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    ユニ

    ShiaYugiri

    MOURNINGストグラの科場諸朋・羽山ペティ中心の二次創作小説です。
    注意⚠️:架空の団体が登場します。なんでも許せる方向け。
    兄と妹「科場さん」
    「なんだ、ペティ」
    UFORUで珍しく客が途切れ、大した会話もなく2人で食器やカトラリーを片付けていた時に、ペティの呼びかけによってその沈黙が破られる。
    ペティはそのまま手を動かし続けながら言葉を続ける。
    「科場さんは…ペティが黒になるかもしれない、と言ったらどう思います?」
    科場は手を止めた。あのとき…ケンシロウ襲撃の前後で何度も何度も考えたことだ。
    この街では白市民の証明である白市民パスを持っていてもバレないように犯罪をしたり黒市民に協力をしたりしている住民が一定人数いる。それはMOZU内外にもいるため、科場がよく知らないわけではなかった。
    ケンシロウ襲撃の際には、ペティが明確な殺害依頼を科場に出し、それに承諾して実行したため、実行犯は科場であってもペティは共犯になる可能性がある。自分の手を汚していないだけでやっていることは犯罪である。しかし、その犯罪はバレておらず、ペティは未だ白市民として活動している。その前置きがあった上でペティが「黒になるかも」と発言するのには何か深い理由があるのだろうと科場は察した。
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    ぽわみ

    MOURNINGHALくんがデビューするまでの話。某ボーイズグループのムキムキ担当が初めてのステージで緊張して袖で泣いちゃったのをおふざけキャラくんが手を握って安心させ、それ以降手を握るのがステージ前の二人のルーティンだという話に爆萌えしで自ユニでも見て~~と思い書いた。が、飽きた。気が向いたら完成します。あとこれ別にTSじゃなくてもいい。
    星の引力。 「将来の夢」。苦手な言葉だ。特に熱中してることもやりたいこともない俺には、「これで大人になったら生きていきます!」と宣言できるものもなかった。多分俺の考えすぎなんだろうけど。大人は「もっと夢を持ちなさい」って言うくせに、こちらがいざ夢を語ると「現実を見なさい」って言ってくるから嫌いだ。じゃあどうしろっていうんだよ、と思ったが要するに「身の丈に合った」「夢」を探せという事なんだと理解したので、俺は夢を探すのをやめた。中学の卒業文集でも将来の夢を書かされたけど、何も思いつかなかったので当たり障りなく部活でやってた「バスケの選手」と書いた記憶がある。
     アイドルにスカウトされたのは高1の夏だった。人気ゲーム会社のエンジニア、公務員、国際社会で活躍する企業へ…この先何で飯を食べていくのかをクラスメイトが続々と決めていく中で、自分だけがまだ二の足を踏んでいた。焦っていながらなぜ焦るのか答えを探したくて、哲学ならその答えが掴めるんじゃないかと哲学科進学を朧げながら考えて勉強していた時期だった(残念ながらこれは大人の思う「身の丈に合った夢」のレールから大きく外れるので、後々俺は親と揉めるのはまた別の話だ)。社会を良くしたいとか、人生で何を残したいとか、そんなのはどうでも良くて、ただ自分の存在証明の手段が勉強しかなかったんだ。
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