たいしたことではなかった」と言っても、以蔵には負い目がある。実際に、みっともない嫉妬と優越感で立香の一度目の祝言をめちゃくちゃにしたのは以蔵なのだ。
     そのおかげで立香を[[rb:娶 > めと]]ることができる――というのは結果論でしかない。
     だから今度こそ、立香の幸せな門出をともに祝いたい。
     そう思いながら相談と折衝を重ね、途中経過の報告のために藤丸家を訪れた。今日は藤丸家から譲り受けた袴姿だ。
    「まぁまぁまぁ、お前はよくやってくれるわね」
     招かれた居間で、立香の母はうきうきしている。
    「ご両親はどちらに泊まるの?」
    「はい、お屋敷の近辺の宿を取ろうかと」
    「こっちでお式を挙げるのは嬉しいのだけれど……土佐でもお披露目をしなくてもいいのかしら」
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    フィンチ

    DONEふわっとしたMHパロ、ガノレク🔗×アイノレー🎭の馴れ初め
    仲良くなれるかな? とある村のアイルーキッチンで働き始めたアルバーンには悩みがあった。仕事自体は新入りということもあって覚えることも多く大変ではあるが違り甲斐がある。コック長は厳しくも懐の大きいアイルーであるし、手が足りてないようだと働き口として紹介してれたギルドの職員も何かにつけて気にかけてくれている。それならばいったい何が彼を悩ませているのかというと、その理由は常連客であるハンターの連れているオトモにあった。
    「いらっしゃいニャせ!ご注文おうかがいしますニャ」
    「おっ、今日も元気に注文取りしてるなアルバにゃん」
    「いいからとっとと注文するニャ」
     軽口を叩きながらにっこりと愛想の良い笑みを浮かべてハンターを見上げるアルバーンは、傍らに控えているガルクからの視線にとにかく気付かない振りをする。そう、このガルクはやってくるとずっとアルバーンを見てくるのだ。しかも、目が合っても全く逸らさない。ガルクの言葉など分からないから当然会話も成立しない。初めて気付いた時には驚きつつもにこりと笑いかけてみたのだが何か反応がある訳でもなく、それはそれは気まずい思いをした。だからそれ以来、気付かない振りをして相手の出方を窺っているのだが、今日も変わらずその視線はアルバーンを追っているようだった。
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    豚野郎

    DONE・人違いで夏(記憶ないよないよねあるかもね)とピンチャン組むことになった髙(記憶あり)の話。エンカウント編。
    ・髙のバカサバ後についてのあれこれ捏造過多。
    ・前回から三年~経っているので距離感が近いです。夏髙かもしれないし+な親愛かもしれない、今の段階ではふわっとした何かとして書いています。
    ・羂髙は羂髙です。非+です。
    もう何もこわくない 結局、俺は怖がりなんだと思う。

     一回目の髙羽史彦だった頃、俺はいろいろあって三十路になってからオバケが見えるようになった。された、が正しいのかもしれない。
     シメツカイユーってデスゲームの最中、道を歩けば出るもんだと思ってるときは大したことなかった。笑顔を奪うなら俺が容赦しねぇってヒーローの気分でいられた。でも、終わってから、相方を失ってから、怖くなった。
     危ないオバケと認識して対話してこなかったやつも、本当は対話できたんじゃないか。そう思うと怖くて、それは違うと諭されても怖くて、オバケに絡まれても無視の選択肢だけは選べなかった俺は、……まあ、長生きはできなかった。

     一回目のオチで覚えているのは、手だ。俺に伸びてくる無数の手。目、鼻、口、耳、全部を覆っていく――
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