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    モリア

    ロバ耳

    DOODLE一緒に暮らすうちに宗教観と死生観と金銭感覚がバカなってしまった譲とテツの話を書きました。
    みんな大好きメモリアルダイヤモンド!(まだなってません)(死臭の強い話ですがまだ死んでません)
    またしても何から注意喚起したらいいかわからないので、なんでも許せる人向けです。
    Happily Ever After「徹郎さんの宗派ってどこですか」
     譲介の忌憚なき問いかけに、徹郎は怪訝そうな視線でもって応じた。
    「俺が神なんてもんを信じてるように見えんのか?」
    「思想信条の話じゃなくてご実家の話です」
    「ンな昔のこたァ忘れたね」
     徹郎は気だるげな様子でベッドに横たわっていた。二人きりの病室。周囲を囲む物々しい機械の数々。専門知識がなければどれがどこに繋がるか見当もつかぬであろう大量の管。譲介はその間に紛れるようにしてベッド横のパイプ椅子に腰掛け、布団の上の空きスペースに頭を預けてぐんにゃりと力を抜いている。
     清潔を保たれているはずの病室にはぼやけた疲弊の匂いが停滞し、燦然と輝くLED灯の下であってもどこか薄暗く見えた。何を隠そう、譲介はとんでもなく疲れていたのだ。ここ暫くまともに眠れておらず、清潔を保つためにシャワーを浴びに帰る他はほとんど仮眠室と医局、そしてこの病室をローテーションしながら暮らしていた。同僚からも朝倉からも徹郎からも再三帰って寝ろと促されていたが、どうしても積極的に帰宅する気にはなれなかった。
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    いっか

    DONEいつもリアクション本当ありがとうございます…😭(おかしなエル主ばかりですみません💦)
    エルジュ×主♀。全年齢。
    天超エルジュが結婚指輪を持っていた話。

    「エルジュが、選んだ人なんだし、きっと、素敵な人なんだね。」

    主人公:名前なし・性別♀・人間

    ネタバレ:
    10周年記念クエスト「天を超えてゆけ」全6話。

    エル主〜〜〜結婚してくれ〜〜〜という欲望の権化です。
    secret marriage過去で友情を結んだ大破邪船師エルジュとの再会に胸を弾ませていた日々の中で、時折、訳知り顔の賢者たちに、あの子はやめておいた方がいいと何度となく諭された。
    流石にエルジュのことは五百年前の人間なのだと重々承知しているし、そんな目で見ているわけじゃない、と腑に落ちないままに二つ返事で聞き流していたけれど。
    やっぱり、本気で相当好きだったのかもしれない、と、ようやく自覚したのは、失恋と共に、だ。

    破邪の紋章が完成するまでの少しの間、病が治って体調が回復したエルジュはレンドア南の宿屋に戻っていた。
    エルジュに確認したいことがあるというホーローの頼みで宿屋に呼びに行った時のこと。

    何度か訪れて知っていた、エルジュが泊まっている部屋の扉を軽くノックしたが、返事がない。
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