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    ブラックホール

    hyoukaaisu

    DOODLE『光で教えて』
    ブレイサ
    たかし様(Florist 133)の光のイサ三と、元々人間+宇宙人+ロボが合わさって産まれた"ナニカ"なブバより

    宇宙探検家の人間ブバ+ロボ+ブラックホールに巻き込まれて"ナニカ"になってまで地球に帰還した
    自身の形も名前も忘れてしまったブバがイサに出逢って思い出す話

    光のイサ三はイサバモードになったり素に戻ったりするイメージ。
    『光で教えて』暗い、新海のように深く静かなる宇宙を一機のロボットが泳ぐように前進する。

    そのパイロットであるブレイバーンは真っ直ぐにたった一つの星に目掛けて、直進する。
    「……あの星まで何日かかるだろうか」
    ブレイバーンは、ブースターのように燃える色の髪をなびかせ、エメラルドグリーンの瞳を大きくキラキラと輝かせ、鍛え上げた肉体でしっかりと操縦桿を握る

    目指す星が近くなるのが待ち遠しくてしかだがないと、サンタクロースを待つ子供のように明るくその日に真っ直ぐに向かう。

    「なッ!」
    障害物も何も無かった。
    あるのはあの星への一直線のルートのみ
    なのに、ブレイバーンを嘲笑うかのように突如として現れたブラックホールが黒く大きな口を開き、パクリと一口で一機のロボットとブレイバーンを呑み込んでしまう。
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    huutoboardatori

    DONEオーブの文字です ブラックホール直前くらい?
    死人がガバガバ出てるので注意‼️
     ぐうううううと、そこらを思い切り鳴らすような音がした。

    「お前……」
     ジャグラーは、思わずガイの顔を見つめた。
     ガイは手に持った松明をぱちぱち言わせたまま、まだちょっと理解が及んでいないであろう顔で呆然とした。自分のお腹の音に。
     そこらの倒壊した柱で組まれた櫓が燃え盛っている。焼かれた死体はすっかり炎におおわれて、黒い影のようだ。濃いタンパク質の匂いが、辺りにたちこめていた。

    △△△

     辺境の戦いなんかにろくろく兵は出ない。
     駆け出しのガイとジャグラーが指揮を執るような、一小隊も組めずの分隊が二つ、それと通信兵が一人。軍医は居ない。元々救助隊のガイがいるから割り当てられなかったのかもしれないが、指示を出しながら怪我人の面倒なんて到底見られない。つまるところの使い捨てだ。兵の質もたかが知れていて、逃げたり、死んだり。夕刻あたりに燃えだした村は、日付が変わる頃には耳に痛いほど静かになっていた。小さな火事がいくつも起きて、月も無いはずの暗い夜は不気味に明るかった。燻った家の瓦礫は煤煙がぶすぶすと立ち、足元には息絶えた人間がごろごろ横たわる。ガイはもう一周だけ、と言って村の残骸を見回りに行く。もう悲鳴すらひとつも聞こえないことは、ガイがいちばんわかり切っていた。
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