リク
kanzaki9120
DOODLE白黒兄上の話 後日談鰯さんのリクエストにお応えして白黒兄上の後日談です。
白黒兄上後日談弟は領地に戻ってから今の代官である親戚に仕事を教わりつつ勉強も進めていた。最近は辞書を引く回数もかなり減ってきたけれど、歴史に紋章学にダンスにと貴族でなければ必要のない分野に頭を抱えていた。さらにいえば領地の騎士団の采配も出来るようにならないとならない。
弟は頭が悪いわけではないけれど、そんな一度になんでもかんでも覚えられるわけはない。でも弟は27歳だ。いつまでも出来ませんとはいかないのだ。
「だめだ。覚えられない。」
とうとうベッドに寝転がって紋章学の本を投げ出した。こら行儀が悪いぞ。
「こんなことなら領地の代官とか吹っ掛けなきゃ良かった。」
私は弟がどこか知らないところに行く方が不安だったから、領地行きが決まって安心したけどね。
4559弟は頭が悪いわけではないけれど、そんな一度になんでもかんでも覚えられるわけはない。でも弟は27歳だ。いつまでも出来ませんとはいかないのだ。
「だめだ。覚えられない。」
とうとうベッドに寝転がって紋章学の本を投げ出した。こら行儀が悪いぞ。
「こんなことなら領地の代官とか吹っ掛けなきゃ良かった。」
私は弟がどこか知らないところに行く方が不安だったから、領地行きが決まって安心したけどね。
Rice_or_Panko
INFOCoC『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』--------------------------------------
KP➤ぱん
PC/PL
HO1A➤城之内 ネコスキー/ネコスキー
HO2A➤人為 装花/猫さんの肉球
HO3A➤リク・ミアーズ/2U3K
(敬称略)
--------------------------------------
END:1生還2ロスト
ganggugui11
MAIKING勢いとノリで書き始めてしまったバディコパロ時空のパーバソ、導入部分です。色んな設定盛り盛りだけど、かなりアイデアが膨らんだので頑張って続けるためにアップします。この時点では名前すら出てませんが。
マイ推し達が一緒に仕事したりくだらないおしゃべりしたりするのが見たいんじゃあ! 4
saf_mhyk
DONEブラネロWebオンリー「そういうことにしてるつもり!」13開催おめでとうございます!サクッと楽しんでいただきたい、口溶けの軽いお話です🍫(今年のバレンタインイベのログスト(1)を下敷きにしています。読まなくてもたぶん分かりますが、読んでからの方がよりクスッとしていただけるかも)
最近「不憫ネが美味しいブーム」が何度目かの再燃をしています。
そういうことです バアン! と派手な音を立てて、バーの扉が開く。さては北の連中か、と身構えた拍子に、ネロは今しがた口に入れたばかりのものを飲み込んでしまった。
「んぐっ……」
——あ、勿体ねえ……。
鼻に抜ける、濃厚かつ芳醇な、甘い香り。しかし、バーの中にほとんど転がり込む勢いで入ってきた意外な人物に、余韻を味わおうという気分は吹き飛んでしまった。
「ネロ!! ……っ! ああ、遅かったか……!」
「ファウスト……!? どうした、そんなに慌てて」
ファウストはよほど急いで駆けてきたのか、乱れた髪の毛と衣服を直しもせず、なにかとてもまずいことでも起きたように、忙しなく視線を走らせた。
「まあまあファウスト。そう慌てずとも、どうです、あなたもひとつ」
3191「んぐっ……」
——あ、勿体ねえ……。
鼻に抜ける、濃厚かつ芳醇な、甘い香り。しかし、バーの中にほとんど転がり込む勢いで入ってきた意外な人物に、余韻を味わおうという気分は吹き飛んでしまった。
「ネロ!! ……っ! ああ、遅かったか……!」
「ファウスト……!? どうした、そんなに慌てて」
ファウストはよほど急いで駆けてきたのか、乱れた髪の毛と衣服を直しもせず、なにかとてもまずいことでも起きたように、忙しなく視線を走らせた。
「まあまあファウスト。そう慌てずとも、どうです、あなたもひとつ」