パレ・メルモニア特製ランチセットＡ・デーツナン付き　文化の都フォンテーヌの正式な神座が空席となってから、早数年。
　諭示裁定カーディナルもその役目を終え、それに伴い歌劇場で行われる裁判からは歌劇的な要素も徐々に省かれ、様々な事が少しずつ変わろうとしていた。新生フォンテーヌ、と呼ぶには少々大袈裟かもしれない。だがその影には、いまのフォンテーヌの象徴とも言える最高審判官の姿がいつもあった。

「……うわ……少し遅かったか……」
　共律庭期待の新人、アイオーヌ。
　フリーナの退任時は新人であった彼も、今では部下を抱える一人前の共律官へと成長していた。繊細ですぐに考え込んでしまう性質は変わらないが「彼は共律庭と言う名の畑に生まれた、新種の大根さ」。そうアイオーヌを評したのは、元共律官で現カフェ・リュテスオーナーのアルエだ。

やさ竜パロレイマシュやさ竜パロ
【ただの妄想走り書きです】

ドラゴンの話書いてたら、やさ竜パロ見たくなってきたな⋯ってなって走り書きを⋯。

300年くらい生きた(人型になれる)ドラゴンレインくんが人間界に来て、たまたま会った旅仲間マッシュくんに関わっていくうちに惚れるやつとかいいと思うんですよ⋯。

やさ竜の話の中でも人間の領主的立場の少女が(たまたまだけど)守ってくれた長老格のドラゴンに一途にピュアっピュアな恋してる話が好きなんです。
あまりにも一途で健気な女の子だからドラゴンも絆されて、別れ際に困った時に一度だけ助けてやるから呼ぶと良いって誓約するんだけど、「争い事で死んだとしても、それは自分が至らない証拠なので力欲しさに呼んだりはしません。ただ、どうしてもお会いしたくなった時、一度だけお呼びする事をお許し下さいますか？」って、そりゃもうピュアッピュアなお伺いされてたじろぐドラゴンと、それを見てた他のドラゴンに「一度だけってケチくさい奴だなぁ」って言われて、だってもう一回って制約しちゃったもん、どうしたら良いの？？ってわたわたするドラゴン(イケおじ)。それを見て「あぁ、ほら若輩者が困った顔でこっちを見てますよ」っていじりながらちゃんと誓約の抜け道教えてくれる他長老ズのお話し好きなんだ⋯。主人公達の話とは違うサイドストーリー的なお話なんですが。

脳筋二人とドラゴン討伐依頼(現段階ではマッシュくん三年生のインターン中を想定して書いています。戦闘シーンとか書いたことのないド素人が書いてるので、優しい目で見てやって下さい。)









一部を削りとられた事で自立できなくなった木が倒れ轟く音。
圧倒的な火力で吹き付けられたブレスは空気に炎を纏わせ、森一帯を爆ぜる火の粉と共に焦土の海へと変えていく。
現段階でもかなかの惨状になっているが、体以上に大きな両翼を上下させる度に起こる風が森の炎をさらに煽っている。硬い鱗に覆われ、重量感を感じさせる巨体を支えて飛ぶために起こる風は並の強さではない。

そうやって上空の一点に静止してるドラゴンを切り立った崖の上からマッシュとレインは見上げていた。

「おぉ！あれが、今回レインくんに依頼の来たドラゴン？思ったより、大きい⋯？」