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    ボイス

    tang_brmy

    PAST吏来さん、お誕生日おめでとうございます🥃
    お誕生日十日くらい前のとある夜の、立衣都/吏衣都のおはなし。「好きになりそう」と思う吏来さんと全く意識していない衣都ちゃんだけど、前途ある二人だといいなという願いを込めて。
    どうしても夏ボイスを組み込みたくてこうなった。本気になった吏来さんにたじたじの衣都ちゃんもいつか読みたいですね。
    ⚠️カドスト読む前に書いたので公式との齟齬があります
    admire 冷房の効いた涼しい自宅に引きこもっていたい――心の底からの願いも虚しく、どんな猛暑日でも仕事があればそうも行かない。そして酷暑の中、せっかく重い腰を上げて外に出たのに、仕事を終えて真っ直ぐ帰宅するのも味気ない。
    (いつものバーって気分でもないし、久し振りにAporiaに行くとしますか)
     確実にミカは居るし、運が良ければ衣都も居るかも知れない――そんな考えが脳裏をよぎった数十分後。思い浮かべた顔とは、予想とは違う場所で出会った。

    「あれ、衣都」
    「吏来さん……! お疲れ様です」
     Aporiaが入居するビルのエレベーター。そこから降りて来たのは、会えたらいいなと思っていた相手で。名前を呼べば、不意をつかれたように大きな目をほんの一瞬だけ更に丸くした彼女は、こちらを見上げて挨拶してくれた。
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    きゅう

    DONEミスルチWebオンリー 展示①
    「平凡で特別な贈り物を」
    ルチルに対する感情をいまいち自覚していないミスラが、誕生日に贈り物をする話。2部後、魔法舎軸です。
    ※涙の果てで紫花の微笑みを(イベスト)、2024ルチルBDカドスト、ルチルBDボイスのネタバレを含みます。
    平凡で特別な贈り物を 心底面倒な任務を仕方なくこなしてやり、魔法舎の広間へと空間を繋げた。大階段の側から無邪気な笑い声が聞こえてきて、振り返るとルチルがフィガロとミチルと談笑を広げている。
     その表情に、ちょうど目が止まったのだ。
     気の抜けたように笑う姿を見て、ああ、やっぱりしっくりくるな、と思った。
     
     先日、ミスラとルチルを含めた魔法使い8人で、大鴉を鎮めるまじないの儀式を取り行った。
     その際、終始思い悩むように眉を顰める表情がどうにも見慣れなかったのだ。
     ミスラの言動に立て付く勢いもなく、思い悩むように眉を引っ提げ、口を噤む。無事儀式を終えた後だって、ほっとしたような、泣き出してしまいそうな顔で笑うから、またよく分からなくなった。だったら直情的にバスケットで殴られる方がまだましに思えるくらい。それくらい不自然で、見慣れないものだった。
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